今後も組織拡大を−銚子支部
02春闘は昨年の12月に本部役員が強制配転された時点から始まった。設備部門に一斉に出向攻撃が行われた後、新保全体系を強行しようとする会社側からの我々に対しての挑戦だった。われわれは直ちに年明けより三ヵ月決戦へと突入した。
京葉、習志野、幕張の3電車区で非協力闘争が勝ち取られ、銚子支部も幕張電車区への入出区等に関し所定以外の業務は行わないと各組合員にオルグし万全の体制で望んだ。3月上旬には銚子駅、旭駅、飯倉駅にて現在会社が行おうとしている無謀な検査、修繕業務の外注化、安全の切り捨ての中止を求めたビラ撒きを早朝より決起し、02春闘総行動の闘いを訴えた。
3月28日よりのストライキは本線運転士27名中22名と指導員、事務、検査及び営業の仲間が決起し4日間に渡り整然と貫徹した。
東労組革マルは昨年同様銚子駅前の旅館に役員が泊込み出退勤時には必ず寄るように指示を出していた。31日の東労千葉地本ビラには組合員に対し「御礼」と称し「千葉労」とか「駄馬」とか革マルが過去に使っていた文章がそのまま掲載されていたらしい?なぜか銚子運転区内掲示板には貼られていなかった。昨年より国会等で革マル問題が出てから松崎会長を顧問にしたり革マル色を隠していたがどこかでボロが出るもんだと思った。我々は昨年2名の仲間の獲得を実現した事に誇りを持って本当に困った時に力が発揮できる支部として今後も組織拡大をしたい。
又、15年以上も駅に塩づけされた仲間と清算事業団に送られ2度の不当解雇になった多田さん、伊藤さんの原地、原職に復帰するまで「自力・自闘・連帯」の精神で闘いぬく決意である。
組合員の力の結集−京葉支部
今年の1月末に京葉支部の新たな支部長に就任して、初めての大規模な闘争ということもあり、非常に緊張をしながら全行動を無事に終わることができて現在はホッとしている状態です。
3月29日の東京高裁での採用差別事件から31日の三里塚現地集会まで、全組合員の総決起体制を築きあげられたことは何よりも私をはじめ新役員体制を盛り上げていこうとしてくれた組合員の力の結集であったと思います。
特に京葉支部は、運輸区の乗務員、電車区の検修部門、そして営業の組合員と基地が3箇所あるということから、その連絡体制的にもかなり難しいということが日常的にあり、その点を重点において行動を切り盛りしたところです。
運輸区には平成採用運転士が多数いるという現実から組織拡大が支部的にも期待されていることは十分認識しているところですが、闘争前〜闘争後を含めて、この02春闘を唯一闘い抜いた動労千葉の力と闘いの質が、職場での力関係を作っていることや、労働者をめぐる失業問題などに対する労働組合としての立場と闘いなどが、知らしめられたのではないかと考えます。今後も検修部門の外注化攻撃−新保全体系との闘いは継続することになります。運転保安確立の闘いを引き続き担っていきたいと思っています。これからも支部の組合員を信頼して微力ではありますが、動労千葉の闘いの一角を担っていきたいと考えています。
幕張に負けないように頑張るぞ−木更津支部
02春闘、3月決戦御苦労さまでした。木更津支部ストライキ配置は地上勤務者が3月29日始業時〜同30日終業時まで、泊勤務者が31日終業時までのストライキ!本線運転士及び内勤、指導員が3月30日始業時より同日の終業時までのストライキの闘争戦術でした。
3月17日、支部執行委員会を開催し、戦術内容を確認しその後、支部職場集会を開催し各組合員に闘争期間の行動内容、スト対象者の確認と行動説明を意志統一しました。29日からのストに関して、漏れ間違いのないよう連日執行委員会で話し合いが持たれ、スト体制を確立しストに突入して行きました。
29日地上勤務者がストに突入し、スト対象者と乗務員勤務者以外は 「スト貫徹動労千葉総決起集会」に参加し、その後、木更津にて泊乗務員の引き上げを待ち一日目が過ぎました。
30日は、31日立ち上がり乗務員以外の全組合員で「JR貨物本社抗議闘争」、3組合による「02春闘総行動中央総行動中央総決起集会」、その後のJR東日本本社抗議デモを貫徹、木更津に到着後、立ち上げの乗務員及び泊りの検査の手配をし、31日午前0時をもって闘争を終了しました。
当局との対応では、29日引き上げの乗務員を職場での着替えを認めていたにもかかわらず、直前になって現場当局が着替えを認めないと言い出し、支部長が現場長と話しても支離滅裂で話にならず、直ちに本部に連絡して事前の内容でいいとの本部からの連絡を受け乗務員の引き上げを終了しました。
このことで組合員一同は、現場長に対し怒りよりも「やっぱり…!」と呆れてしまいました。
今回の闘争では、最先頭で闘っている木更津支区の本区でもある幕張支部に負けないよう「ガンバロー!」を合言葉に闘い抜きました。
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