DC通信No88X 05/12/01
米国の労働者が民主労総ゼネストに連帯行動

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米国の労働者が民主労総ゼネストに連帯行動

ゼネストに立ち上がった民主労総。先頭で闘うコジョンファン・ソウル本部長やチョンジェファン・民主労総非常対策委員長ら
11・6全国労働者集会に参加した米国の労働組合が、民主労総のゼネスト闘争への支持決議などを上げて連帯行動に立ち上がっている。

ILWUローカル10が「ストップ・ワーク・ミーティング(港湾封鎖行動)」を決定

ILWUローカル10は以下のスローガンのもと、オークランド港のポート・ビュー公園で、2005年12月1日午前10時から、ストップ・ワーク・ミーティング(港湾封鎖行動)を実施する。
1)公民権運動を鼓舞する闘いに立ったローザ・パークスに敬意を表する全国的なストップ・ワーク行動の一環として。
2)イラク戦争を止め、ただちに軍隊を引き上げることを要求して。
3)社会保障もなく、低水準の労働条件と賃金で働くことを余儀なくされている非正規職の搾取をやめさせるため、12月1日にゼネストに立とうとしている韓国の兄弟姉妹と連帯して。

サンフランシスコ労働者評議会「KCTUによる韓国ゼネストを支持する決議」

○外注化、臨時職化、非正規職化の問題がすべての労働者の問題として拡大しているがゆえに、
○この重大問題に関する教育と行動の必要性が、これと社会的に対決していくために不可欠となっているがゆえに、
○韓国では、労働者の56%が臨時職ないしはパートタイムである。そしてアメリカでは、パートタイム、臨時職、非正規職、契約職の数が、2004年で4390万人に達しており、この数にアメリカで公式・非公式に解雇されている人数を加えると6000万人以上となっている。このことは、アメリカの労働者約1億3200万人のうち40%が、永久的臨時職やパートタイムという状況に現在直面しており、そのほとんどが健康保険制度や年金制度から排除されているがゆえに、
○健康関連、運輸、小売、公務、教育、ホテル、食品業において、外注化と臨時職・パートタイムの拡大が流行となっているがゆえに、
○非正規職、臨時職、パートタイムの増大は、永久的フルタイム労働者の職の安定性や、その労働条件、手当などを脅かしているがゆえに、
○韓国労働者60万人以上を組織する民主労総が、非正規職化に反対し、すべての臨時職とパートタイム労働者を守っていくために、ゼネスト突入の指令を発したがゆえに、

 以下決議する。
 サンフランシスコ労働者評議会は、この闘いを宣伝し、この行動を支持するとともに、KCTUへ挨拶状と支援声明を送る。また協議会は、世界的に拡大しているこの積弊に反対して、全国的闘いの展開を主導するKCTUに祝意を表明する。
最後に協議会は、この行動に参加する労働組合員に対するいかなる弾圧・拘束に対しても抗議の行動を展開するとともに、サンフランシスコ韓国領事館にわれわれの見解を伝えることを宣言する。

 このほか、AMFA(航空整備士労組)ローカル9、TWSC(運輸労働者連帯委員会)、AFT(全米教員連盟)ローカル2121、アラメダ郡労働者評議会、英グラスゴーRMT(鉄道海運交通労組)船舶支部などがゼネスト支持決議を上げた。


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