No.

検修・構内業務全面外注化阻止へ

職場からの反撃を開始しよう!

 検修・構内外注化阻止にむけて総決起体制を作り上げよう。 車両技術分科会は8月20日、拡大常任委員会を開催し、検修・構内外注化阻止に向けた当面する取り組みを決定した。
 この間、動労千葉は日刊等で特集を組み検修外注化の問題点と外注化された場合の実態等についてについてさまざまな視点から検討してきた。
 当局はメンテナンス部門のほとんどを切り捨て、外部委託しようとしている。設備部門では千葉支社だけでも300名にのぼる大要員削減案を提案し、この10月から実施しようとしている。しかし、検修・構内業務関係については支社段階での提案をできない状態になっている。次期ダイ改の闘いとあわせて検修外注化を阻止する闘いをつくりあげよう!
 
車両技術分科総決起集会へ
 動労千葉は、職場からの要求・問題点をまとめ申28号として当局に申し入れた。検修職場の要求を当局にたたきつけ、外注化の問題点を明らかにし、職場からの反撃を開始しよう。検修外注化阻止へ、検修職場から団交へ全力で結集しよう。
 また、車両技術分科は9月19日に車両技術分科の総決起集会を開催することを決定した。
 検修・構内業務の外注化は、「シニア制度」と一体となった悪辣な攻撃である。業務のほとんどを外注会社に委託し、そして、定年退職となったベテランの技術をもった労働者を超低賃金でこき使おうというものだ。また、その採用にあたっては試験をおこない組合差別を持ち込むものである。
 検修・構内外注化阻止へ職場から反撃を開始しよう。大修業務は一旦は委託されたが要員が確保できないことや作業が重労働であるために直営に戻されている。構内運転についても運転士の経験者に希望調査を行なったが半数は辞退するという状況になっている。当局にも外注化がうまく行くなどという保証はないのだ。9・19総決起集会を成功させ、外注化阻止へ職場から反撃を開始しよう。


検修外注化阻止総決起集会

とき 9月19日 18時から / ところ DC会館


検修職場に関する申し入れ

1.「グループ会社と一体になった業務体制の構築」について、千葉支社では現在、どのような検討が行われているのか、明らかにすること。

2.千葉支社では、既に委託されている業務(大修作業等)が直営で行われている現状があるが、今次の「グループ会社と一体になった業務体制の構築」提案との関係について、どのように考えているのか、明らかにすること。

3.検修基地の将来展望等について、千葉支社の見解を明らかにすること。

4.今年度の「シニア制度」の対象者に対する個人面談及び構内運転士への希望調査の結果について明らかにすること。

5.新形式車両の交番検査体制について、要員が少ないため作業に支障が生じていることから、要員体制を見直すこと。

6.パンタグラフすり板計測装置の「警報」が鳴動した場合の取り扱い方等について、具体的に明らかにすること。

7.次の諸要求について、改善を図ること。
 (1) 幕張電車区14番1区等、危険箇所での作業は行わせないこと。
 (2) 検修協議会については、中止すること。
 (3) 出向者に関する超過勤務等の取り扱いについて、千葉支社の考え方を明らかにすること。

8.設備関係について、次の点について改善を図ること。
 (1) 幕張電車区の構内待機詰所について、拡張等を行うこと。
 (2) 机については、一人にひとつを貸与すること。
 (3) 交番検査の屋根上に扇風機またはスポットクーラー等を設置すること。
 (4) 交番検査の東京方にトイレを設置すること。
 (5) 交番検査ピットのブレーカーがトリップするため、対策を講ずること。
 (6) ピット内の排水設備について整備すること。(特に5番1区、特性線)

9.備品関係について、次の点について改善を図ること。
 (1) 新系列及び新形式車両の予備品が不足していることから、予備品を増配備すること。
 (2) 盛夏服着用期間の指定を廃止すること。
 (3) 作業用手袋について、増貸与すること。

10.木更津支区について、次の点について改善を図ること。
 (1) 検修要員の増配備を行うこと。
 (2) 輪軸交換については、工場で行うこと。
 (3) 予備車が不足しているため、故障等での車交が困難なことから、予備車の増配備を行うこと。
 (4) 検修庫が老朽化していることから、早急に新築等を行うこと。
 (5) 自動車等を運転する場合については、自動車運転手当を支払うこと。