アメリカに代表派遣を決定!
動労千葉の03春闘ストは、イラク戦争反対の闘いが全世界で空前の規模で燃え広がる状況を背景に、国際的に大きな注目を受けた。以降、本部には何度も「ぜひ代表を送ってほしい」という要請が来ている。
今度の訪米の要請は、アメリカでも最強の労働組合と言われる国際港湾倉庫労働組合(ILWU)が中心となって結成された「タフトハートレイ・抑圧・民営化反対行動」からの要請で、サンフランシスコで「解雇された日本の鉄道労働者との連帯イベント」を開催したいというものであり、7月9〜15日まで、川崎執行委員を派遣することを決定した。
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2003.7 ILWUローカル10反戦行動委員会
国内での戦争と、海外への侵略戦争
団結しよう国内で、そして世界の兄弟姉妹と!
イラク戦争のぼう大な戦費と、アメリカの労働者に対する激しい攻撃を見すえ、ILWUローカル10反戦行動委員会のミーティングに参加しよう。
来賓として、日本の鉄道労働組合・動労千葉の代表川崎昌浩さんが参加する。
私たちの兄弟・川崎さんは、イラク戦争と軍事化に反対する日本の労働者の闘いを報告する。そして彼の組合が敢行した反戦鉄道ストのビデオが放映される。
また彼の組合は、日本の国鉄が民営化される際に解雇された労働者の正義を守るために闘っている。これらの被解雇者は、戦闘的かつ民主的労働組合に所属していたがゆえに、政府と会社によって強行された民営化の過程で、不当な差別を受けてきた。
また、ILWUローカル10反戦行動委員会のジャック・ヘイマンとクラレンス・トーマスによるレポート、オークランドにおける港湾労働者に対する警察権力の不当な攻撃を写したビデオの放映、民主的権利に対する激化する攻撃の報告などが行なわれる。
この重要なミーティングに、ILWUの全支部メンバー他労組の活動家の参加を訴える!
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ILWU、タフトハートレイ
国際港湾倉庫労働組合(ILWU)は、カナダからメキシコに至る西海岸全域の港湾労働者を組織する組合で、ヤードで働く鉄道労働者や港湾の倉庫労働者なども含まれている。
この春にも、70年間あまり維持されてきた、「経営側は労働組合を通じてしか労働者を採用できない」という画期的な労働協約の改悪攻撃や、イラク戦争反対の大闘争を展開し、経営側のロックアウト攻撃と対決し、長期間にわたって西海岸一体の港湾がストップするという闘いを貫徹している。
ブッシュはこの攻撃にタフトハートレイ法を発動し、あるいはピケに発砲し、大弾圧をしかけた。「タフトハートレイ法」とは、80日間にわたってストを禁止することができる悪法である。
数多くの会合に参加を予定!
アメリカでは、今、民営化による労働者の権利破壊が重大な問題となっている。何と国防総省(ペンタゴン)の 75万の労働者や、連邦政府80万の労働者まで民営化しようとしているというのだ。
今回の訪米は、こうした状況を背景として要請されたもので、日本の解雇された鉄道労働者との連帯イベントをはじめ、ILWUが呼びかける集会(ビラ参照)や、サンフランシスコ労働者評議会の代表者会議での訴えなど、数多くの会合が予定されている。
この取り組みを、国際連帯の強化と、日本における労働運動の再生への大きなきっかけとするために成功させよう。
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