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2004年動労千葉弁護団総会を開催

全ての裁判・労働委員会闘争の勝利を!

 動労千葉は、1月18日、13時から、千葉市・パークサイドホテルにおいて、「2004年動労千葉弁護団総会」を開催し、昨年一年間の裁判・労働委員会闘争の取り組みについて各事件の問題点などを確認するとともに、今年04年を勝利の年にすべく、動労千葉と弁護団が一体になって全力で闘いぬくことを確認した。

04年はまさに正念場の年になる

 弁護団総会は、冒頭、動労千葉顧問弁護団を代表して葉山弁護団長からは、「1月16日、自衛隊が成田空港からイラクへと出兵した。戦後日本の歴史的なターニングポイントになるものだ。戦前の侵略戦争に続いて、小泉政権は第3次世界戦争に進もうとしている。外への侵略戦争は、内への階級的な弾圧として出てくることは歴史上も明らかだ。今年の通常国会では治安立法として国民保護法案や共謀罪制定攻撃がかけられようとしている。04年はまさに正念場の年になる。昨年動労千葉は、世界的な連帯を作りあげることに成功した。この闘いをさらに発展させるために、弁護団も全力で闘う。全ての裁判・労働委員会闘争の勝利に向けて全力で頑張ろう」との力強いあいさつが行われた。
 動労千葉からの状況報告について田中委員長から当面する最大の取り組みとして04春闘を反合・運転保安春闘として闘いぬくこと、04年は動労千葉結成25周年に当たることから様々な取り組みを行うこと、イラク戦争開戦1周年の3月20日を焦点にして闘いを構築すること、そして何よりも全てを貫く課題として組織拡大に全力を挙げることなどが提起された。

労働委員会の反動化に毅然として臨む

 次に、動労千葉の各事件について担当弁護士からの報告が行われた。この中では特に、幕張配転事件での地労委反動命令、90・3スト支配介入事件や津田沼支部配転差別事件に対する中労委での初審命令取消反動命令に見られるような、労働委員会の反動化がこれまでになく進んでいることに議論が集中した。とくに「90・3スト支配介入事件」は、損害賠償裁判においてすらJRの過失として3割を認定しているにもかかわらず、中労委では一切を棄却していること、スト権を否定するに等しい反動命令であり、行政訴訟の場で勝利判決をかちとるために全力をあげること、労働委員会の反動化に対しては今後毅然とした対応で臨むことなどが確認された。
 また、昨年12月22日、国労・全動労の不採用事件に関する最高裁の反動判決が出されたことに関する検討を行い、1047名の解雇撤回に向けてあらゆる手段を使って闘いぬくことが確認され、04年弁護団総会は成功裡に終了した。

三里塚反対同盟2004年旗開きを開催

 三里塚芝山連合空港反対同盟は、1月11日成田市内において2004年団結旗開きを開催した。
 旗開きは、伊藤信晴さんの司会で始まり、反対同盟の2004年闘争宣言が読み上げられた。北原事務局長が「東峰神社裁判に勝利した。イラク派兵に反対し闘っていく。成田空港の軍事使用を許さない。世界の農民、労働者と連帯して闘っていく」とあいさつ、続いて鈴木謙太郎さんの音頭で乾杯を行った。
 敷地内から市東孝雄さんが「公団は一言の断りもなく貸借契約の解約の書類を送って
きた、逆に闘志がわいた。70〜80年三代にわたって耕してきた土地を明け渡さないで闘う。農地死守の原則で。昨年イラク派兵反対で闘った。イラクの人民のためにも闘う」とあいさつした。
 その後、住民団体、共闘団体のあいさつがあり、最初に動労千葉を代表して田中委員長が「イラク派兵は戦争と反動の攻撃の最大の攻撃だ。1047名への最高裁の反動判決を許さない。04春闘をストライキで闘う。敵に一矢報いなければ、04年をいい年にしたい」と決意を語った。
 最後のあいさつを萩原事務局次長が「3・20反戦闘争と3・28三里塚現地闘争を一体の闘いとして闘おう」とまとめ、団結ガンバローで終了した。
 政府・空港公団は、公団の民営化プロセスを前にして暫定滑走路の北側延伸と市東孝雄さんの畑の底地権を元の地主から買収し、賃貸借契約の解約を要求する攻撃を始めている。反対同盟は旗開きに先だって11日午前空港包囲デモを闘いぬいた。暫定滑走路延長阻止へ共に闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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