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第Y期労働学校に集まろう
基礎講座4月15日、実践講座4月22日開校

 第Y期労働学校が4月15日(基礎講座)、4月22日(実践講座)に始まります。労働学校は、この5年間で多くの修了者を出し、その一人ひとりが職場で組合で実践を行っています。
 憲法改悪が策動され、大企業が空前の利益を上げる中で労働者の賃金は据え置かれるか引き下げられる状況におかれています。今こそ闘う労働運動の再生を勝ちとらなければなりません。そのためには労働者解放の理論、この世の中を変えていく理論が必要です。
 第Y期労働学校に参加し、共に学び交流を深めよう。

昨年までの修了者の感想を掲載します。

○ 一年学習して、本当に自分が国家、資本にだまされて生きてきたことを実感しました。法律さえわれわれの味方とは限らないことは驚きでした。こんな社会を変えるには労働者による革命しかないこともよく分かりました。
 職場で活動してゆく上で、職場問題と世の中の動きを一体のものとして捉えていかなければならないということを実感できたことは大きな収穫でした。民営化と戦争を止めるために、学習したことを胸にマルクス主義の原理で闘っていきたいと思います。

○ 私が変わったことの一つ。それは「労働」に対する考え方を認識し直したことだ。我々が労働を提供して社会が成り立つ。公務員であってもそれは同じということ。もう一つはそれは異職種の仲間がたくさん増えたことだ。変わったことの一つ、それは社会のしくみにまで目を向けられるようになったことだ。ここに来なければ、今、日本で起こっていることと経済界を結びつけて考えるという視点は得られなかっただろう。

○ 私はこの2年間で全く違う人間になり、今までにない能力を身につけてきました。人にコミットする能力。人の痛みを自分のものと感じる能力。敵の攻撃を自分の力に変える能力。この能力は私を患者さん側に立てる看護師に自ら育てています。私は「労働者階級だ!」と分かったとたんに、全ての労働者階級の人々とつながる。私は「労働者階級だ!」とわかるのは理論だろうけど、胸をはって言える力は熱(あいつらみんな私の仲間なんだぜという自信と自慢みたいなもの)だ。闘っていないかぎり理論を欲しない。まず、団結したいと思っているとなりの労働者を闘いの(敵の攻撃に)渦中におけ。

基礎講座カリキュラム

2006年4月15日(土) 13:00〜 開校式
 ◆開校にあたって  労働者学習センター代表 中野 洋

4月15日(土)13:30〜・5月20日(土) 13:00〜
 賃労働と資本について
 講師 藤村 一行(社会問題研究家)
 賃金労働者とは、資本とは何か、資本主義社会の経済的基礎を学ぶ
6月17日(土)・7月15日(土) 各13:00〜
 現代の帝国主義について
 講師 島崎 光晴(経済問題研究家)
 労働者を食わせていくことができなくなった現代の帝国主義の危機を明らかにし、労働者の立場に立った時代認識を学ぶ
8月19(土)・9月16日(土) 各13:00〜
 資本主義とはどういう社会か
 講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・東日本国際大学教員)
 マルクス主義経済学者。『資本論体系の方法』(日本評論社)、『資本論とマルクス主義』(河出書房新社)、『経済学方法論序説』(弘文堂)、『「国鉄改革」を撃つ〜公社交通の再生』(緑風出版)など著書多数。資本主義社会について全面的、体系的に明らかにする
10月21日(土)・11月18日(土) 各13:00〜
 近代日本史とナショナリズム
  第1回「つくる会」教科書に見る近代史像
  第2回 戦後日本におけるナショナリズムと国家主義
 講師 伊藤 晃(千葉工業大学教授)
 『無産政党と労働運動』(社会評論社)『転向と天皇制』(勁草書房)『日本労働組合評議会の歴史』(社会評論社)など著書多数。昨年、労働者学習センターから『戦争と労働運動』を出版
12月17日(土)・2007年1月20日(土) 各13:00〜
 国家について
 講師 天野 浩二(社会問題研究家)
 「国を守れ」という宣伝が吹きあれるなかで、労働者の立場から国家とは何かを提起する
2007年2月17日(土)・3月17日(土) 各13:00〜
 労働者の生き方
 講師 森尾 誠(社会問題研究家)
 マルクス主義の復権に力を注ぐ。労働者は社会の主人公であることを明らかにする

2007年3月17日(土) 16:00〜 修了式


実践講座カリキュラム
2006年4月22日(土) 13:00〜 開校式
4月22日(土) 13:30〜
 国民投票法案−改憲阻止のたたかい
 講師 鈴木 達夫(弁護士)
 動労千葉顧問弁護士。労働運動の経験もあり、実践者の立場から労働運動の決戦的闘いになっている国民投票法案−改憲阻止のたたかいについて提起する
6月24日(土) 13:00〜
 反合・運転保安闘争について
 講師 田中 康宏(動労千葉委員長)
 全面的民営化・規制緩和攻撃が吹きあれる中で、その攻撃と対決し、勝利できる反合闘争論を提起
8月26日(土) 13:00〜
 韓国労働運動の歴史とたたかい
 講師 金 元重(千葉商科大学教授)
 ゼネストに立ち上がっている韓国・民主労総のたたかいと歴史をわかりやすく明らかにする
10月28日(土) 13:00〜
 労働者の団結権を奪い去る労働契約法を斬る
 講師 斉藤 弘平(元総評オルグ)
 07年の通常国会冒頭に上程が予定されている「労働契約法」は、現行の労働基準法を根底から否定し労働者の団結権を全面的に奪い去る超悪法である。闘う労働運動の防衛と再生のために、理論武装と反撃態勢の確立が求められている
12月23日(土) 13:00〜
 社会保障制度改悪について
 講師 山部 明子(社会保障研究家)
 戦後社会保障制度が「三位一体改革」と一体となって全面的に解体されようとしているなかで、その闘いは労働運動の中心テーマになってきている
2007年2月24日(土) 13:00〜
 労働組合とは何か
 講師 中野 洋(労働者学習センター代表、動労千葉前委員長)
 動労千葉のたたかいの経験をとおして階級的労働運動の核心について提起する
2007年3月17日(土) 16:00〜 修了式 (基礎講座と共同)
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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