No.


02春闘三ヶ月間決戦の山場へ起とう!

3・29〜30ストライキ方針確立!

第46回定期委員会−第二の分割・民営化攻撃との本格的闘い

検修・構内外注化阻止の闘いへ
 動労千葉は、第46回定期委員会を3月2日DC会館において開催し、02春闘三ヵ月間決戦を中心とした当面する取り組みについて、第二の分割・民営化攻撃=「ニューフロンティア21」、「ニューチャレンジ21」の中心軸をなす、検修・構内外注化阻止、貨物ベア・ゼロ打破−差別・能力給導入阻止を軸とする春闘決戦段階の闘いを確認した。
 定期委員会は、君塚副委員長の開会ではじまり、議長に神作委員(館山)を選出したあと、冒頭あいさつに起った田中委員長は、「年頭から春闘三ヵ月間決戦を提起し、この二ヵ月間全支部で闘い抜いてきた。改めて三ヵ月間決戦の終盤戦へ全組合員の総決起を勝ちとり、29〜30日のストライキにのぼりつめていきたい。獲得すべき課題は、この闘争の全過程を経て動労千葉がさらに一皮剥けて、新しい動労千葉が出発したことを全国に宣言したい。堂々と闘い抜ける状況を作りあげることが最大の課題だ。

@ 何よりも検修・構内外注化攻撃を打破する。阻止する。この闘いを総力をあげて闘い抜く。2年〜3年という長期戦に勝ち抜き、団結と職場を守りぬき運転保安を確保する。繁沢副委員長と長田組織部長に対する強制配転はJR当局からの宣戦布告だ。外注化を強行しようとするJR当局と阻止せんとする我々とは火花を散らした攻防局面にある。昨年11月に提案された新保全体系は、外注化とともに職場を丸ごと売り渡す攻撃だ。いよいよ第二の分割・民営化攻撃と真っ正面から対決するときがきた。柱は二つある。ひとつは外注化ー転籍であり賃下げだ。労働条件を根こそぎ覆す攻撃だ。この勝負が三月に巡ってきた。もうひとつは安全問題だ。この攻撃が運転保安にどういう影響を与えるのか、安全の根幹の崩壊を招くものだ。反合・運転保安春闘であり、動労千葉としては原点の闘いだ。

A この闘いは1047名闘争の勝利に向けた突破口を築くことが出来るのかどうかということが問われている。国労本部は闘争団に対して査問委員会を設置した。10数年間あらゆる闘いの中心となってきた解雇撤回闘争こそ、国家的不当労働行為を追及し、職場の力関係を作ってきた。闘う闘争団は、鉄建公団提訴という後の無い闘いに立ち上がっている。3月28日には、動労千葉のJR不採用事件の判決が指定されている。02春闘三ヵ月決戦は全組合員の怒りの声を結集して、1047名闘争の現状を打開し勝利に向けた起死回生を図る闘いだ。

B 資本の側は戦後50数年間社会の構造を成してきた終身雇用制の解体を宣言した。全ての労働者を不安定雇用へと落としこめる。連合はベア要求を放棄した。問われているのは労働組合の存在意義だ。嵐のような攻撃がかけられている中で、動労千葉らしく闘いたい。春闘の課題は貨物ベア・ゼロを打破する。「ニューチャレンジ21」は、2000人のリストラ、成果主義賃金という差別・能力給を導入するというものだ。闘う春闘を再構築しよう。

C 否応なく反戦春闘としての位置づけとなった。ブッシュは2002年を戦争の年と一般教書で宣言した。アフガン侵略から第3次大戦の危機が目前にある。日本の自衛隊はついに戦地へと出動した。3月中にも有事立法の上程がのぼっている。これが春闘をめぐっての一方の現実だ。大失業をうち砕き戦争を阻止する力を労働者は持っている。

D あらゆる闘いを組織拡大春闘へと結びつけることだ。攻防の焦点は動労千葉を潰し団結を解体するという攻撃だ。新たな動労千葉根絶攻撃として、一切合財をしぼりあげることができる。この闘いを通して懸案要求であるシニア制度の撤廃を追求し、年金満額支給まで働ける労働条件の確立をめざす。分・民以来の塩づけにある強制配転者の原職復帰に向けて、飛躍をかけて闘いの勝利をもぎり取りたい」と訴えた。

ベア・ゼロ、差別・能力給阻止
 質疑応答を含めて、02春闘決戦段階の闘い−3・29〜30ストに向けた闘いに組織の総力をあげて決起し、日本の労働者をとりまく現状を打開する闘いを展開し、労働組合としての存在価値、動労千葉の存在価値をあらためて問う闘いに決起することを全体が確認した。闘いによって団結を守ってきた成果をかけた闘いに起とう!