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No.

9月10日〜11日
車両技術分科会−動労水戸との交流会を開催
闘いの絆深まる!

動労水戸との熱い団結の輪!

 9月10日〜11日、車両技術分科会による動労水戸の検修職場の組合員との交流会が、水戸の地において開催された。
 これは反合・運転保安確立の闘いの一翼を担う、技術部門における闘いの交流と発展を築くものとして、以前から車両技術分科会の中で話題にのぼり計画されていたことではあるが、今回はじめて検修相互の組合員の所属する職場活動の報告、検修の観点からの実態調査、闘いの展開などを中心として、動労千葉側から12名、動労水戸側から9名の組合員が参加し、親睦を含めて行なわれた。

兄弟組合として共に歩んできた闘いの成果が交流会を実現した

 今回のこの車両技術分科会の交流会の画期的なことは、兄弟組合である動労水戸との現場組合員同士が、現場の問題を具体的に直接話し合い、今後の検修職場からの闘いの糧となる基礎を築いたことにある。
 いままで動労総連合の大会や集会などでは顔をあわせ、それぞれが親近感を深めてきたが、実際の職場の問題を、現場の組合委員同士が検討しあえる場というものは、残念ながら実現にはいたらなかったのが実態だった。しかしながら、この間、その相互の組合員同士の中から、こうした交流を通した機会の設定を求める声がわきあがり、実際の企画が推進され、第一回の動労水戸との交流ができたことは、ひとえに動労総連合の仲間として共に歩み、共に闘ってきた歴史と軌跡がここになったということだと考える。

闘いの基礎をなしている反合・運転保安確立のスローガン!

 つまり反合・運転保安確立の闘いが、この動労水戸との交流会を導きだした礎にあるということだ。われわれはこの闘いのスローガンをさらに高く掲げた闘いに邁進しようではないか。闘いが仲間との交流を引き出す!闘いはともに闘う仲間を引き寄せる!闘いこそが職場の安全を確立する!反合・運転保安確立のメッセージこそが、いまのJRの安全無視の体制の矛盾を突き崩し、労働条件を確立するもととなる。われわれの、この間の安全運転闘争が獲得したものをみればそれは一目瞭然だ。

検修職場からの闘いを一歩押し上げた動労水戸との交流会!

 車両技術分科会は、この第一回の動労水戸との交流会を通して、検修からの闘いをさらに一歩前に押し上げた。動労水戸の仲間との団結は、われわれの胸を熱くした。今回参加した検修職場の組合員がその成果を職場に持ち帰り、今後の現場からの闘いのよすがとなるものとなった。
 交流会は、動労水戸・木村書記長の開会と進行により行なわれ、今回、車両技術部門での交流会実現までの経過が報告された。
 続いて、参加した動労千葉12名、動労水戸9名からそれぞれ自己紹介が行なわれ、はじめに動労千葉・川崎執行委員から 「車両メンテナンス近代化(第V期)」計画と闘いぬき、反合・運転保安確立−検修構内業務の全面的な委託攻撃を阻止しよう!をテーマとして提起が行なわれ、「車両メンテナンス近代化(第V期)」攻撃が、ニューフロンティア21で貫かれた市場原理=「コスト削減」、利益優先を徹底的に強調するものであり、これから、車両配置・検修集約、首都圏における大規模な基地統廃合が計画されていること、とくに、鎌倉総合車両所の工場機能廃止と幕張からの217系の業務移管、鎌倉総合車両所の廃止による要員の異動が06年3月と目されていることなどが提起され、大量退職に伴う要員問題の矛盾が爆発する状況にあることが明確にされた。そしてこうした攻撃の中で、動労千葉が団結を維持し闘いぬき大きな成果をあげてきたこと、反合・運転保安確立の路線が、この三ヵ月間の安全運転闘争を貫徹させ、イギリス鉄道でも実現していない22Kmのレール交換や、減速運転を行なってきた危険ポイントへのATS設置、何よりも安全に対する圧倒的な大衆の支持の声を結集してきたことを訴えた。

検修からの運転保安確立の闘い

 交流会は、次に、動労千葉・半田車両技術分科会会長より、「今回の交流会実現にいたるまでの各位の尽力に感謝し、今回が第一回として今後の検修職場からの、安全問題の摘出、日常的な職場活動、相互の親睦をはかっていきたいと考えている。JRの安全崩壊の実態をみるとき、職場で実際に車両を保守している検修の立場からの闘いがより一層求められている。その意味からいってもその責務は重大だ。
車両技術部門からの安全を確立する闘いが、この間、動労千葉が行なっている安全運転闘争の意義を高め、そのステージを補完し、さらにより一層闘いを押し上げるものとするためにも、安全問題に妥協はないことを肝に銘じて、車両技術分科会の闘いを推進していきたい。水戸の仲間との団結強化はさらなる職場での闘いの力となることを確信している」とあいさつが行なわれた。

職場報告から得た大きな成果!

 つづいて、各職場報告として、動労千葉側から検修・構内外注化を阻止しつづけている幕張支部・山田支部長より、次に京葉車両センターの実態を繁沢副委員長が、そして木更津支部から気動車の問題を荒井車両技術分科会執行委員が提起を行なった。
 動労水戸側からは、勝田電車区と大子運輸区の職場報告が、それぞれ行なわれ同系列車両の検査・修繕を行なっている立場から、顕著な故障例の実態や実際にどのような体制で業務を執行しているのかなど、具体的なところも含めて意見交換が行なわれ、今後の職場生産点の闘いの力を得るものとなった。とりわけ今次ダイ改で、常磐線に導入された、新系列車両と同系車両を保守している、幕張支部からの、空気バネなどの写真による故障実態は、検修の闘いの参考となったものと思われる。そしてわれわれが水戸の仲間達から得た資料も大きいものがあった。
 動労水戸との交流会はこのように大成功裏に終了した。そして新たな動労総連合の組合員同士の絆を深めるものとなった。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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