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第X期労働学校に集まろう!

 第X期労働学校の基礎講座が4月16日に、実践講座が4月23日に、それぞれ開校される。この間労働学校は、総評解散−連合発足によって、まったくと言っていいほど無くなってしまった労働運動の学習活動を復活させ、戦争と民営化という歴史の分岐点という時代認識の中で、労働組合とは何か?労働運動の基礎を学び、それを実際自分たちの職場生産点で実践するためのものとして、本年で五年目に入っている。そして年々、若き労働者が結集し、卒業していった仲間達が各組合において、その活動の原点を担っている。第X期目に入る労働学校に集まろう!労働運動の新たな潮流の一翼を築いていく学習活動に参加しよう!

昨年の第W期労働講座修了レポ−トより受講者の方の意見抜粋

労働者としてのあり方、歴史など多くのことを学びました!
 労働学校基礎講座を一年間受講して、労働者としてのあり方、歴史、現代社会、国家について、多くのことを学びました。難しい部分も多々あって、眠くなる時もありましたが、講師の方の真摯で熱心な講義に聞き入ってしまいました。また、質問等にも書面でていねいに答えていただきまして、理解しやすかったです。

わたしの中で革命が起きました
 革命がおきました。私の中で。そしてこのことが世の中の革命につながっていくだろうことがはっきりわかります。自分が根本的に変わった。ということがあるから、社会が変わりうるということを確信をもって言えるようになりました。

社会を変える労働者の力!
 一年学習して、本当に自分が国家、資本にだまされて生きてきたことを実感しました。法律さえ我々の味方とは限らないことは驚きでした。こんな社会を変えるには労働者による革命しかないこともよく分かりました。そのためにも戦前、戦中を通じての労働運動の歴史を学ぶことは重要なことを知りました。

労働運動を学びながら運動する
 今となっては時期がいつか思い出せないのですが、イラクの写真展で知り合った方から労働学校の事をお聞きした。それが今期受講を決めた理由です。本来であれば基礎講座卒業後、実践講座を受講すべきなのでしょうが、開講式でそんな感じの話があるまで考えてもいませんでした。千葉だと正直通うには遠いし、何しろ知識がない人間なので、学べる事はいまのうちに学んでおこうという気持ちで両方の受講をはじめたのです。通って講義を聞いた今でも、知識がきちんと頭に入ったかと言われれば自信はありませんが、学びながら(出来るところからで良いから)運動していきたいという気持ちになっています。

労働者こそが社会の主人公!
 一年間を通して、やはり、労働者が主人公である世の中をつくるためには、労働者自身の手で、今の支配階級を打ち倒す以外に道はないのだということを実感しました。私たちはいかに普段、資本によって搾取されているか、だからこんなに労働が辛いものとなっているのだということを、どのようにして現場の労働者に伝えていくのか、そこにつきると思います。

労働者としての階級的視点!
 全12回のうち9回の出席。やはり記念品はほしかったなーと思います。印象に残っているのは、「動労千葉のたたかい」、「奥田ビジョン」のリアルな資本との攻防と労働者の生きざまですね。特に中野さんの話は、社会で起こっているいかなることも、労働者としての階級的立場でとらえ、批判するという視点をがっちりと注入してくれました(それを実践できているのかというと、心もとないですが・・・・。)

基礎講座カリキュラム

2005年4月16日(土) 13:00〜 開校式
 ◆開校にあたって  労働者学習センター代表 中野 洋

4月16日(土) 13:30〜
 ◆ 『俺たちは鉄路に生きる2』から学ぶ
 講師 中田 一夫(労働者学習センター事務局)
5月21日(土) 13:00〜
 小泉「骨太方針W」−大民営化とのたたかい
 講師 田中 康宏(動労千葉委員長)
6月18日(土)・7月16日(土) 各13:00〜
 現代の帝国主義について
 講師 島崎 光晴(経済問題研究家)
 労働者を食わせていくことができなくなった現代の帝国主義の危機を明らかにする
8月27(土)・9月17日(土) 各13:00〜
 資本主義とはどういう社会か
 講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・東日本国際大学教員)
 マルクス主義経済学者。『資本論体系の方法』(日本評論社)、『資本論とマルクス主義』(河出書房新社)、『経済学方法論序説』(弘文堂)、『「国鉄改革」を撃つ〜公社交通の再生』(緑風出版)など著書多数
10月15日(土)・11月19日(土) 各13:00〜
 戦争と労働運動
 講師 伊藤 晃(千葉工業大学教授)
 「無産政党と労働運動」(社会評論社)「転向と天皇制」(勁草書房)「日本労働組合評議会の歴史」(社会評論社)など著書多数。戦時下労働運動の実証的研究は好評
12月17日(土)・2006年1月21日(土) 各13:00〜
 国家について
 講師 藤村 一行(社会問題研究家)
 「国を守れ」という宣伝が吹きあれるなかで、労働者の立場から国家とは何かを提起する
2006年2月18日(土)・3月18日(土) 各13:00〜
 労働者の生き方
 講師 森尾 誠(社会問題研究家)
 マルクス主義の復権に力を注ぐ。労働者は社会の主人公であることを明らかにする

2006年3月18日(土) 16:00〜 修了式


実践講座カリキュラム
2005年4月23日(土) 13:00〜 開校式
4月23日(土) 13:30〜
 小泉−奥田体制下の資本攻勢といかに闘うか
 講師 中野 洋(労働者学習センター代表、動労千葉前委員長)
 現在の資本攻勢は戦争と一体の攻撃であることを明らかにして、それに勝利する路線とたたかいを提起する
6月25日(土) 13:00〜
 「日の丸・君が代」闘争と教育基本法改悪
 講師 未定(交渉中)
 都高教の教育労働者を先頭に「日の丸・君が代」強制反対不起立闘争に立ち上がっている。そしてこの闘いは教育基本法改悪反対の職場生産点からの決起である
8月20日(土) 13:00〜
 アメリカ労働運動の歴史とたたかい
 講師 増田 明生(国際労働運動研究家)
 イラク侵略戦争下でアメリカ労働運動は04.10.17MWM運動(100万人労働者行進)として高揚を開始している。そのアメリカ労働運動の歴史とたたかいから学ぶ
10月22日(土) 13:00〜
 労働組合とは何か
 講師 足立 実(東京東部労働組合)
 合同労組運動のたたかいを中心に労働組合とは何かを明らかにする
12月24日(土) 13:00〜
 憲法改悪とのたたかい
 講師 鈴木 達夫(弁護士)
 動労千葉顧問弁護士、労働運動の経験もあり、その立場から改憲攻撃の内容とたたかいの方向をうちだす
2006年2月25日(土) 13:00〜
 今、労働運動がキミに求めているものは何か
 講師 斉藤 弘平(元総評オルグ)
 日本の労働者の圧倒的多数は無法地帯に放置されている。非正規労働者の組織化は“世の中を変える大闘争”である。活動家たらんとする者は全て、地域合同労組運動の組織者となり、労働者・民衆の魂を揺り動かす扇動者をめざそう
2006年3月18日(土) 16:00〜 修了式 (基礎講座と共同)
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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