動労千葉に結集し共にたたかおう!
末期症状の東労組
JR東労組の嶋田派の脱退から始まった本部派(松崎)と反本部派(嶋田グループ)の対立は、ますます激しくなり、組織的崩壊の危機がいよいよ現実のものとしてあらわれている。東労組と決別し、動労千葉に結集し共に闘おう。
日刊動労千葉で何回にもわたり報告してきたが、JR東労組は完全に腐りきり、末期症状の状態である。組合員の事は完全に頭になく、ただただ東労組の革マル支配を維持するために会社と結託し、会社の力を背景に組合員を従わせているだけなのだ。そしてその地位を守るために会社の言う事は何でも聞いてきた。
最近でも東労組はシニア制度に率先協力し、設備関係の外注化や検修・構内業務の外注化を引き出してきた。また春闘での賃上げ交渉においても、会社は過去最高の利益をあげているにもかかわらず、ベアゼロ回答に即日妥結してきている。
千葉地本は完全に分裂状態
「反本部派」の新潟においては中央本部の命令で地方本部の役員が全員交代させられ、一人も専従役員がいない状況にさせられている。
千葉をめぐっても、6月に開催された東労組の定期大会において昨年委員長を解任させられた前委員長小林克也が除名処分となり、前書記長篠塚が組合員権停止三カ年と言う処分が行われた。
地本青年部の再建総会でも
「異を唱えるものは会場にいれない」というやり方で反対派を排除している。7月に開かれた千葉地本大会は中央本部の富塚組織部長の「暴力問題」が発生し、反本部派27
名が退場し流会となった。その続開大会も「本部派」による代議員の組合員権停止し、代議員選挙で次点だった者を代議員にでっちあげて大会を乗り切った。まさに本部(松崎)の言う事をきかない奴は排除するという論理である。JR東労組千葉地本は、完全な分裂状態であり、末期症状である。
結託体制を打破
動労千葉は、JRの中において小なりといえど労働組合としての団結を守り、、第二の分割・民営化攻撃を阻止してきた。春闘においては、ストライキを決行し、日常的な職場抵抗闘争によって構内・検修業務の外注化を阻止してきた。
また、今年の二月には千葉運転区支部の畑木さんに対する強制配転にたいして全組合員をあげた指名ストライキと非協力闘争を闘い抜いてきた。われわれは、JR体制以降の強制配転者の原職奪還、士職登用差別を粉砕するために全力で闘ってきた。
動労千葉の組合員と言うだけで運転士の資格がありながら発令されない、その一方で平成採の若い運転士が次々に発令される。駅に強制配転された運転士が運転士として運転職場に帰る事が出来ない。こうした会社と東労組革マルの結託体制の中で動労千葉は、全組合員が自らのたたかいとして強制配転者の原職復帰、予科生の士職登用差別粉砕へ闘い抜いてきた。
そして、この闘いはついに会社と革マルの結託体制を打ち破り、17年にもなる強制配転者の現職復帰への風穴をこじ開け、多くの強制配転者が運転職場へ復帰してきている。またこの勝利は、三年間にわたるメンテナンス部門の全面的な外注化攻撃に立ち向かい、検修部門の外注化を阻止するという闘いが膨大な欠員を生じさせるという矛盾を会社に強制する事によってかちとられた。
この勝利は、われわれが17年の長い間あきらめることなく闘い続ける事によって勝ちとられたものだ。
動労千葉に結集し共に闘おう
労働組合とは資本と闘うための組織であり、武器である。労働組合の団結とは資本と闘うための団結である。そして、労働者の団結は闘う中からしか生まれない。
小泉ー奥田は、終身雇用制を解体し日本の労働者の9割を「非正規雇用」に突き落とそうとしている。それは労働者の不安定雇用化、賃下げと年金をはじめとした社会保障制度を根本的に解体することによって労働者の生きる権利を奪い尽くそうとする攻撃である。
今こそ労働者が団結して起ちあがり、小泉ー奥田体制をふっとばし、この攻撃を粉砕しなければならない。
こうしたときに会社とベッタリとなり、会社と一体となって労働者の闘いを押さえつける労働組合など何の役にもたたないどころか逆に労働者を弾圧するものとなる。
労働組合は組合員のものだ。動労千葉に結集し、ともに闘おう。
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