DC通信No.140 09/04/26
外登法・入管法と民族差別を撃つ
全国研究交流集会への呼びかけ
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<09外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会 第20回全国集会>

5月10日(日) 午後1時
横浜市教育会館ホール
(JR、東横線、地下鉄、桜木町駅約10分/京急線 日ノ出町駅約10分)

09年外登法・入管法と民族差別を撃つ
全国研究交流集会への呼びかけ

 日々の取り組み、ご苦労さまです。全国研究交流集会実行委員会への変わらぬご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。

 金融大恐慌が世界中に波及しています。私たちの目の前で資本主義が音をたてて崩壊を開始しています。かつて経験したことのないこの情勢を前に、私たちは、「在日・滞日外国人と団結し、『生きさせろ!』ゼネストを闘いぬこう!」と声を大にして呼びかけます。「打ち破ろう分断! 取り戻そう団結! 民族差別・排外主義と入管体制を打ち破り、全世界の労働者と団結しよう!」のスローガンを掲げて09年外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会を開催します。

 昨年、私たちは関西・全国の集会で、「支配階級によって築かれた分断の壁を打ち砕き、民族・国籍・国境を越えた労働者階級の団結を固めていくのが、新たな、そして本来の入管闘争です」と宣言しました。1年がたった今、「民族・国籍・国境を越えた労働者階級の団結を固めていく入管闘争」の役割はさらに重要になっています。

 呼びかけ人の一人、国鉄千葉動力車労働組合の田中康宏委員長は、「『万国の労働者、団結せよ』、ここにマルクス主義の核心がある。それを一番困難なところから始めたい。労働者にとって一番困難なのは自らの職場だ。ここで頑張れる人間は戦争反対の闘いを始め、民族差別との闘い、あらゆる闘いに絶対立てる。そういう団結する力をもった労働者になろう」と力を込めて呼びかけました。韓国から駆けつけた民主労総ソウル本部長イジェヨン氏も、国際連帯闘争の強化を訴えました。新自由主義攻撃の先駆けであった国鉄分割・民営化攻撃と首をかけてストライキで立ち向かい、闘うことで団結を強めて今、世界に11月労働者集会を呼びかけている動労千葉と結合し、階級的労働運動の実践として入管闘争を進めていきたいと考えています。「生きさせろ!」ゼネストへ、国鉄決戦勝利、民営化・道州制攻撃粉砕を全力で闘うことが入管闘争の課題そのものです。

 いま日本経団連が先頭になって道州制導入を叫んでいます。道州制攻撃の核心は、公務員360万人をいったん全員解雇・選別再雇用しようというものであり、自治労・日教組の解体にあります。「国鉄分割・民営化攻撃の全社会化」を推し進め、自治体まるごと大企業がほしいままにするというものです。この攻撃の先兵として大阪府知事・橋下徹がたち現れています。すでに関西では、昨年からの森精機派遣労働者の波状的ストライキ、住宅追い出しの強制執行攻撃を部落解放同盟全国連西郡支部と八尾北医療センター労組を軸にした階級的団結で大勝利をかちとった2・25−26西郡闘争から「道州制反対!橋下打倒!3・6大阪府庁前行動」へと猛然たる決起が続いています。この怒り、この勢いを全国へ拡大しましょう。3・17〜19動労千葉72時間ストライキ−3・20イラク反戦6周年全世界一斉行動渋谷デモから、さらに今春、4〜5月 の闘いへと進撃しましょう!

 こうした道州制粉砕の闘いと結合して、新たな入管体制強化攻撃を粉砕しなければなりません。3月冒頭、在日・滞日外国人を住民基本台帳に搭載するために住基法改定案、「在留カード」導入のための入管法改悪案が閣議決定されました。ここから排除される非正規滞在者、難民申請者を徹底した治安管理の対象にすえようというものです。1980年から開始された指紋押捺拒否闘争をはじめ、入管体制は在日・滞日外国人をはじめとした労働者人民の闘いによって破綻させられてきました。「不法残留・不法就労」キャンペーンと摘発攻撃による年間4〜5万人もの強制送還にも屈せず、今も、首を切られ、職を奪われた日系ブラジル人らが、各地で行動に立ち上がっています。

 大恐慌は世界中の労働者人民を一挙に一つに結びつけています。世界中で同じスローガンが叫ばれ、デモやゼネストが闘いとられています。世界は革命情勢です。なんらかの改良でこの流れを押し止めることはできません。「派遣切り」・賃下げ・リストラ・大量解雇に対して、ガザ侵略戦争に対して、民族・国籍・国境を越えた労働者の闘いが全世界で始まっています。第2次国鉄決戦勝利、民営化・道州制攻撃粉砕を軸に09春闘ストを大爆発させましょう。「生きさせろ!」ゼネストから11月労働者集会へ、一気に革命情勢を煮詰める時です。4〜5月入管集会を世界革命への総決起集会としてかちとりましょう。

 09東西研究交流集会の運営経費は、すべて賛同金と参加チケット代金でまかなわれています。東西集会の成功のために団体・個人のご賛同、ご参集を心よりお願い申し上げます。

2009年 3月 20日

呼びかけ人 

金 時 鐘(詩 人)
梁 石 日(作 家)
鄭 永 薫(京都大学助教)
田中喜美子(牛久入管収容所問題を考える会)
高山 俊吉(弁護士/憲法と人権の日弁連をめざす会)
下田 禮子(反戦被爆者の会/8・6ヒロシマ大行動実行委員会呼びかけ人)
座覇 光子(沖縄民権の会)
田中 康宏(国鉄千葉動力車労働組合中央執行委員長)
入江 史郎(全国労働組合交流センター代表運営委員/
スタンダードバキューム石油自主労働組合執行委員長)
伊藤  晃(千葉工業大学教授)
西村 綾子(神奈川県相模原市議会議員/婦人民主クラブ全国協議会代表)
国賀 祥司(大阪府泉佐野市議会議員)
北島 邦彦(東京都杉並区議会議員/東京西部ユニオン執行委員)
末光 道正(大阪府八尾市議会議員/部落解放同盟全国連合会西郡支部事務局長)
藤木 好枝(八尾北医療センター労働組合執行委員長)
宇都宮 理(愛媛県職員労働組合執行委員長)
深町加代子(豊中市職員組合女性部長)
富田 益行(国労5・27臨大闘争弾圧被告団長)
米山 良江(「君が代」不起立被解雇者)
織田 陽介(全日本学生自治会総連合執行委員長/東北大学)
冨山小太郎(全日本学生自治会総連合書記長/京都大学)
国鉄千葉動力車労働組合
(順不同、3月20日現在)

外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会実行委員会
 東京都港区新橋2−8−16石田ビル4階
Tel 090-6103-6322 e-mail:zenkokujitu@yahoo.co.jp


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