動労千葉は、8月21日DC会館において「シニア制度地労委勝利報告集会」を全支部からの90名の結集をもって開催した。
田中委員長あいさつ
7月19日、千葉地労委は勝利命令を交付した。命令をステップとしてシニア制度撤廃、外注化阻止、ニューチャレンジ21、第二の分割・民営化粉砕へ闘いぬこう。
勝利命令は動労千葉の主張を全面的に認める内容である。この命令によってJR総連東労組が丸のみした事の反動性がはっきりし、国労、鉄産労の路線の間違いがはっきりしている。全力で闘いを作り直していこう。命令の意義は、シニアを元にした外注化阻止の闘いの攻防の出発点でJR会社のねらいを否定するものとしてある。7名の頑張りがこの攻撃の根本を揺るがした。敵にさんたんたる状況を突き付けている。
今の社会のあり方は間違っている。シニア制度はJRだけではなくあらゆる企業で行なわれている。正面からこの攻撃と向き合ったのは動労千葉だけだった。
JRは中労委へ再審査を申請した。千葉支社を外注化出来ないところに追い込んでいる。新保全体系でも当局を追い込んでいる。昨年の強制配転以来の組織破壊攻撃を防いできた。外注化阻止の第二ラウンドに突入しよう。勝利の要因はひるむことなく団結し、職場抵抗闘争を闘ってきたことにある。18年度のシニア制度の対象者は9名が闘うことを決意している。
貨物のニューチャレンジ21は、3年間で2000人の削減と100億円の予算削減し、基地を半減しようとする攻撃だ。この攻撃に立ち向かっていこう。
シニア制度撤廃へたたかおう
次に川崎執行委員が勝利命令の内容と本社交渉、千葉車両整備との交渉経過について次のとおり報告した。東日本本社との交渉は8月13日に行なった。会社は7月26日に中労委に再審査の申し入れを
行い、地労委命令を履行する気はない。千葉車両整備は、8月19日に交渉を申し入れたが、独立した会社だからとして動労千葉からの申し入れを拒否した。
また、一般公募からも動労千葉組合員を排除したことについては法的闘いを検討する。7人の当該組合員を代表して羽鳥さん、斎藤さんの決意表明の後、中村書記長が基調報告を行なった。7月19日、勝利命令交付という大きな勝利の第一歩を勝ち取った。ニューフロンティア21の土台に据えられているのがシニア制度と業務の全面外注化だ。65歳まで働ける労働条件を確立するために全力で闘う。
3ヵ月間決戦を闘いぬいたが、分割・民営化攻撃はまだ続いている。ニューチャレンジ21の本質はこれまでの延長線上では考えられない職場討議を行ない、貨物をめぐっても大闘争を構えなければならない。第二の分割・民営化と位置付けたが第一の分割・民営化よりすごい攻撃がかかってくる。それをはねかえすのが組織の団結、さらに団結を固めようそのためにも組織拡大が大切だ。
続いて、車両技術分科会佐藤会長、山田幕張支部長、貨物協議会的場議長、乗務員分科橋本会長がそれぞれ決意表明をおこなった。その後、各支部代表が正面に並び、全員から決意表明を受け、最後に田中委員長の団結ガンバローで集会を終了した。
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