第26回乗務員分科会定期委員会を開催(11/4)
安全が危機に直面している今こそ、
運転保安闘争に起ち上がろう!
動労千葉乗務員分科会は、11月4日、10時から、DC会館において、「第26回乗務員分科会定期委員会」を開催し、各支部乗務員分科会の代議員、常任委員、傍聴者など43名が結集する中、現在JRの中で起きている規制緩和の名の下で行われている場内に対する進行の指示運転に見られるような規程の拡大解釈=安全無視に対して、反合・運転保安確立に向けて闘いを強化する方針を確立した。
また、今定期委員会には、アメリカのUTU(全米運輸労組)からポール・C・ジャンセンさんが参加するなど、国際連帯の委員会になった。
今こそ動労千葉の闘いが求められている
委員会は、議長に津田沼支部の内山君を選出して議事が進めれれた。はじめに橋本乗務員分科会長は、第32回動労千葉定期大会で決定された三大方針(国際連帯連帯の発展、習志野電車区廃止阻止、JR総連解体ー組織防衛・強化・拡大)で国鉄闘争に勝利することを訴えた上で、「中央線や京浜東北線の事故等に見られるように、安全は危機的な状況に直面している。今こそ動労千葉の闘いが求められている。調査活動等あらゆる闘いを展開し、運転保安確立に向けて闘いに起ち上がろう」と、今委員会の重大性を訴えた。
本部を代表して田中委員長は、「現在安全を全く無視した経営姿勢の下で第2の分割・民営化攻撃として習志野電車区廃止攻撃がかけられている。この攻撃に乗務員分科会と車両技術分科会が一体となって闘ってもらいたい」とのあいさつが行われた。
全米鉄道労組代表が連帯のあいさつ
続いてアメリカ・UTU(全米運輸労組)のポール・C・ジャンセンさんは、「現在列車のリモコン化反対を闘っている。70年代の鉄鋼不況後、人員削減のために工場間のリモコン化を決定した。90年代初めの景気後退時には大規模な合理化を行うチャンスとばかりにカナダにも持ち込んだ。リモコン化反対の闘いは、現在は小規模なデモや市議会による管轄地での反対闘争など行っている。闘いは始まったばかりだ。ともに連帯して闘おう」と、日米鉄道労働者の連帯を訴えた。
議事は、経過報告、会計報告、03年度運動方針案、03年度予算案について本部側から提起を受けた後、質疑が行われ、各支部からは千葉運転区長の汽笛問題や指令の指示や資質の低下のの問題、労働条件改善に向けた要求の内容等々、活発な意見が出されるなど、運転保安確立に向けた闘いを強化する上で重要な委員会となった。
最後に、全会一致で方針を採択した後、橋本乗務員分科会長の音頭で、第2の分割・民営化粉砕!習志野電車区廃止阻止!JR総連解体ー組織拡大に向けて団結ガンバロー三唱を行い、第26回乗務員分科会提起委員会は成功裏に終了した。
◎出された主な意見◎
◆行路別実態調査を行ったが、乙行路がきつくなっており、睡眠時間、食事時間などについては要求内容を見直す時期ではないか(銚子)
◆管内各線の危険倒木の除去についてその後どのようになっているのか(館山)
◆構内運転士が足りない。来年には3名が定年となる。11月の休日勤務は総日数33日になっている。(幕張)
◆来年1名が定年に達するが、要員補充はどうなっているのか。
また、訓練センターの教育はECで、DCを担当する木更津には合わない。現場にあった教育に見直すべきだ。(木更津)
◆列車の呈示運転優先のため問題が発生している。2マン運転車両でワンマン運転を指示されるという事態まで発生している。
司令員や指導員の資質が低下し、しかも組合所属で指名している状況だ。(水戸)
◆現場を知らない者が司令員となり、それが新しい司令員を指導している状況が司令員の資質の低下を招いているのではないか。(鴨川)
◆輸送混乱時、かも連れ車は常に後回しだ。しかし運行距離が長いため影響が大きい。指令は貨物列車の取扱を見直すべきだ(千葉機)
◆沿線の雑草が凄い。指示を受けても距離票が見えない。(新小岩)
◆乗務員分科の基本要求について、食事時間は全て40分、睡眠時間は5時間→5時間30分に、段下げ交代は4分→5分に、泊まりの乙行路の軽減、などに見直してはどうか。(千葉転)
◆いすみ鉄道は3月から予備1名となった。今後行路数削減も計画されている。いすみ鉄道存続に向けてどのように考えているのか。(いすみ)
習志野電車区廃止反対!反合・運転保安確立!
12・2動労千葉総決起集会
と き 12月2日 (火) 18時から
ところ 千葉市文化センター
(千葉パルコ前・ツインビル 千葉駅10分)
全支部で、万全の闘争体制を!
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