2・19動労千葉第54回定期委員会へ!
戦いの原点−反合・運転保安確立へ向け安全運転闘争に起とう!
動労千葉第54回定期委員会が、2月19日(日)13時からDC会館において開催される。
この第54回定期委員会は、まさしく第二の分割・民営化攻撃の新段階との対決という意味において、歴史的かつ画期的な委員会としての位置を持つものとなった。
時代に通用する飛躍した闘いを
その中心課題は、06春闘が動労千葉の存亡と、この時代に通用するために飛躍をかけた闘いなのだ。ゆえにわれわれは反合・運転保安闘争の原点に立ち返り、この基本路線の下に全組合員の団結と理念を結集して、それを組織し、まなじりを決した闘いに起ち上らなければならない。
開いなくして安全なし二度と尼崎−羽越線事故を許すな!
とりわけ、尼崎事故、羽越線事故、レール破断の続発に見られる安全の崩壊と危機的状況、幕張締小攻撃、蘇我運輸区新設をめぐる組織攻防戦、「JR結託体制」の瓦解というJR情勢の激動化、1047名闘争の正念場等々の直面する情勢を判断するとき、何よりも06春闘をわれわれは、「反合・運転保安春闘」、「組織拡大春樹」として、安全運転闘争、そしてストライキを含む闘いを配置して、全力で決起することが必要なものだ。
いよいよ第二の分割・民営化攻撃との新段階とも言うべき決戦が目前に迫っている。この5年間の成果はまさしく国鉄労働運動の中でも画期的な状況を切り拓いてきた。検修構内外注化攻撃を5年間にわたって阻止し、これを突破口としてシニア制度を打破、駅営業関係に強制配転されていた14名の仲間を検修職場に奪還、レール破断やボルスタレス台車の問題点を明確に指摘し、尼崎事故に対する反合・運転保安闘争−安全運転闘争を処分攻撃を跳ね返して貫徹、この安全運転闘争が労働者階級の熱い支持と共感を得たことは、今日の全社会をおおう民営化、外注化、転籍−出向攻撃という嵐のような、小泉−奥田体制による攻撃との対決の展望を持し示している。
レール破断の現実が示す危機!
しかしながら尼崎事故に対する闘いと、その切り拓いた地平は、いまだほんの一歩に過ぎない。分割・民営化そのものを打ち砕く闘いの序曲に過ぎないものだ。そのことを如実に示していることは、この1月7日に発生した、絶武緩行線、西千葉〜稲毛間のレール破断だ。05年の安全運転闘争で破格の予算が付き22Kmのレール交換が実施されている中で、またも3年連続してレールが割れるという事態が発生したのだ。これは単にレール交換だけでは、物事の根本解決にはならないということを、はっきりと目に見える形で示した。その原因が保守部門の全面外注化、規制綾和政策による検査周期の延伸、スピードアップにあるものである以上、ここにメスを入れる闘いを組織しない限り、これからも線路の亀裂という事態は発生する。実際、全国においてもこのレール破断は発生していたのだ。千葉支社だけの現象ではない。こうした線路の危機的状況に加えて、その上を走る車両は軽量化を極めたとも言える新系列車両であり、台車は空気バネによって支えられたボルスタレス台車という、経費を徹底的に切り詰めるために設計された車体なのだ。それがスピードアップと乗務員に対する徹底した職場規律攻撃の中で発生したのが、乗員・乗客107名の尊い生命を奪った尼崎事故であり、まさしく分割・民営化が労働者の命を奪うものであることを示したのだ。
さらに昨年の羽越線脱線事故だ。規制緩和政策が徹底して進められた結果が、この事故の本質にある。まさしくこれも分割・民営化が引き起こしたものだ。これに対して労働組合がどういうスタンスをとるべきなのか?労働組合としてどういう闘いをするべきなのか?労働者としてどういう立場をとるべきなのか?国鉄労働運動とはどういうものであったのか?いまこそそれが問われている時期はない。われわれは昨年、まなじりを決して安全運転闘争に起ちあがった。これはもはや安全の崩壊が看過できないところに来ていること、安全の危機的状況がいまや労働者の生命を奪うものであること、その危機的状況がJRのどこの線区、どこの場所においても発生する可能性があるのだ。もはや黙過できない。闘わなければ安全は絶対に確保出来ない。そのことをこの二つの事故はわれわれ労働者に突きつけた。
動力車の名前をかけた闘いを!
動力車労働組合の名をかけて、同じ労働者の命を守り抜く闘いそれこそが安全運転闘争だ。それこそが分割・民営化政策の根本間題に切り込む闘いの道だ。これこそが反合・運転保安闘争を原点とする動労千葉の闘いだ。この聞いに全乗務員は合流しよう。06春闘決戦段階の闘いへ向けて、全力で第54回定期委員会において闘う方針を確立しようではないか!この闘いが動労千葉の存在と原点を、JRの全労働者の闘いへの合流を加速するものだ。闘いなくして安全なしの労働運動に結集しよう!
第54回定期委員会
日時 2006年2月19日(日)
場所 千葉市・DC会館
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