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千葉機関区支部定期大会開催される

 千葉機関区支部第六回定期大会は、10月29日13時から、支部組合員25名のほか、本部から田中新委員長、中村新書記長、君塚副委員長、中野常任顧問の参加のもとに開催されました。
 宮内副支部長の開会のあいさつののち、議長に三本君を選出して、議事が進められ、支部を代表して的場支部長から「この間の組合員の協力に感謝したい。国鉄情勢は、1047名闘争を含めて大きな動きが始まっている。また世界の動きも、戦争が大きく拡大している。貨物会社をめぐっては、手当が大きく引き下げられ、皆の怒りは極限に達しようとしている。われわれは千葉機関区支部の団結をより強くしよう」とあいさつをうけました。
 続いて来賓のあいさつでは、本部を代表して、田中新委員長が「今大会で確立した新執行体制は、動労千葉の底力を示すものだ。いま日本の労働運動は、クビ切りやリストラなど何でもあり労働者をめぐって戦後の労働者の権利を奪うものとして出てきている。今日、国会で『テロ対策法』が成立し、自衛隊が外に出ていく、日本が戦争をする国になる。続くのは徴兵制だ。労働者の団結権、結社の自由を規制する。こんなことは許されない。この攻撃に立ち向かう力を全国の労働者とともに作らなければならない。私たちは、戦争反対をかかげて全国の労働者に呼びかけたい。連合は、来春闘は、『雇用を優先する』としてベア要求をしないという。春闘を全面否定し、もはや労働者の声を代弁していない。1047名解雇撤回の闘いは、国労全国大会が10月13日から開催されたが、またしても機動隊1000名が社会文化会館を包囲した。国労運動の解体か再生かをかけて、人事ではじめて対立候補を立てて選挙に持ち込み、ギリギリで再生の道を踏み出した。本州三社は『完全民営化』が決定されたが、三島・貨物はメドがたっていない。貨物会社は8期連続の赤字で、国土交通省からは、『なんとかしろ』といわれているが、メドはたたない。この年末は、貨物格差を許さないで、JR総連解体にむかって突き進もう。当面11月労働者集会へ支部から総決起を」と訴えました。
 続いて中村新書記長から非専従で書記長を努めるにあたっての決意が、また中野常任顧問からは通算28年の専従生活を振り返って組合員への御礼と今後も組合員とともに闘う決意が語られました。
 執行部より経過報告から運動方針・予算案までの一連の議案が提起されたのち、質疑応答が行なわれました。発言では、
●貨物会社のシニア制度の中身について、対象者に具体的中身があるのなら、教えてほしい。
●手当について、額が少ないことに慣らされているのではないか。もっと怒りが出せるような具体的闘いと取り組みをどうするのか。
 また執行部より香典返しの省略について、趣旨が説明され省略することで確認されました。
 最後に新役員体制を選出し新旧役員のあいさつののち、的場支部長の団結ガンバローで支部大会は終了しました。

新たに選出された役員

支 部 長 的場 正和 運 再
副支部長 宮内 正志 運 再
書 記 長 大竹 哲治 運 再
書記次長 樋口 徳浩 運 再
執行委員 鎌形 哲男 運 再
石川 二郎 運 再
中台 政幸 事 再
山下 栄治 運 再
会計監査 中村 晶夫 運 再
本橋 正彦 運 新

 また同日夕刻からは「ぱるる」において貨物二支部合同の退職者送別会が開催され、今年度退職された三名の組合員の激励会が盛大に開催されました。