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12月6日、サンフランシスコ集会で戦争と抑圧に反対する決議が採択される。

動労千葉と1047名闘争への支持を表明

「労働者、戦争と抑圧」 2003・12・6集会決議

 我々の民主主義的権利に対する日増しに強まる攻撃は、イラク戦争と世界中で展開されるアメリカの軍事侵略と一体のものである。「対テロ戦争」は警察国家と専制支配に向う口実とされてきた。2003年4月7日のカリフォルニア・オークランドにおける戦争反対を訴える人々と港湾労働者に対する攻撃、この11月マイアミにおける反FTAAを闘う人々や労働組合活動家に対する警察国家のごとき攻撃は、我々の民主主義的権利に対する抑圧と攻撃の継続を意味している。

 本集会はパトリオット法、海事安全法や民主主義的権利を無視抹殺する全ての他の法律の廃棄を求める。マイアミにおける警察の攻撃と警察署長の銃撃に対し、議会公聴会の開催を求めるアメリカ鉄鋼労組(USWA)の呼びかけを支持する。AFL-CIOがその沈黙を止め、一般組合員を教育し、我々の民主主義的権利へのこれらの攻撃に反対する運動に向け、この国にある全ての連合組織を動員する行動に入ることを要求する。

 労働者と民主主義的権利に対するこれらの攻撃は、アメリカだけに限られたものではない。日本では、「コクロウ・エイト」として知られる8人の鉄道組合員が、国鉄の民営化と小泉政府による有事立法の強制に反対してるがゆえに、獄中に囚われている。我々は、これらの組合員の釈放を求めると共に、日本の再軍事化とイラクへの自衛隊の派兵に反対する。有事立法化では、全ての運輸労働者がストライキ等の行動を禁止され、戦争に動員されるであろう。

 韓国では、抑圧的法規のもと、組合のストライキ行動の故をもって、組合活動家個々人が訴えられている。幾人かの労働者は、これらの攻撃、彼等の家や生きる手段のことごとくを強奪する攻撃に対し、抗議の自殺をはかっている。

 ロッテルダムでは、警察は、港の規制緩和と民営化に抗議をしてデモ行進する港湾労働者を攻撃し逮捕した。

 これらの攻撃は、世界中で強まる抑圧と組合破壊への突進の重要部分を成す。イラクでの不法な戦争は、今やイラクの全経済の民営化と結びついている。それは、特売価格でアメリカ多国籍企業に売り飛ばされている。同時にアメリカは、ストライキと組合組織化を禁止するフセイン時代の反労働者法を継続させている。最近、失業労働者組合(UWU)のメンバーが、失業と民営化に反対して組織化を図ったとして、アメリカ軍により逮捕された。これは、アメリカ政府の「民主主義の信条」に対する虚言を示すものだ。またアメリカとAFL-CIOは、イスラエルの人種差別主義、労働者の権利への攻撃とパレスチナの労働組合と人民に対する抑圧に対して支持を続けている。

 本集会は、AFL-CIOがこれらの政策への支持に沈黙を守ることは、もはやできないと確信する。アメリカ労働運動は、戦争、抑圧と民営化に反対し、我々と全世界の労働者の職場の民営化ばかりでなく民主主義的権利への攻撃に反対して、直ちに立ち上がらねばならない。

 労働者・人民を戦争、抑圧と民営化に抗する闘いへと糾合して行くため、本集会は、イラク侵略一周年の2004年3月20日に、労働者の国際行動日を設定する呼びかけを支持する。

 我々は、国際連帯にむけ奮闘する日本の動労千葉の鉄道労働者及びソウルのKCTUのイニシアチブ(主導的闘い)を支持する。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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