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教育基本法・憲法改悪をとめよう!国会行動にたつ
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登壇した東京の被処分者の教育労働者たち
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3月31日、東京・日比谷谷音において「教育基本法・憲法改悪をとめよう! 全国集会」(同連絡会主催)が開催された。今通常国会に教育基本法改悪案、憲法改悪のための国民投票法案上程の動きが急ピッチで進められようとしている。寒風が吹きつけるなか、全国から危機感をもった4000名をこえる人々が集まり、国会に向けてデモにたちあがった。
集会では、よびかけ人の小森陽一氏は「この2週間が勝負です。この声を国会に届け、全力で反対運動をひろげよう」とよびかけた。
また、大内裕和氏は、「教育基本法改悪は、9条改憲と一体だ。これに抗する『日の丸・君が代』強制に反対する教育労働者の闘いは、戦争協力を教育現場において拒否する闘いだ。こうした労働者の闘いと沖縄や岩国など米軍基地再編に反対する闘いと連帯して闘おう」と訴えた。
「日の丸・君が代」強制と処分に反対して闘う東京の教職員がそろって登壇すると、会場から大きな声援の声があがった。
折しもこの日、今春の卒業式などで「日の丸・君が代」の強制に反対して不起立・不伴奏で立ち上がった教育労働者に対して、東京都教育委員会はまったく不当にも33名に処分を強行してきた。
都知事石原は、「きちっとした処分を重ねていかないと、教師たちの反省にはつながらない」(3/16都議会)などと発言し、不服従で闘う教育労働者に対して、処分恫喝で闘いを圧殺しようとしていた。しかし当日、処分発令の会場には全国から300人の支援者や連帯して闘う教育労働者らが集まり、抗議の声をあげた。また被処分者は処分に屈せず、あくまで闘いぬく決意を表明した。停職3ヶ月の処分を受けた教育労働者は「大勢で闘うことが最大の防御」と、処分恫喝で決して屈しない決意を示している。
集会後、国会に向けての請願デモは長蛇の列となって続いた。衆議院・参議院各議員面会所前で、寒風をついてあがるシュプレヒコールが国会にこだました。
この4〜5月が憲法改悪のための国民投票法案、教育基本法改悪攻撃との最大のヤマ場となる。また共謀罪などの治安立法もこの通常国会で新設が狙われている。なんとしても阻止しよう!