12・1−12・8連続闘争へ
有事立法を廃案に追いこもう!
イラク人民大虐殺を許すな! イラク侵略戦争反対!
小泉政権は、積極的にイラク侵略戦争に協力し、参戦することを公言している。「査察は無条件、無期限に行うべきだ」と記者会見などでくり返している。そうしたなかで、防衛庁は「国連決議があれば支援内容の幅が広がる」として、テロ対策特措法の半年間延長と支援内容の拡張(本格的出兵)を決めようとしている。
この動きの中で、すでに日米両軍2万1千人が参加する日米共同演習が大規模に展開されている。イラク・北朝鮮侵略戦争を想定した軍事演習そのものである。また、沖縄をはじめ全国の基地は一挙に緊張を高めている。
日本の政府支配階級は、アメリカの戦略に沿いながら「拉致問題」「核開発問題」を口実にして、家族の怒りや悲しみを利用し、政治問題の道具にして「北朝鮮はテロ国家だ」「制裁を加えろ」と排外主義をあおりたて、戦争法の有事立法、改憲を強行し、戦争への国民総動員状況をつくり出そうとしているのだ。断じてこの道を許してはならない。「二度と過ちをくり返してはならない」という世界・アジアの人々への誓いにかけても、である。
問われていることは、南北朝鮮人民の南北統一の闘いに連帯し、排外主義の攻撃をうち破り、イラク侵略戦争絶対反対、有事立法の完全廃案をめざし、全力をあげることである。
「有事立法に賛成」の連合を突き破り、JR総連・革マルの闘争への介入・破壊を許さず、新たな闘いに立ち上がっているすべての仲間と固くスクラムを組み闘いぬこう。
陸・海・空・港湾20労組の奮闘に応え、鉄道・運輸労働者の責務にかけて、有事立法阻止、有事体制づくり反対に起ちあがろう。12・1代々木公園サッカー場、12・8日比谷野音に結集しよう。
イラク戦への参戦と有事立法強行を狙う小泉政権を打倒しよう!
アメリカ・ブッシュ政権によるイラク侵略戦争と日本(帝国主義)の参戦の危機が切迫している。
11・10全国労働者総決起集会に結集した3050人の仲間は、アメリカ港湾労働者連帯委員会と韓国サンミ特殊鋼労組から寄せられた「イラク戦争を絶対止めよう」という熱烈なメッセージに応え、闘うことを決意した。当面12・1→12・8闘争に全力で起ちあがろう。
ところで、仮にもこのイラク侵略戦争を許すならば、「核戦争防止国際医師会議」の報告によれば、開戦後3ヶ月間でイラクの軍や人民の5万から26万人が殺され、もし米軍が核兵器を使えば、30万から360万人の人々が殺されると警鐘を乱打している。まさにイラク人民を丸ごと抹殺する一大虐殺戦争である。
アメリカのイラク侵略戦争は、一片の正当性も正義もない。
アメリカは、年間3800憶ドルの軍事費を費やし、地球全体を破壊することすら可能な軍事力を有しながら、その足下にも及ばないイラクと北朝鮮を「脅威だ」「悪の枢軸だ」と決めつけ、一方的に軍事攻撃し、無制限、無制約にイラクの主権を踏みにじり、イラクの国土と人民を武力占領するものである。石油の占有と中東、世界支配のためである。
米国キャンベル国防次官補代理は11月、「ブッシュ政権はイラク問題がある程度整理された後、北朝鮮問題に焦点が移される。その場合、最終目標は改革ではなく、政権の崩壊である」と公然と述べているのである。このアメリカ帝国主義ブッシュの傍若無人の行いにアメリカ内の労働者人民をはじめ、ヨーロッパ、韓国をはじめ全世界的規模で、ベトナム反戦闘争を上まわる反戦闘争の決起が次々と闘われてきている。このことをしっかりと確認しよう。
われわれは、全世界の闘う人民と連帯し、イラク侵略戦争阻止のために全力を尽くそう。
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