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猛暑を吹き飛ばして17名の派遣団が
8・6ヒロシマ大行動を貫徹!!

有事法発動・イラク派兵阻止の

大運動を全力でつくりあげよう

 「被爆58周年 再び戦争をくり返すな 8・6ヒロシマ大行動」が、8月6日、12から、広島市・県立総合体育館小アリーナにおいて開催された。
 5回目を迎える今回ののヒロシマ大行動は、米ブッシュ政権によりイラク侵略戦争の開始とその後の占領、小泉政権による有事立法の成立強行への怒りを、さらには北朝鮮に対する拉致問題を口実にした洪水のように排外主義がまき散らされ、しかも、広島県教職員組合に対する発砲事件が発生するなど、再び世界戦争に向けた足音が大きくなる状況の中で、核も戦争もない社会をつくり上げるための非常に重要な位置を持つ闘いと開催された。
 大行動には、労働者・市民・学生など全国から2500名が結集し、動労千葉からも各支部代表派遣団として17名が参加し、熱いヒロシマの闘いをともに闘いぬいてきた。

第5福竜丸元乗組合員からの痛切な訴え

 集会の中では、被爆者からの訴えとして、54年3月にビキニ環礁でアメリカ軍の水爆実験で被爆した第5福竜丸の元乗組員・大石又七さんから「水爆実験で人生を変えられ苦しんだ。核兵器を地球上からなくすことをずっと考えてきた。100年かかっても地を這うようにして下から変えていきたい」との心の底からの訴えが行われた。また、詩人の栗原貞子さんからは、女学校3年生を題材にした「原爆で死んだ幸子さん」という詩の朗読が行われ、原爆の悲惨さが改めて思い起こされた。
 次に国際連帯として、韓国の太平洋戦争被害者補償推進協議会代表、大邸(テグ)市訪問団、中国からは侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館代表、アメリカからはANSWER連合代表がそれぞれアピールが行われ、広範な国際連帯により戦争と核兵器廃絶に向けてともに闘いぬくことをお互いに確認し合った。

動労千葉争議団から熱烈なアピール行う

 有事立法に反対する全国からの訴えでは、オキナワから佐久川沖縄大学教授、陸海空港湾労組20団体を代表して航空労組連絡会・村中副議長、そして1047名闘争からは闘う九州闘争団・平嶋事務局長、動労千葉・白井協販部長がアピールを行った。アピールで白井協販部長は、動労千葉がILWUの招請に応えて訪米し、サンフランシスコ労働者評議会において1047名闘争と5・27国労臨大弾圧粉砕に向けた決議だ採択されたいこと、レイバーフェスタにおいて8・6ヒロシマの闘いを紹介し、栗原貞子さんの「生ましめんかな」を朗読させてもらったことなどを紹介するとともに、これからの闘いとして陸海空港湾労組20団体が呼びかける「有事立法を完成させない、発動させない、従わない」闘いに全力を挙げること、5・27臨大弾圧を自らの闘いとして1047名闘争勝利に向けて全力で闘いぬくことを訴えた。
 15時からデモ行進を行い、射すような日差しの中戦争反対・核兵器廃絶を訴えた。
 またヒロシマ派遣団は、翌7日には原爆資料館や原爆ドームの見学を行った。原爆による被害の現実を目の当たりにするとともに、日本が朝鮮・中国、アジアなどに侵略を行ない数千万人という人たちを殺してきた加害の歴史を噛みしめることができるなど、今後のたたかに向けた貴重な闘いとなった。
 最後に、今回の8・6ヒロシマ大行動への派遣にあたり、各支部からカンパ大変ありがとうございました。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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