習志野電車区廃止絶対反対!千葉支社交渉報告@
4回にわたる団体交渉において千葉支社の矛盾を徹底的に追及!
習志野電車区廃止をめぐる千葉支社との団体交渉は、11月13日を皮切りに、17日、19日、25日と4日間にわたって行われた。この中では、習志野電車区廃止計画の撤回を中心にしながら、「メンテナンス近代化(第V期)計画」に関する千葉支社での具体的な内容や、鎌倉総合車両所の廃止に伴う異動の動向、検修・構内外注化との関係、今後の検修職場への新規採用計画をはじめとした将来展望、等々について、千葉支社に対して解明を求めた。
表1 各区の標準数及び現在員数
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標 準 数
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現在員数
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過 欠
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習志野電車区
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47
32
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57
41
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+10
+ 9
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幕張電車区
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156
130
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176
151
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+20
+21
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京葉電車区
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50
38
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65
56
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+15
+18
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木更津支区
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32
7
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33
8
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+1
+1
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合 計
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285
207
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331
256
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+41
+49
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※上段は区の要員数、下段は車両職数 |
今後数年で要員は逼迫状態
現在の検修職場における要員状況は、50歳以上の労働者が圧倒的に多数を占めている状況の中で、今後数年間で検修要員が逼迫知ることは火を見るよりも明らかな状況であることから、現在の検修職場における車両職に従事する労働者数及び今後の60歳到達予定人数について解明を求め、表1及び表2のとおりの回答が行われた。
千葉支社における車両職の総数は現在「表1」のとおり256名で、標準数より49名プラスになっている。一方、来年度以降の60歳到達者数については「表2」のとおり、年度で変動があるもの今後4年間で77名が60歳に到達するという状況だ。
さらに、今後の採用計画では、社会人採用が年間1名程度、新採については年7〜8名程度を見込んでいるとの回答を行ってきた。しかし、この採用人数程度では、退職者数が上回り、数年で要員が逼迫する状況となってしまう。仮に8名を採用した場合、4年後には32名となるが、60歳到達者の人数と差し引くと45名の要員減となり、現在プラスになっている車両職の要員数49名はほとんど無くなり、業務そのものが回らなくなるという事態に陥ると言うことだ。しかも、来年4月から新規採用者については工場での教育を2年程度行うとの計画からすれば、06年には要員数が完全に底をつき、逆にマイナスになるという状況だ。
表2 来年度以降の60歳到達予定者数
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04年度
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50年度
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06年度
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07年度
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区 計
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習志野電車区
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2
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1
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6
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4
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13
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幕張電車区
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20
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9
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24
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4
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57
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京葉電車区
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0
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0
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5
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2
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7
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木更津支区
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0
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0
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4
|
0
|
0
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年 度 計
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22
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10
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35
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10
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77
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「保全一元化」では何も変わらず?
今回の基地統廃合と併せて会社は、「保全一元化」を行うとしている。来年4月以降、現在の工場を「総合車両センター」、区所を「車両センター」と改称し、車両管理棟を一元的に行うというのだ。これについて千葉支社の今後の計画について質すと、「工場、区所の枠を取り払って一元的に管理する。しかし、基本的な考え方は現在と変わるものではない」との回答を行ってきた。現在と変わらないというのであれば何も体制を変更する必要ないということだ。
また、「人事交流」関しては、「すでに採用されている平成採を中心に、本人の希望を把握した上で数名程度の人事交流を行う。区所の車両によって交流する箇所は決まると考えている。人事交流先での技術を生かすことが目的になる」との回答を行ってきた。しかし、具体的な要員規模、交流先、人選基準や通勤との関係などについては具体的な回答はほとんど行えないというものであった。
さらに、「鎌倉総合車両所の工場機能」廃止が05年度に行われるとの計画に関して、現在の鎌倉総合車両所の交番検査関係と工場関係の要員数について質したところ、
工場関係 約300名
旧大船電車区 約150名
との回答だった。
本社の計画では、工場部門廃止により約100名が横浜支社、約100名が大井工場、残る約100名が周辺支社とされていりことについて千葉支社は、「千葉でも状況により受け入れることはある。東京に入れて、玉突きで千葉にくることもありうる」との考え方を示してきた。
これは、冒頭で触れた今後の研修要員が逼迫する状況と期を一にした攻撃として行われるということを物語っている。
(以下、つづく)
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