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No.

Stop This War!

 昨日、米ブッシュ政権は、戦争に反対する世界の声をふみにじって、ついにイラクへの空爆を開始した。そして小泉は、直ちにこの戦争を「理解し支持する」と表明した。
 これほど恥知らずな戦争はかつてない。この戦争には一片の正義もない。この戦争は紛うかたない非道である。イラクが「大量破壊兵器を保有している」などと言うが、核兵器をはじめ、地球上の大量破壊兵器のほとんどを保有しているのはアメリカ自身だ。イラクに細菌兵器を渡したのはアメリカだ。アメリカの軍事予算はイラクの一千倍以上である。
 イラクでは湾岸戦争のときにアメリカが使用した核兵器−劣化ウラン弾による放射能障害で今も子供たちが毎日のように死につづけているというのに、バンカーバスターだとかデイジーカッター、劣化ウラン弾、超大型新爆弾MOABなどの残虐兵器がイラクの民衆に雨あられのように叩き込まれ、大虐殺が始まろうとしている。

 ブッシュは最後通告のなかで、「危険を除去するための先制攻撃だ」と宣言した。ラムズフェルドは「これからの攻撃はこれまでのどの戦争でもなかった規模のものになる」と公言している。まさにブッシュドクトリンで宣言したとおり、米国の国家利益だけを基準にどこへでも先制攻撃をしかけるということだ。「国連も国連憲章も関係ない。われわれは偉大な軍事力をもっている。だから先制的にこれを使う」というのだ。まさに帝国主義的侵略戦争だ。アメリカは同じ論理で北朝鮮をはじめ、世界中に戦争をしかけようとしている。世界戦争の危機が迫っている。
 ブッシュの狙いは、埋蔵量世界二位のイラクの石油を支配しようということだ。だがそれだけでなく、この戦争は、アメリカに対抗する経済的・政治的・軍事的ブロックとしてのEUにくさびを打ち込もする狙いを込めた戦争だ。国連などの戦後的な秩序もすべて解体して米国が世界に君臨する「新世界秩序」をつくろうとする戦争だ。ブッシュドクトリンには米国の目標は中国の市場と権益を独占することだと明記されている。イラクへの侵略戦争は、世界戦争の引き金を引きかねない戦争である。

 この戦争の背景にあるのは、資本主義体制が万策尽きて出口のない危機に行き着いたということだ。最後の一手が戦争しかなくなったのだ。「9・11」を契機に世界は一変した。しかし「3・20」、この恥ずべき日をもって、歴史の歯車はまたひとつ大きく動こうとしている。戦争が「正義」とされ、むきだしの国家主義政策が世界を覆う恐るべき光景が生み出されている。グローバリゼーションという名の世界支配がもたらしたのは戦争と貧困でああった。日本の労働者にも生きる権利を奪い尽くすような攻撃が襲いかかろうとしている。生き残りをかけた帝国主義国どうしの対立・衝突が始まっている。歴史は不気味に繰り返されようとしている。

 しかし、世界中で労働者・民衆が燎原を焼き尽くす炎のように闘いに起ち上がっている。ブッシュやブレア、小泉は政権崩壊の危機と背中合わせの危機にたっている。労働者、民衆の団結した力こそが戦争を止める力だ。今こそ起ちあがろう。
 イラク侵略戦争の最も積極的な推進者として世界に登場した小泉政権を倒そう! 有事立法の制定を許すな!

 NO WAR! DON'T ATTACK IRAQ!
 THE WORLD SAYS NO TO WAR!
 3・27−30春闘ストライキに起ちあがろう!

国鉄千葉動力車労働組合

(写真)3月21日DON'T ATTACK IRAQ STOP有事法制3・21集会(日比谷野音)へ参加

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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