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総力で闘った06春闘の勝利を基礎に反合・運転保安確立、組織拡大へ全力でたとう!
−動労総連合第20回定期委員会開催(4/18)−

動労総連合第20回定期委員会をにて開催

 動労総連合は、4月18日第20回定期委員会をパークサイドホテルにて開催し、総連合傘下の各単組が総力で闘い抜いた06春闘を総括するとともに、激動するJR情勢のもとで動労総連合の真価を発揮する時が到来しているなかで、今後の闘いに総決起することを確認した。また今年が動労総連合と水戸、西日本、高崎連帯の各単組が結成20周年をむかえることから、20年間の闘いの歩みにふまえ、組織拡大に各単組が全力で取り組むことを確認した。
 定期中央委員会は、国分副委員長の開会のことばで始まり、議長に山中委員(動労千葉)を選出して進められた。冒頭の委員長あいさつで、君塚委員長は、「本委員会の課題はまず各単組が取り組んだ06春闘の総括にある。春闘総体はベアの実施はいくつかの組合であったものの労働者の闘いの結果ではない。総連合は反合・運転保安確立の春闘として、傘下各組合がそれぞれ闘い抜いてきた。JRの安全の危機のなかで、安全は労組の闘いで強制するものとして闘ってきた。安全闘争にたいする処分の強行は、敵の弱点をついたからだ。組織拡大も一歩ずつ前進している。各組合の努力に敬意を表する。これから情勢は、教育基本法、国民投票法案、共謀罪、行政改革、医療制度改革、トランスフォーメーションなどさまざまな問題が出されてくるが、闘うなかからはね返そう。4・4国鉄集会に4600名が結集したが、一方で政治決着には総連合がじゃまという動きもあるのも事実、原則的立場を崩さず原職復帰をかちとるため闘い抜こう。これから将来展望をもって闘っていこう。」とあいさつした。つづいて執行部より議事の提案がされ、質疑討論を行った。

 【出された意見】
 ■3月10日五日市駅で第一波時限ストを闘った。駅では契約社員化による要員削減がだされている。削減は許せないという立場で闘った。ストのとき1000枚のビラを用意したが、どんどん吸い込まれた。運転保安は絶対にゆずれない。第二波は吹田機関区で要員問題を中心に闘った。職場をふくめて大きくもりあがり、国労の仲間からメッセージをもらった。ストを毎年闘う中から、平成採をふくめて職場の中に動労西日本への連帯感が生まれている。(動労西日本)
 ■高崎は、団体交渉で運転保安を追及し、宿舎ビラ入れ、地区労集会ビラ入れなどを取り組んできた。運転保安では、電柱やレールの老朽化を指摘し、電柱21箇所やレール3箇所は予算化できしだい対策をとるとの回答を得た。高崎では12月ダイ改で職場の再編が強行され、3運輸区・1車両センター化となった。2月には他線区他車種を経験するという「スキルアップ転勤」と称した配転攻撃が行われ、他組合員だが7名の転勤が発生した。運転保安をめぐっても速度違反、出区点検などが問題となり、本社・支社が現場に入り、現場管理者が「激励行動」と称して添乗などを行っている。安全と組織拡大を柱に取り組んでいきたい。(動労連帯高崎)
 ■今春闘は、闘う労組としての団結をどう打ちだせるのか、運転士、車掌、検修、関連事業と職種が違う中での団結を求めて勝利してきた。ストの過程で街宣を行い、地域に労働組合は闘おうと呼びかけた。また運転士登用差別と一丸となって闘う体制をつくりあげた。会社は、職場規律をつまらないことでやってきている。労働者がなめられているのではないか。水戸支社の経営計画で、新系列車両への統一で常磐線普通列車の130キロ運転が出されている。常磐線は、こうした施策のテストケースとして他支社に先行しているが、これには構えていきたい。安全闘争の構築をかちとっていきたい。水戸でも、改憲阻止の闘いで党派を超えた動きがある。積極的にかかわっていきたい。組織拡大を加速するものとして、安全闘争や改憲阻止を闘って、20周年にむけていきたい。(動労水戸)
 ■06春闘は安全が問題となった。反合・運転保安確立、蘇我運輸区新設、幕張縮小攻撃との闘いとなった。幕張で13日に第一波スト、また10日から安全運転闘争として全線区で最高速度の10キロダウンを闘った。とくにNEXが焦点になり、職場では警告書が出され、職制が2人乗ってきた。18日までストを闘い、第3波は貨物がストに入って、7年連続ベアゼロを弾劾した。安全は資本に強制しなければできない。レール交換もそうしたからできた。労働組合が闘わなければ安全はかちとれない。1047名闘争は、解雇撤回まで支えていかなければならない。組織拡大に本気になってやっていきたい。安全問題などを平成採に話していきたい。乗務員分科会として、ダイ改後の実態調査の問題と、特に構内における安全問題を闘っていきたい。(動労千葉)
 ■改憲されたら労働組合をとりまく状況は大きく変わる。すでに公務員の運動禁止が国民投票法案では出されている。絶対に許してはならない。館山では、春闘で市内にビラ入れをおこなった。安全運転行動では、厳重注意処分がひとり出された。皆が同じことをやっているのに許せない。これからも最高速度を出さない取り組みは必要なのではないか。(動労千葉)

 この後、執行部より答弁が行われ、議案を拍手をもって承認した。委員会宣言を採択し、最後に小川中央執行委員の閉会のことば、君塚委員長の団結ガンバローで委員会は終了した。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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