home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

洗浄線4番−5月19日、入出区の際、構内担当者が異常を発見。写真では奥側のレールがズレて浮き上がっていた。同日、洗浄線4番を使用停止し、保線による修繕が行われた
洗浄線2番−レールの間隔が3pほど開いてしまっている
9番1区と2区の中間ぐらい、レールつなぎ板左側ボルト折れ
20番2区後方のポイント付近、ボルトが折れている。また、その隣の箇所はナットが大きくゆるんでいる
その他、全般的に構内について犬釘が浮いている箇所、斜めに曲がっているところは、数限りなくある
26番1区信号の2つ手前のつなぎ板部分、犬釘が1本根本から折れている

レールが危ない!幕張車両センターの実態

本線だけではないレールの危機的状況−これが幕張構内の実態

 JR東日本の推し進めている現在の全面外注化による保守部門の危機的状況は、今日、本線においてのレール破断、軌間縮小、軌道きょう落、レール面のシェリング傷の多発、等々、すさまじいまでのレールの異常が表面化している。
 しかしながらこれは本線部分だけではなく、駅構内、車両センターの構内や、引き込み線などでも危機的状況にあることがますます明らかとなっている。
 写真は、幕張車両センターの構内で発見されたものであり、業務で構内を移動中に、犬クギの折損、浮き上がりなどを見つけたことによって、「これは大変な事態になっている」という安全に対する視点から、現場組合員の構内レール調査などによって、以上のような状態が判明した。
 構内ということで、本線上のようなスピードは出ていないとは言え、入出区、入換え等によっ、このようなレール状態であること、また、構内ということで保守が本線よりも据え置かれている現象がここにある。
 軽量化車両に使われているボルスタレス台車については、低速でも脱線の危険があるというレポートさえあるのが実態だ。地下鉄日比谷線の脱線事故はそれを証明しているのではないか。
まさしく安全に対する危機感を持たなくてはならない。

まさしく保守部門の外注化の弊害が直撃している。5月20日には、現場で労働安全衛生委員会により、現場当局からも保線部門に修繕依頼がされ、実態調査に来たが、修繕箇所につきチョークで印を付けていっただけであり、現在もなおこの現状は変わっていない。外注会社に発注するにあたり、件数が揃わないと行われない実態がここにある。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る