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要員不足のなか、労働強化策すニューストリーム2007と対決を
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労働強化策すニューストリーム2007と対決を!貨物協議会第14回総会が、4月25日DC会館にて開催された |
貨物協議会第14回総会が、4月25日18時からDC会館にて新小岩・千葉機関区両支部組合員25名が結集して開催された。総会は当日午前発生したJR西日本福知山線事故の直後ということもあり張り詰めた雰囲気のなかで、佐藤貨物協副議長(新小岩支部長)の、「恐れていたことがついに起きてしまった。国鉄分割民営化のときの『国鉄を第二の日航にするな』というスローガンが思い出される。これは民営化の行き着く先だ、反合・運転保安を闘い抜こう」という開会の言葉で始まった。
総会議長に山下貨物協副議長(千葉機関区支部長)を選出して進められた。議長挨拶にたった的場貨物協議会議長は、「今日の事故で改めて安全問題が一番大切なことが実感させられた。JRになって真っ先に安全綱領がはずされた。貨物会社はフレイト21から今日まで賃金抑制と労働強化をつづけてきて、職場では失望と憤りを感じてきた。今度ニューストリーム2007が出されたが貨物協議会としてこの攻撃を迎えうち勝利していきたい」と力強く挨拶した。
つづいて来賓挨拶で田中本部委員長は「今日の事故の起きた線区は前に救急隊員が死亡した箇所と同じ区間だ。JR西日本は運転士に責任を押し付けようとしているが許してはならない。これは民営化が大事故をもたらしたもの。英国では分割民営化後こうした事故が多発して倒産した、理由は賠償が払いきれなかったから。今度の事故は民営化が労働者になにをもたらすかつくづく考えさせられた。動労千葉の反合・運転保安、安全運転闘争のもつ意味は大きい。こういう労働組合でありつづけなければならない。怒りを闘いに組織しよう。安全運転闘争は、動労千葉の魂にしなければならないし、運転士として当然の行為としなければならない。危険なら止める、速度を落とす、これは理屈の問題ではない。さらに全体の情勢を考えよう、中国や韓国で起きていることをどう見るか、ここでスタンスを誤ると労働組合は腐ってしまう。貨物会社はJR体制の矛盾が集中している、列車もまともに動かせない要員体制になってしまった。もう一度勝負しよう。組織拡大に勝利し、JR労働運動の主流派に躍り出よう」と挨拶した。
つづいて経過と方針の提起にうつり、新しい貨物会社の中期計画ニューストリーム2007は要員不足が本格化するなかでの増送計画であり、職場に深刻な労働強化をもたらすことから職場での闘いを重視していくこと、安全運転闘争に貨物も立ちあがること組織強化拡大を取り組むことなどが提起された後質疑討論に入った。
出された主な発言は次のとおり。○6月にATS―Pの訓練がありその前に指導員の訓練があるが、指導の訓練は十分に行ってほしい(注・東日本より貨物にATS―Pの早期取り付けが要請された、貨物はP取り付け工事のあいだ機関車が不足するため東日本のP付機関車を借りることとなった、今回の訓練とは東のP対応機関車の訓練をさす)。○千葉で指導員が不足となるが、どう対応するのか。○新金線や西船橋駅・京葉1番線で無線の状態が悪い。○内勤の業務について、どこまでが助役の仕事でどこまでが内勤なのか。○支部旅行の取り組みについて。これに対して本部および貨物協議会よりそれぞれ回答および意見が出された。新役員を確認し、最後に的場議長の団結ガンバローで総会は終了した。