戦争の危機が切迫している
今年も8月6日に8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけにより「再び戦争をくり返すな8・6ヒロシマ大行動」が開催される。今年の8・6ヒロシマ−8・9ナガサキは、世界戦争の危機の切迫の中で被爆57周年を迎えようとしている。
ブッシュ大統領は、年頭の教書でイラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」ときめつけ、「テロ根絶」の名の下に侵略戦争にうってでることを決定した。そして、いまアメリカはこの秋から来春にかけてイラクに対する侵略戦争に突入しようとしている。戦争計画を米軍が大統領に報告し、ブッシュはこれを決定したと新聞報道されている。そしてブッシュは、北朝鮮や中国に対する戦争をイラク攻撃に続いて強行しようとしている。
アメリカによる戦争情勢の中でこの情勢に反応して日本を戦争ができる国へとするために小泉は有事法制をなんとしても成立させようとしているのだ。
福田官房長官の「非核三原則見直し」発言に対して小泉首相は、「あれはどうってことない」となんら問題にしない態度を示した。まさに有事法制攻撃が改憲・核武装攻撃であることがはっきりしている。
今年の8・6ヒロシマ―8・9ナガサキはこうした戦争への道をくりかえさない闘いとして決定的な闘いとなっている。有事法制を許せば再びヒロシマ、ナガサキが繰返されるのだ。
「8・6ヒロシマ大行動」は、再び侵略戦争をくり返さない闘いとして毎年闘いの陣形が大きくなり、発展してきたのだ。今こそ、労働者人民の力で有事法制を廃案に追い込まなければならない。
有事法制を廃案においこもう
この4〜7月有事法制反対の闘いがこれまでの反戦平和運動の枠を超えて大きく巻きおこった。6万人が結集し闘いぬいた「STOP!有事法制6・16全国大集会」を頂点に全国でさまざまな闘いが巻きおこり、有事法制の成立を阻止してきた。
6月23日の「沖縄全戦没者追悼式」において「有事法制反対」「小泉帰れ」という沖縄人民の怒りの声が小泉首相に叩きつけられた。
「ヒロシマ、ナガサキをくり返すな」とは、「帝国主義戦争を二度と繰り返さない」ことであり、「国が再び戦争を起こそうとするときには、今度こそ体を張ってでも阻止する」ということではなかったのか。
小泉内閣は労働者の戦後的権利をすべて解体し、侵略戦争に打ってでようとしている。有事法制反対の闘いと一体なった 「8・6広島−8・9長崎反戦反核闘争」の大爆発を勝ちとろう。労働者の決起をかちとり、有事法制を絶対に阻止しよう。 動労千葉は、全支部からの代表派遣をもってヒロシマ大行動へ参加することを決定した。あわせて派遣カンパの取組みも決定した。全支部からヒロシマ大行動へ結集しよう。
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