DC通信No.182
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<2013年11月国際アピール> 全世界の友人のみなさん 私たちは、来る11月3日(日)、東京にて全国の闘う労働者・労働組合の総決起集会を開催します。そして翌日の11月4日(月)には、全世界の友人たちと共に労働者国際連帯集会に結集します。 労働者から一切の権利を奪い取り、血の一滴まで収奪する新自由主義の攻撃が全世界に吹き荒れています。この攻撃の核心は規制緩和と民営化であり、あらゆる労働法制から資本を自由にする外注化・非正規職化です。 日本では、安倍政権によるアベノミックスの攻撃が吹き荒れています。過剰資本・過剰生産力に喘ぐ最末期資本主義が、さらに大胆な金融緩和と公共投資を行い、全社会を大規模な民営化・雇用破壊に叩き込むという破産必至の攻撃です。9割の労働者を非正規に突き落とす一方で、医療、教育、年金、社会保障などを完全に破壊しようというのです。 規制緩和と民営化、外注化と非正規職化との対決は、全世界の労働者の闘いの共通項です。 韓国では、国家情報院の大統領選への不正介入に対し数十万の集会が繰り返し開催され、この闘いと結合して整理解雇、非正規職化、民営化と対抗する闘いが民主労総・鉄道労組を中心に社会的な大運動として燃え上っています。 アメリカ西海岸のILWU諸支部に対し、日本の商社資本を先頭とした組織解体攻撃がかけられています。ILWUを中心に家族・地域総ぐるみの抵抗闘争が展開される中で、アメリカ労働運動の再編の動きも始まりました。また、8月下旬には全米60都市で、労組結成と時給アップを求めて過去最大規模のファストフード・ストライキが勝ち取られています。 そして、新自由主義攻撃の渦中に引き込まれたBRICS諸国やエジプト、フィリピン、トルコなどの労働者の「生きさせろ」の闘いは今や世界を席巻するに至りました。 私たちが例外なく問われていることは、帝国主義への対抗軸としてあるべき労働組合です。階級的労働運動をあらゆる職場につくり出していくこと、既成の体制内労働運動のくびきから自らを解放して、労働組合を変えていくことが求められています。原則を守り団結を拡大するという「当たり前」でかつもっとも困難な事業が私たちの普遍的な課題です。 安倍政権は世界の海を放射能汚染しても恬として恥じず、兵器級プルトニュームをため込み、「死の商人」よろしく原発パッケージを世界に売り歩いています。 11月3日(日)の日本の3労組(動労千葉、関西生コン、全金港合同)と国鉄闘争全国運動主催の全国労働者総決起集会へのご参加を、ここに改めて要請いたします。また、添付の賛同用紙に賛同署名と連帯メッセージを頂けると幸いです。 日本滞在中の宿泊費などにつきましては、私たちの負担とさせて頂きます。前向きなご返事をお待ちします。 2013年9月 国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)/委員長 田中康弘 |