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闘う国労組合員に対する不当弾圧を弾劾する!11・10全国労働者総決起集会において、よびかけ3組合は国労闘争団と組合員に対する不当弾圧に対して抗議する共同声明を発した。以下、全文掲載します。
5月27日の国労臨時大会は、与党三党声明の圧力に屈し、15年間の長期にわたって名誉回復と解雇撤回・原地原職復帰を求めて闘ってきた国労闘争団に対し、統制処分を科し、生活援助金の支給を打ち切り、闘争団そのものを切り捨てることを決定する大会であった。 2002年11月10日 拉致問題を口実にした排外主義攻撃許すな!
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特別決議
拉致問題を口実にした排外主義攻撃をうち破り イラク侵略戦争反対、有事立法阻止の反戦闘争にたちあがろう |
アメリカブッシュ政権は、アフガニスタンにつづいてこの11月にもイラク侵略戦争を開始しようとしています。イラク人民は、91年のアメリカによる湾岸戦争とそれ以降の経済封鎖で200万人が殺されました。そして「テロ根絶」の名のもとに民族総殺りくの戦争を強行しようとしているのです。またアメリカは北朝鮮への戦争政策を強め世界戦争を開始しています。
小泉政権は、このブッシュの世界戦争政策にまっ先に支持と協力を明らかにして有事立法、戦争国家化を推進しています。小泉政権の「日朝国交正常化交渉」は、この戦争政策の一環として推し進められています。
いま新聞、テレビなどで宣伝されている拉致問題について労働者はどういう立場に立たなければならないか。
日本の植民地時代における数百万人の強制連行こそ国家による大規模な組織的拉致そのものでした。そして20万人に及ぶ軍隊慰安婦問題、関東大震災における朝鮮人大虐殺などの日本の国家犯罪に対してこれまで一片の「反省・謝罪・賠償」も日本政府はしてきませんでした。そして戦後においても日本政府は50年朝鮮戦争、六五年日韓条約など南北分断、北朝鮮敵視―戦争挑発を一貫してとり続けてきました。このなかで北朝鮮による拉致事件がおきたのです。
私たちはこの拉致事件を断じて認めることはできません。しかし今回の「正常化交渉」では、この国家犯罪を拉致問題を口実にごまかし否定し、「経済協力方式」を北朝鮮に強制しているのです。この国家犯罪を許してしまった日本の侵略の歴史をぬきに、拉致問題を云々するのは正しいあり方とはいえません。
小泉政権は、この拉致事件を口実に家族の怒りや悲しみを利用し政治問題の道具にして「北朝鮮はテロ国家だ」「制裁を加えろ」と不審船問題、核、ミサイル問題とからめて北朝鮮敵視政策、排外主義をマスコミも動員して世論誘導する攻撃をかけてきています。そのなかで在日朝鮮人に対する嫌がらせ、脅迫、暴行事件が増えています。「もの言えばくちびるさむし」という真実や正しいことがいえない状況をつくり出し、その先に有事立法、改憲、戦争を強行しようとしているのです。
いまわれわれ日本の労働者に問われていることは、南北朝鮮労働者人民と交流を深め、朝鮮人民の南北統一の闘いに連帯し闘いぬくことです。そして拉致問題を口実にした北朝鮮敵視政策―排外主義の攻撃をうち破り、イラク侵略戦争反対、有事立法阻止のたたかいに起ちあがることです。アメリカ、イギリス、韓国など世界各地でイラク戦争反対のたたかいがはじまっています。世界各地の反戦闘争、イスラム諸国人民と連帯し、イラク戦争反対の闘いをまき起こそう。臨時国会で有事立法を廃案においこもう。
右、決議する。
2002年11月10日
たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
大失業と有事立法とたたかう統一行動を
11・10全国労働者総決起集会参加者一同