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第34回定期大会1日目報告
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第34回定期大会は安全運転闘争が切り開いた大きな地平を総括し、総選挙後の重大な情勢に立ち向かう新たな闘いの方針を確立した |
第34回定期大会が、10月2日から2日間の日程ではじめられた。本定期大会は、何よりもレール破断の多発や尼崎事故に対する安全運転闘争が切り開いた大きな地平を総括するとともに、総選挙後の重大な情勢に立ち向かう新たな闘いの方針を確立することにある。
大会は、君塚副委員長の「昨年の33回大会からこの一年間、風穴を開けた05春闘の闘いから、11月集会での国際連帯集会の結実など大きな成果をあげてきた。尼崎事故は分割・民営化が元凶の事故だ。こうした闘いの中で平成採1名を獲得した。これは第一歩だ。いかに拡大できるかどうかが問われている。動労千葉に追い風が吹いている」
と開会のあいさつを行なった。
議長団に、津田沼支部・相馬代議員、木更津支部・佐野代議員を選出したあと、冒頭、本部・田中委員長があいさつを行なった(要旨別掲)。
続いて、来賓のあいさつでは、全金本山労働組合・青柳副委員長より、解雇撤回闘争の勝利の報告がなされ、車の両輪である三里塚芝山連合空港反対同盟・北原事務局長より、「地球上の労働者が団結すれば戦争をふせげる。小泉政権は戦争の道へと進んでいくだろう。成田空港の軍事使用をみても、日本は戦争への道へと進んでいる。三里塚は40年にわたって軍事使用を許さない闘いを行なってきた。労働者と農民との連帯が絶対に必要な時代がきた。三里塚は厳然と勝利の道を進んでいる。国際連帯をスローガンに勝利をめざし最後まで闘う」とあいさつを行なった。
動労千葉顧問弁護団・葉山弁護士からは9・15鉄建公団判決は、現状回復なき不当労働行為など断じて許せない。この判決は、動労千葉の東京地裁九名の訴訟を全面的に否定されるものだ。断固批判し粉砕すると訴えた。
続いて、社民党・千葉県連合・若松副代表、新社会党・長南書記長、スタンダードヴァキューム 自主労組・山川書記長、都政を革新する会・長谷川英憲さん、動労水戸・坂場執行委員、動労千葉を支援する会・山本事務局長、動労千葉OB会・白石会長、家族会・佐藤会長、議員団・中村御宿町議、水野勝浦市議の各位より、小泉−奥田路線を打ち破っていく労働者、住民の未来を開くものとして、11・6集会に結集していこう。民営化と労組破壊と闘うすべての闘いは、この1年1年が勝負だ。予測のつかない時代の中で、団結して闘えば労働者の思いが実現できるということを、安全運転闘争の中に見ることができる。団結して共に闘うということを痛切に感じる。等々のあいさつが表明された。
大会は、このあと一般経過報告〜会計監査報告、そして2005年度運動方針(案)までの提起を行い、1日目の議事を終了した。
そしてこの間の闘いの中で、動労千葉に結集した、新組合員歓迎会を、千葉市・「ぱるる」において行い、10代の新たな活力ある組合員を得て、さらなる組織拡大への、意気込みを全支部が確認する大盛会となった。
小泉に対して、命がけの決意を固めたものがいたのかどうか。左側の分岐をつくって、11・6労働者集会に1万人結集を実現しよう |
動労千葉は、第1波ストから20年、堂々とわれわれはここにいる。これから分割・民営化に反対して闘ってきたことが活きてくる。安全運転闘争を中心とした勝利の地平を組合員全体で確認しよう。尼崎事故は多くのことを突きつけたが、分・民で労働組合の団結が失われたからだ。二度と尼崎事故を起こしてはならない思いを込めて、安全運転闘争に起ちあがった。ここで闘えなかったら、分民から今までに起こったことを認めたことになってしまう。安全問題は原点の闘いであり、ゆずることの出来ない闘いだ。
闘いに入るやいなや想像をこえた支持、共感の声が集中した。ここには社会のあり方そのものに対して我慢のならない声が一斉に噴きあがった。反合・運転保安闘争路線−船橋事故闘争以来30年の闘いが団結の中心軸にある。尼崎事故の問題は1年〜2年で決着するものではない。この闘いがJRにおける力関係だけでなく労働運動再生の道へ起ったということだ。
自民党の圧勝−与党が3分の2を占めたことは、どんな反動法案も通り憲法改正の発議が出来る議席を持ったということだ。奥田ビジョンを貫徹させる党、戦争の出来る党に転換した小泉に対して、命がけの決意を固めたものがいたのかどうか。左側の分岐をつくって、11・6労働者集会に1万人結集を実現しよう。労働者の怒りを止めることは出来ない。
9・15判決は、分断する意図を持っ常に悪辣な判決だ。真の団結を築かなければならない。動労千葉はもう一歩階段をのぼり、胸をはって、反合・運転保安闘争の成果をもって、全支部が一斉に組織拡大にうって出よう!