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10月ダイ改の問題点を徹底的に追及し、運転保安を確立しよう
安全を無視し、行路設定のあり方を大幅に変更した千葉支社の姿勢を絶対に許すな!

 千葉支社は、昨年10月のダイ改において、これまでの行路設定のあり方も含めて大幅な変更を行ってきた。こうした千葉支社の姿勢は、安全をないがしろにして、全ての犠牲と責任を運転士に一方的に押しつける以外の何ものでもない。
 われわれは、こうした千葉支社の姿勢を絶対に許すことはできない。運転保安確立!仕業緩和をかちとるために全力で闘いぬこう!

折返し時間も記されていない棒ダイヤ

 10月ダイ改の大きな問題点の第1として、行路提案時の棒ダイヤそのものが問題だ。
 これまでの棒ダイヤは、一行路ずつ手書きで到着・発車時間、行き先地や折返し時間、入出区時間等が記入されていた。しかし10月ダイ改前に千葉支社が提示した棒ダイヤは、コンピューターシステムから出力されるため、これまで記入されていた15分以下の行き先地の到着・発車時間、折返し時間が全く記入されていないというものであった。しかも今回のダイ改から新型特急257系が投入されて行路も変更になっているため、行路を検討するにもその内容が記されていなければ問題点も分からないという状況になってしまった。このため、千葉運転区の103、109、110の各行路では、勝浦や大原において新たに5分折返しが発生するという状況だ。
 棒ダイヤを提示したといいながら、行路内容が記されていないのであれば、そもそも労働条件を提示したなどと言えるしろものではない。千葉支社は早急に改善しろ。

前代未聞の日勤で347q超の乗務

 大きな問題点の第2は、これまでの乗務キロを大幅に延長した行路が設定されていることだ。
 とくに館山運転区では、日勤で347・6qも乗務するという行路(12行路)が設定されているのだ。しかも最後の18M〜19M館山まで約3時間も連続して乗務させられるという状態では、トイレにいく時間もないという状況だ。しかも拘束時間は10時間になろうという前代未聞の行路だ。館山運転区内では「泊行路よりきつい」との声が上がっている。
 これまでも館山運転区の場合は大型行路の問題で千葉支社に改善を求めてきた経緯があるが、千葉支社はこうしたいきさつを一切無視してさらに大型行路を設定してきたのだ。こんな行路を許していたら、どんどん拡大してくることは明らかだ。絶対に改善させなければならない。

組合との確認を反故にした東金線8往復復活

 大きな問題点の第3は、東金線での大網〜成東間の8往復乗務復活という問題だ。
 東金線に関しては、99年12月ダイ改までは大網〜成東間は8往復乗務を行っていた。しかし、動労千葉が「同一線区を一日に8往復も乗務することは運転保安上極めて危険である」と指摘したことに対して、千葉支社もそれを了解して99年12月ダイ改以降は7往復となっていたのだ。これを千葉支社は、昨年10月のダイ改で、何らの説明もなく大網〜成東間の8往復乗務を復活させるという対応を行ってきたのだ。労使の確認を反故にする千葉支社の姿勢を絶対に許すことはできない。
 その他にも、ラッシュ時間帯に5両編成の特急を設定して乗客から座れないとの苦情が殺到したり、約5時間も同一列車に乗務を強制されるという行路が設定されているなど、挙げたらきりがない状況だ。
 こうした千葉支社の姿勢を徹底的に糾弾し、運転保安確立、仕業緩和実現、JR結託体制打倒!組織強化・拡大に向けて全力で闘いぬこう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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