DC通信No.124 08/07/07
銚子支部ライフサイクルの深度化反対ビラNO.36〜40
DC通信目次 

ライフサイクルの深度化反対ビラNO.40
ライフサイクルの深度化提案を全労働者の力で白紙撤回させ職場の青年労働者を守ろう!

 7月1日付けで木更津運輸区の平野嗣朗君(29歳)が動労千葉に結集した。
昨年10月1日に加入した滝君に続く平成採の運転士2人目の加入となった。
「ライフサイクルの深度化」提案は、その後、首都圏7支社の平成採の運転士に現在に至っても、いつ自分が駅に出されるか不安と背中合わせで乗務している現状は、本人が覚書を凍結していない組合に加入しない限り必ず40歳まで続く。殆どの平成採社員が所属する東労組は我々がこの間指摘した通り2001年の段階で会社に革マル役員の自己保身で組合員を路頭に迷わす逆提案を会社に対し「組織・労務政策ビジョン」と称して提案していた事実がある。だから東労組革マルは「ライフサイクルの深度化」を称賛して妥結したと言われても仕方無い。前号でお知らせした銚子から千葉運転区の助勤の話は当然だが、いつのまにか消えてしまった。千葉運転区から2名の運転士を駅に出して1ヶ月にも経たない6月23日に矛盾がさらけ出された。水戸支社でも勝田運輸区から上野駅に2名の運転士が出されたが、その後水戸運輸区→いわき運輸区→勝田運輸区と玉突き人事が行われている。組合員の予想以上の怒りを沈静させようと嘘とペテン的に各地本に丸投げして支社の団交での曖昧な「原則的3年」とハッキリ会社幹部が言わないのに3年で本人の意思で運転職場に帰れると現場役員は説明している。だが現場管理者の面談調書の時の対応が事実を語っている筈である。ジェイアール労組はどうかと言うと日刊で公表した通りである。東労組が修正提案で妥結してから直ぐに妥結した事実をもっと真剣に考えて欲しい。駅に強制配転される事を前提で覚書を結んだ組合に加入する事は今起きている問題に対して解決策などになっていない。JR労組役員は平成採運転士に対し「何処に行っても良いから取り合えずうちに来てくれ」「今は組織固めの段階でいずれは若い仲間で新しい闘う組合にするから」とオルグしている様であるが、誘った本人が助役試験を受けている事実をみると怒りを通り越して呆れるばかりである。3年連続空前の利益を上げても夏季一時金は昨年より低い2.9ヶ月である事実や、東労組大会に会社からの来賓(例年社長が出席)が居なかった事実を組合は隠ぺいしているが確実に革マル排除は進んでいる。労働者を将棋の駒の様に駅に配転する制度に対し「決まってしまったから仕方無い」「自分一人が頑張ったって何も変われない」と言うあきらめをしないで動労千葉に結集し原則を曲げないで闘おう。滝君や平野君に続く平成採の仲間を我々は歓迎する。

2008年7月5日          

 国鉄千葉動力車労働組合銚子支部

ライフサイクルの深度化反対ビラNO.39
ライフサイクルの深度化提案を全労働者の力で白紙撤回させ職場の青年労働者を守ろう!

 東労組の会社と結んだとされる覚書の中身が1ヵ月もしない内から矛盾が噴出している。事前通知時も水戸支社では支社間またがりで勝田運輸区の2名の平成採の運転士が上野駅に強行異動された。区長から駅に行くのはお前だと直接言われた平成採運転士も居た。千葉の中でも千葉運転区から2名の運転士が西船橋と津田沼に異動となったが千葉運転区は余裕がそれ程あったのか疑問である。千葉運転区は通年で臨時列車が運行されている筈である。2名の若い運転士が異動になって標準数は退職前提で年休消化や病欠を除いて+1だと言われている。そんな人数で夏の臨時列車が多数ある時期を乗り越えられないのは会社も百も承知している。駅に2人が出る前に区長と東労組役員が何度か職場で密談を重ねて居たとの複数の証言もある。6月23日夜になって銚子運転区で突如千葉運転区に助勤の話が区長・副区長から個人に話があった。通常なら組合に話があって個人に話が行く処だが会社は許せない事にいきなり元千葉運転区運転士を職場で待っていて役員が乗務に行くのを待っていたかの様に助勤手当を餌に具体的金額を説明して月10万円弱付きますよと個人説得を図ってきた。1人が断ると次は東労組元役員を説得した様だ。本来役員なら千葉運転区に行くと言う事はライフサイクルで千葉運転区から駅に出さなければ済んでいた事である。会社の施策が矛盾しているから人道的にも行かないし行けないと誰もが思う筈である。だが噂では元役員は個人的に行く意思表示を会社に出した模様である。東労組には話は無く頭ごなしに強行された人事である。噂では地本も了解していたと聞く。6月10日から千葉支社管内ホーム要員が居る全駅で慣例となっている乗務員とホーム要員のお互いの手を上げての敬礼が廃止となった。運転士や車掌からは逆に駅員がよそ見をしている様で余計に危険に思うとの意見が出ている。実際危険と判断して汽笛を吹鳴した事象も起きている。駅員等に聞いても今までで良いですよねと大半の方は話している。手を上げてホームの安全が保てないと言うなら腹を立てている様に横を向いていた方が危険である。色々調べてみると半年位前から急に市川駅員が乗務員に対して無視が始まった事が判明した。当時の駅長は現在車掌区の区長になっている。一部の人間に我々が誇りを持って頑張ってハンドルを握っている仕事を左右されたくない。労働者が団結して闘わなければ会社からの攻撃は止め処なく襲いかかって来る。
動労千葉に結集して共に闘い!職場の力関係を我々の手に取り戻そう!

2008年6月26日

         国鉄千葉動力車労働組合銚子支部

ライフサイクルの深度化反対ビラNO.38
ライフサイクルの深度化提案を全労働者の力で白紙撤回させ職場の青年労働者を守ろう!

 6月11日2008年度夏季手当の団体交渉が各労組別に本社にて開催され、毎年空前の最高益を更新しているのにも係わらず東労組が組合員の希望要求額の3.15ヶ月から、かけ離れた昨年より0.05ヵ月少ない2.9ヶ月で他労組を出し抜いて裏切り妥結した。会社は今年ベア分があるから昨年より上がっていると高飛車に出た模様である。ライフサイクルの深度化で東労組革マルは組織を挙げて会社に忠誠を誓って組合員を生贄的に差し出しても「会社の評価は2.9か月」である。東労組役員は会社の発言を擁護した様な発言を何処の職場でも組合員から聞かれたら説明している。組合の希望額が獲得出来なかったのだから役員が2.9ヶ月の額の現実を真摯に受け止め組合員に誠意を持って説明するのが役員の仕事ではないのか。東労組は今後組合掲示板に間違っても「今回の金額は我々の成果だ」などと書けない筈である。6月18日盛夏服から会社は数年前から政府が推奨している「クールビズ化」ワッペンを付けて盛夏時のみノーネクタイ化を実施する。東労組は掲示板で我々の成果であると書いてある。ネクタイは10数年前東労組が会社に対し要求して会社が配布した経緯がある。その結果盛夏にも暑苦しいネクタイ着用が強行されたのだ。その以前は個人の自由で様々なネクタイや組合のネクタイが職場を華やいでいたが、東労組の要求で会社から支給する様になって絞めつけが出来て会社のネクタイ以外は原則的出来なくなってしまった。個人の自由さえ妨げた行為を反省するのではなく都合の良い事だけは我々の成果だと言い放つ行為は絶対許せない事だ。6月1日付けで駅に出された運転士は70名余りになっている。会社は今年度早ければ12月に2度目の駅への強制配転の異動通知が画策されている。ライフサイクルの深度化の労働協約を会社と結んである組合に加入していては今回、異動通知が出なかったからと思っても40歳まで全員対象になると会社は言っているのだから安心出来ないし、気持ちの休まる日は無い。駅の社員に聞いてみたら判ると思うが、今の駅の実態はJRになってから過剰な「お客様サービス」対応の弊害が至る処で出ている。輸送混乱の度に乗客からの暴力や暴言など人間として扱われない様な現場の実態を平成採の運転士も駅の詰め所で嫌と言う程見て来たと思う!
今こそ、労働者の様々な権利の復権に向けて団結して立ち上がれなければ更なる合理化や劣悪な労働条件が待っている。組合員の為の組合じゃない御用組合と決別して動労千葉と共に労働者らしく胸を張って職場で闘いを開始しよう!

2008年6月12日

          国鉄千葉動力車労働組合銚子支部

ライフサイクルの深度化反対ビラNO.37
ライフサイクルの深度化提案を全労働者の力で白紙撤回させ職場の青年労働者を守ろう!

5月21日首都圏7支社でライフサイクルの深度化で若者が自分の意思とは反対に非情にも駅に事前通知が強行された。千葉支社は6名の若者が千葉駅・津田沼駅・西船橋駅に6月1日付けで異動となる。自分が所属している組合が「覚書」と称した労働協約を結んだ結果である。水戸支社では4名に事前通知が出されたが、何と本社は今回支社またがりをしないと公言していたが上野駅に2名が異動となった。水戸支社の場合、本人が絶対行きたくないとハッキリ面談で主張した若者は通知が出なかった。だが今年度末まで現在の見習いが試験に合格し暫くしたら「面談調書」を基に人選され駅に異動となる。今のままでは全員が40歳になるまで永遠と続く。3年で絶対帰れると東労組役員からオルグされ、その言葉を信じて駅に異動された若者も大勢いると聞く。本人は勿論だが運転職場に残った平成採運転士も常に役員に対し約束の実行を確認と遂行をしなければならない。今の東労組役員は平気で組合費を自分の金と勘違いしているんじゃないかと思うほど湯水の如く使い自分のチルドレンを作ろうと躍起になっている。「1円もいらないから○月○日○時に居酒屋に来いよ」と場所を憚らず役員が大声で話している現実を直視し冷静に事の推移を見て信じられない行為と思った若者は多数居たと聞く。会社との結託体制が崩壊した現実を直視しないで時代を逆行する様な役員だけが優遇を受けていた過去を幻想して役員だけが生き残ろうと、何でも会社の言いなりで妥結してきた結果が今回の提案を助長してきたのだ。我々は国鉄分割・民営化に反対して40名の被解雇者を出したが21年経った現在でも職場支配権を堅持し闘いが出来るのも仲間を信じ役員を信じて一人の問題事でも全体で問題解決に取り組んできたからである。銚子支部からもJR発足当初運転士に余剰があったからと当時の現場長が若い順に2年間の期限だとハッキリ約束したのも関わらず21年経った現在に至っても7名が運転士に復帰出来ない現実がある。会社は団体交渉で「異動に関しては任用の基準で適材適所に配置している」の一行だけだ。今回の3年などは限りなく無期限になる可能性がある。現に千葉支社幹部は3年経ったら駅にそのまま残ってくれるでしょうと発言し慫慂すると言っている。妥結した各組合幹部が会社とうまくやりたいとの一心で現場の労働者を人身御供的な行為を繰り返す事は絶対許せる行為では無い。どんなに過酷であっても運命を切り開く強い意志と強い覚悟さえ持てば不可能も可能になる。共に白紙に向けて闘おう!

2008年5月28日

        国鉄千葉動力車労働組合銚子支部

ライフサイクルの深度化反対ビラNO.36
ライフサイクルの深度化提案を全労働者の力で白紙撤回させ職場の青年労働者を守ろう!

 5月16日横浜支社で2名の平成採に駅への強制配転の事前通知の内々定が、ついに強行された。組合は何もしなかったのか、本人達が本当に自分達の希望で行くのかは定かではない。千葉の地でも我々動労千葉が労働者の権利を行使し組合員を守る為に闘いに起つ準備をしても「覚書」を凍結した組合「東労組」「JR東日本ユニオン」「ジェイアール労組」「国労」が静観し他人事の様な顔で沈黙している。毎年役員が変わったり名前だけの役員では会社に舐められても仕方無いのか。職場は「ライフサイクルの深度化」の会話がタブーになっている様な暗い職場と化した。我々は「ストライキ」で組合員を守ろうと、この間会社に対して団体交渉を行っているが未だ明確な回答は出してこない。21日にも事前通知が強行されようとしている現実を無視出来ない筈だ。本日に至っても東労組等は各支部・各分会に対し指示が出せない状態まで堕落してしまっている。国労やユニオン・ジェイアール労組は東労組が「覚書」結んだからと何で自分達の組合員を路頭に迷わす事を百も承知で協定を結んだのか。東労組に先を越されて自分達が会社から見放されたら大変だと組合員を生贄的に会社に売り渡し役員だけは助かろうと跪いたのか。「覚書」を検証すると「組合員の求めるライフサイクルの実現」等、誰も平成採は「ライフサイクル」なんて求めてなんか居ないのを承知でペテン的に会社に文書で回答を求めている。会社は「問題が生じる事はないと考えているが、想定しえない問題が生じた場合は労使間で取り扱う」今回の「ライフサイクルの深度化」は何ら問題ないと会社は突っぱねているだけだ。東労組革マルは地方から「白紙撤回」の声が挙がると慌てて団体交渉を行うなど最終的に3月18日、2006年10月5日の提案を言葉をすり替えただけの中身が変わらない「修正提案」を妥結して平成採を地獄の底に突き落とした。今回の「覚書」は明らかに2001年4月に会社が強行した「シニア制度」と同じ『労働協約』である。当時は労働協約が動労千葉と結んで無いからと東日本本社は退職後の組合員に対し再就職の場を拒否してきた経緯がある。それと今回の「ライフサイクルの深度化提案」は同じ『労働協約』である。よって動労千葉や動労水戸・動労高崎連帯に所属していたら40歳になっても60歳の定年まで「運転士」を希望したら職場を離れなくても仲間と連帯して胸を張って働けるのだ。我々は今後もあらゆる差別や不当労働行為根絶に向けて闘う。若い仲間と共に団結し明るい何でも話せる職場を目指そう。

2008年5月18日

           国鉄千葉動力車労働組合銚子支部


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