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被爆59周年 戦争をとめよう!
8・ 6ヒロシマ大行動が大成功

全国から2800名の闘う仲間がが結集
被爆60周年に向けて新たな反戦・反核運動の第一歩

全国から2800名が結集したヒロシマ大行動
発言する高石君
青年労働者交流集会で講演する田中委員長
デモ行進終了後、原爆資料館前において

 8月6日、59年目の原爆記念日を迎えたこの日、日本が再び戦争に突き進むことを阻止しするために、広範な人士の呼びかけにより「戦争をとめよう!8・6ヒロシマ大行動」が、広島県立総合体育館・小アリーナにおいて開催され、昨年を上回る2800名が結集した。
 ヒロシマ大行動は、栗原貞子さん(元参議院議員)の司会で進められ、最初に、ビキニ環礁での水爆実験で被爆した第5福竜丸元乗組員の大石又七さんが、核戦争の危機を訴えた。その後、韓国・大邸市からの訪問団、中国・重慶市からの訪問団がそれぞれから日本が侵した侵略戦争の現実を訴えるとともに、戦争のない世界をつくりあげるために共に闘いぬくことが訴えられた。さらにイラクの医師からは米ブッシュによる侵略戦争の現状が訴えられた。
 そして、日本が自衛隊をイラクに派遣し、実際に戦時下といわれる状況の中で、戦争動員を拒否する闘いの最先頭で闘っている航空労組連絡会副議長・村中哲也さんがあいさつを行った。そして、国家的不当労働行為と闘い、18年間解雇撤回を闘う国鉄闘争からは、鉄建公団訴訟原告団を代表して平島慶二さん、動労千葉争議団からは高石正博君があいさつを行った。高石君は「1047名の解雇撤回闘争は、国労、全動労、動労千葉がひとつになれば絶対に勝利できる。そしてこの闘いは日本の労働運動を再生させ、戦争反対に向けた力を発揮する。11月7日の全国労働者総決起集会に結集しよう」と訴えた。
 さらに、石原都政の中で「日の丸・君が代」に反対して闘う被処分者代表からは、反処分闘争に絶対勝利する、11・6大集会に結集することを訴えた。
 全国で反基地・派兵阻止を闘う4団体からの発言や、高校生・大学生など若者からの元気溢れる戦争に反対する発言を受けて、ヒロシマ市内の繁華街を抜けて平和公園までのデモに出発した。デモ中も、道路脇やビルの中から手を振って激励されたり、海外からの旅行者などはデモ行進の音頭に合わせて踊り出す人がいる状況で、現在の戦争状況に反対する声が町中に溢れていることを実感した。
 今年のヒロシマ大行動は、小泉政権による教育基本法改悪ー憲法改悪に向けた動きが激しくなる状況に対して、来年原爆投下60年を迎える中、新たな反戦・反核闘争を築く一歩を踏みだす重要な集会となった。

全国青年労働者交流集会inHIROSHIMAに参加

 ヒロシマ大行動終了後、17時30分から、アステールプラザにおいて、「全国青年労働者交流集会in HIROSHIMA」が開催された。
 全国の労働組合の中で、今、青年労働者の闘いをどのようにつくり出していくのかという重要な闘いについて呼びかけ人や参加者から報告が行われた。
 そして、実際に闘う労働組合からの報告として動労千葉・田中委員長が講演を行った。田中委員長からは、今年7月に訪米した際の米労働者との交流や、日本労働運動の中で教育や国鉄、反戦運動の戦いを通して地殻変動が始まったこと、資本家による支配の危機が深まる中で戦争政策が急ピッチで進む中、労働運動がいかにして闘い、勝利するのか、その展望が11月集会にかかっていることなどが訴えられた。
 次代を担う青年労働者の闘いが着実に前進している。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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