7月17日の労働学校に集まろう
『活力と魅力溢れる日本をめざして』(奥田ビジョン)批判
講師 中野常任顧問
小泉内閣は、年金法の改悪、有事関連法案の成立、自衛隊の多国籍軍への参加と歯止めをはずして、労働者に犠牲を押しつける一方で戦争への道を突き進んでいます。こうした日本の動きはどういうところから来ているのか、そして労働者はいかに闘わなければならないのか。
今回の労働学校の講座は、『活力と魅力溢れる日本をめざして』(奥田ビジョン)批判です。
「奥田ビジョン」は、2003年1月1日に日本経団連会長奥田が出したものです。そのはじめにでは、
国を一つの大きな森にたとえるならば、国民は企業は木々にあたる。いきいきと根を張り枝葉を繁らせるためには、枝打ちや下草刈りなどの手入れが欠かせない。現在の日本は、そのような崩壊の危機に瀕した森なのではなかろうか。
経済や社会が危機的な状況に陥っているにもかかわらず、一方で既得権益に守られた、安定した小さな幸せが今も厳然と存在し、それがあたかも未来永劫続くように誤解している人々がいる。その結果、国民の間で危機意識が共有されない。まずは、個人一人ひとりが現在の危機について認識を深め、それを乗り越えていくために、自ら何ができるかということを自問してみることが必要である。
としています。日本資本主義は危機に瀕している。労働者一人ひとりの小さな幸せが未来永劫続くと思うなと言っています。そして、枝打ちや下草刈りなどとして、労働者や中小企業や農業、大企業でも不必要なものは犠牲になれと言っているのです。
この「奥田ビジョン」や「04年版経営労働政策委員会報告」では労働組合にも言及しています。「労働組合は、経営側の幅広い提案を受け、労使の話し合いによって決定し」とか「労働組合が実力行使を背景に闘うという『春闘』は終焉した、『春討』へ変えていくことが望まれる」など話し合いと言いながら、実際には経営者の言うことを聞く、言いなりになる労働組合になれと言っています。
連合はこの日本経団連と歩調を合わせるように04春闘においてはベア要求の放棄、賃下げまで容認し、終身雇用制の解体にまで手を貸そうとしています。
小泉ー奥田体制とも言うべき小泉内閣は、この奥田ビジョンのもとイラクへ自衛隊を送り、、労働者を戦争へ動員しようとしています。
今回の労働学校は、この「奥田ビジョン」批判です。是非、多くの組合員や闘う仲間が参加し、学習されることを要請します。
被爆59周年 戦争を止めよう!
8・6ヒロシマ大行動へ
1945年8月6日から59年目の8・6を迎えます。大行動実行委員会は、「今こそありったけの力を集めて、戦争を止めよう!」と訴えています。3・20のイラク侵略戦争反対の闘いは全世界で1千万人以上の人々が闘いに立ちあがりました。戦争を止めることができるのは労働者の闘いです。全国の仲間と共に闘おう。
また、6〜7日には全国青年労働者交流集会が開催され、田中委員長が講演を行います。動労千葉は、今年も代表派遣で参加します。全支部から8・6ヒロシマ大行動に参加しよう。
第4期労働学校基礎編第4回
「活力と魅力溢れる日本をめざして」(奥田ビジョン)批判
講 師 中野常任顧問
日 時 7月17日 13時
場 所 DC会館
※ 終了後懇親会を行います。
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動労千葉を支援する会総会
日時 7月25日(日)
場所 DC会館大会議室
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