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10・9三里塚集会に1200人
北側延伸攻撃粉砕!40年の全てをかけて

10・9三里塚現地全国集会が開催され全国から1200人が結集

 滑走路の北側延伸攻撃が切迫する緊迫した情勢のなか、10・9三里塚現地全国集会が開催された。集会は泥濘の中、全国から1200人が結集し、闘いへの決意を全体のものとした。

40年の闘い!

 集会ははじめに、反対同盟・鈴木幸司さんが、「40年間、故戸村一作委員長が言った『闘えば必ず勝つ』の信念のもと闘い続けてきた。これから何十年かかろうと絶対に勝利する。権力がいかに来ようとも全人民の力ですばらしい闘いを成長させてきた。
ここには『勝つ』という二文字しかない。大きな使命をもっていることを肝に銘じて、いかなる困難ものりこえてきた」と力強く開会を宣言。
 続いて、主催者を代表して、北原事務局長が「闘いは足掛け40年を迎えたが、未だに成田空港は完全空港にならない。なぜなのか? 肥沃な農地を破壊し、暴力をもって建設を強行するという攻撃が当然の報いを受けたのだ。小泉内閣は『改革』というスローガンを掲げている。だが、この4年間の改革路線は国民不在のものだった。選挙結果はますます悪い状況をつくる。ひとりひとりが起ち上がり声をだし、勇気をだしてここに結集している。三里塚に来るのは、今の攻撃が許せないからだ。海外のどの国に行っても三里塚の話しが出るそうだ。労働者が国際連帯をつくり、農民が労働者と共闘することが最も求められている。成田空港の軍事使用、自衛隊のイラク派遣を許すことはできない。『北延伸』攻撃など絶対に認めない。われわれは絶対に譲らない。三里塚が勝たなかったら日本の未来はつかめない」とあいさつを行なった。
 萩原事務局次長の基調提起では、本集会が、9・11選挙で三分の二を獲得した小泉政権と対決する集会であること、そして、切迫する北側延伸攻撃との闘いが強く訴えられた。

動労千葉の発言

デモに起つ動労千葉の部隊。掲げているのはAMFAストライキ支援のプラカード

 特別報告にたった、動労千葉・田中委員長は、「北側延伸が切迫している。小泉自民党の圧勝の中で、三里塚闘争の持つ意味はますます大きくなっている。動労千葉はこの間、尼崎事故に対して安全運転闘争に起ちあがり、今も継続している。JR東日本は『運行管理権を奪う違法行為だ』といって、監視・現認体制をとり、不当処分を強行し、警告書を掲示して闘いを圧殺しようとした。しかし予想を越える反響・共感・支援の声が無数に寄せられ、われわれはこの闘いに勝利した。腹を据えて原則を貫いて闘えば、情勢全体が動くことを確信した。巷には腹の底から煮えたぎる怒りが渦巻いている。与党が三分の二議席を獲得し、あらゆる反動法案が通り改憲の発議ができる状況だ。『27万人の既得権』などというウソとペテンで郵政労働者が差別・選別され、首を切られようとしている。政府は労働者が団結することを恐れている。だが背景のあるのは資本主義体制の危機だ。ここに重大な展望がある。9・15鉄建公団訴訟反動判決は断じて認められない。画策されてるい『解雇金銭解決制度』を先取りする反動判決だ。こうした全ての声を11・6日比谷野音に結集させたい。戦争をし、奥田ビジョンを貫徹するという小泉の反動に対し、労働者の側の闘いをつくりあげよう。集会は画期的なものになろうとしている。韓国からは20名の参加、アメリカからはILWUを先頭に、港湾・航空・鉄道労組などの代表が来日する。腐り切った社会を変える労働者の団結をつくりあげよう」と熱く訴えた。

全力で11・6へ! 小泉の暴走を許すな

 郵政民営化法案が成立した。民営化によって、国鉄分割・民営化のときと同じように40万人の郵政労働者が差別・選別され、首を切られようとしている。数百万人の公務員労働者が民営化の嵐にさらされようとしている。民営化とは無数の労働者の首切り攻撃であり、労働組合破壊攻撃だ。
 憲法9条の改悪−戦争が迫っている。衆院には常設の憲法特別委員会が設置され、改憲のための国民投票法案が上程されようとしている。自民党は11月15日までに改憲草案を発表すると言っている。団結した労働者の闘いこそが戦争を止める力だ。

この現実に怒りを!

 すでに年収200万円以下の世帯が全世帯の2割に達している。労働者の平均年収は7年連続で下がり続け、15年前の賃金水準に後戻りした。膨大な労働者が団結を破壊された非正規職に突き落とされている。貧富の差が止めどなく拡大し、闘わなければ生きられない現実がつきつけられようとしている。これこそが小泉や奥田によってもたらされたものだ。雇用も賃金も、年金も、全てが破壊され戦争に突き進む我慢のならない現実に怒りの声をあげよう。

11月集会に1万人を

 小泉反動内閣打倒! 労働者の団結と闘いを今こそつくりあげよう。今この時代に欠けているのは、総選挙に訴えた小泉の危機感を上回る迫力をもった左の側からの闘いだ。デマとペテンの大キャンペーンで真実を塗り隠す小泉ファシズムを許すな! もう我慢できない。黙っていることはできない! 戦争と民営化=労組破壊にたち向う労働者の国際的団結を! 11月6日、日比谷野音に1万人の怒りの声を結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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