|
年月 日 No. |
JRは運転士登用差別をやめろ!
|
【写真】中労委に対する3度目の抗議・情宣行動を行う。上は、JR東日本と中労委に怒りを訴える当該の関道利君 |
JR東日本は、80年から82年に運転士養成を前提にして国鉄に採用され、運転士の資格を取得した動労千葉所属の組合員に対して、20年が経とうとする現在まで運転士発令を拒否するという不当労働行為を延々と行っている。
組合員と同期でもJR東労組であった者などについては、運転士の発令が行われてきた事実ひとつをとっても、明白な不当労働行為だ。
すでに千葉地労委も不当労働行為として認定し救済命令を交付している。
しかし中労委は、94年9月に運転士登用差別事件が結審しているにもかかわらず、未だに救済命令を交付しないという、労働委員会制度を自らが否定するような対応を行っている。しかもJR東日本は、中労委から救済命令が交付されない中で、登用差別を日々繰り返し、さらに新たな不当労働行為を公然と行ってきているのだ。
これに対して動労千葉は、JR東日本に対する運転士発令と、中労委に対する救済命令交付を求める大署名運動を行うことを決定した。
そしてこの署名運動の最大の獲得目標は、JR千葉支社管内の全運転職場において、組合員はもちろんのこと、組合所属を問わず、全員の署名を集めきることだ。ここに全組合員が総力を結集して20年以上にわたって当該組合員の人生をふみにじってきたJR東日本の卑劣さと、10年以上も放置してきた中労委の姿勢の不当性を訴えきれば、全員から署名を獲得することは絶対に可能だ。
そしてこの署名をJR東日本と中労委に叩きつけ、自らの不当労働行為の不当性と救済命令を交付しないことがどれほど深刻な事態を生み出しているのかを思い知らせよう。
運転職場において、運転士の発令を求める大署名運動を展開し、全員の署名を獲得しよう!
4月13日、木更津支部脱退強要事件行訴後、中労委に対して2月、3月に続いて救済命令を求める3回目の抗議・情宣行動を行った。当該の関道利君からは、JR東日本による不当労働行為と、中労委に対する早期交付を求める怒りの訴えが行われた。JR東日本は運転士に発令しろ!中労委は救済命令交付を!
夏季物販闘争が5月16日より始まる。05春闘の闘いの成果を全国の労働者に訴え、ともに闘う労働者の決起をかちとろう。動労千葉が鉄建公団訴訟を開始して初めての物販闘争ということであり、三争議団が団結をかためて1047名闘争勝利を勝ち取る上で重要な闘いである。
国労の和解情勢は1047名闘争を切り捨てるものであり、闘いは正念場を迎えている。
そして、全金本山闘争が34年の闘いで職場復帰という勝利を勝ち取ったことはわれわれにとっても非常に意義のあることである。本山闘争勝利に学び、1047名の解雇撤回に向けて闘おう。
全支部で物販オルグを貫徹しよう。全組合員が一丸となって夏季物販闘争にたちあがろう。