強固な支援・連帯のきずな!
2003年度動労千葉を支援する会総会
戦争協力拒否宣言を発した動労千葉−続く勢力をつくり出そう
二○○三年度動労千葉を支援する会定期総会が、七月一二日、DC会館において開催された。
定期総会は、開会のあいさつのあと、連帯のあいさつとして、東京東部労組・畠中書記次長が登壇し、「葛飾支援協」の中で新小岩支部とのつながりを強化してきた。原則を守って闘い、厳しい中にも揺るぎもない動労千葉のように闘おうと訴え、闘いの報告を行なった。
続いて、運動方針案の提起を受け、討論の中では、「動労千葉の闘いに学び、それを地域に広げていく。この一年間の運動を実践してきた。労働運動解体攻撃ー『許さない会』の運動など、闘う労働運動の構図が弾圧をつぶす」、「首切りを絶対許さない路線を堅持し、第二・第三の動労千葉をつくるために組合をどう持っていくか。自らの組合の実態に合ったやり方を模索している」、「社会の変革、イラク侵略戦争阻止、○三春闘ストについて執行委員会の中で支援を決定し、三・二九集会に起った。社会保障制度の解体など、医療労働者として安全問題として取り組んでいる。11月労働者集会が決定的に重要だ」、「動労千葉に元気をもらっている。現在、学校現場では日常的な残業、持ち帰り、休日出勤が常態化している。良心的な教育労働者ほどむしばまれている。団結を堅持して闘い抜く」等々、第一部、第二部を通して職場の闘いの報告、闘う労働運動の再生をめざした報告が全体化されていった。
(写真 参加した動労千葉組合員・家族会より会の活動へのお礼と闘いへの決意を表明いたしました)
動労千葉の米・レーバフェスタ派遣に支援する会からも同行!
とりわけ満場の意気を軒昂とさせたことは、現在、アメリカの国際港湾倉庫労働組合(ILWU)が中心となっている「タフトハートレイ・抑圧・民営化反対行動」等からの要請で、サンフランシスコでのレーバフェスタの「解雇された日本の労働者との連帯イベント」等に、本部・川崎執行委員が派遣され、支援する会からも運営委員の山本氏が通訳で同行し、一○日に届いた報告では、「一○四七名闘争、国鉄分割・民営化反対闘争の報告を行い、動労千葉の闘いがいかに大きいのかを身に染みて感じている。○三春闘での戦争に反対して六○○本の列車を止めた闘い、アメリカから11月集会や三里塚に来たいとの発言が出ている」との派遣報告に、国際的な闘いの広がりを実感した。
中野常任顧問からの特別講演!
動労千葉を支援する会が出来てからかれこれ二○年、全国の労働者の皆さんから多大な御支援をいただいている。
動労千葉にとって重要な事、朗報を軸にして話したい。現在、川崎執行委員をアメリカに派遣している。イラク戦争などをみると、世界の労働者との連帯なくして闘えない。今回のILWUローカル一○とは最大最強の労組からの招請であり、そのスローガンにも見られるように、「抑圧・民営化に反対」する闘いを展開している。ILWU(国際港湾倉庫労働組合)の三五年での協約により、「経営側は労働組合を通じてしか労働者を採用できない」という画期的な労働協約の改悪攻撃、経営側のロックアウト攻撃と対決し、さらにはブッシュの「タフトハートレイ法」という悪法に対して、柔軟かつ強靭、頑強な闘いを繰り広げている。パトリオットUという財産剥脱や国外追放を含んだ法律や、ペンタゴン(国防総省)の七五万人の労働者や、連邦政府八○万人の労働者まで民営化しようという度外れた効率化、兵士さえ民間人が派遣されている実態がある。そうした団体から動労千葉に白羽の矢がたった。七二時間ストの打ち抜きが決定的だった。国際的に脚光をあびた。動労千葉もインターナショナルになった。なぜ動労千葉なのかということが核心だ。労働者は団結して闘っていく以外に生きていく道はない。問題は中身だ。原則・路線がはっきりしている。韓国でも労働者の闘いが原則を譲らず闘われている。日本の労組はその原則を譲ってしまっている。労働者は労働者、当局は当局だ。ここをはっきりさせなければならない。動労千葉の闘いは米・英のレーバネットでトップ記事になっている。ILWUの掲げるスローガンは本質を突いている。原則を守って闘い抜く以外に労働者は存在しない。闘っている者は見抜いてしまう。戦後史を画する事態の進行するという中で、アメリカから民主労総が11月集会に来る。今年はガラッと情勢が変わる。国際的権威が出来た。ひとつの勝負が11月集会だ。
燎原の火のごとく闘う労働運動の復権をめざして闘いたい!
総会の最後には、動労千葉から御礼と決意が示され、「動労千葉の一挙手一投足が注目される時が来た。皆さんとともに歩み、燎原の火のごとく闘う労働運動の復権をめざして闘いたい。お互いに切磋琢磨して進んでいきたい」との決意が満場に示され、団結ガンバローが会場に響きわたった。
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