全日建関西生コン支部への弾圧を断じて許さない!
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合
大阪府警はさる1月13日、全日建運輸連帯労働組合関西地区生コン支部武建一委員長を始め、片山好史、武谷新吾、福島聡の各執行委員計4名を不当にも逮捕した。
同時に組合事務所、自宅など30箇所あまりを家宅捜索した。
逮捕理由は関西生コン支部の活動を阻害するための強要未遂・威力業務妨害であり、労働運動に対する弾圧そのものであった。
さらに3月9日には別件の強要未遂、威力業務妨害容疑で武建一委員長および片山執行委員を再逮捕し、新たに2名の執行委員を不当逮捕した。
そもそも関西生コン支部は、日本の社会情勢が資本主義の高度成長から当然の帰結である長期不況に陥る中で、セメント産業界の構造的現象である経済的弱者、中小生コン業界と従事する労働者を救わんがため、協同組合の充実、生コン労働者の固い団結を軸に業界総体に影響を与え、労働者の生活維持改善を目指し、先進的な役割を一身に担いながら活動に専念してきた。
経済の動向、産業・企業の盛衰に左右されがちな労働運動の中にあって、いかなる環境の是非にも前途を阻まれない自立的労働運動に向けた構想と実践は、広く産業界・業界・労働運動の現在、未来を支える実態を作るに至った。
関西生コン支部の運動こそは、苦難にあえぐ労働運動の中にあって光明をあたえる運動であり、労働者階級にとって貴重な存在であり、期待の星であった。
今回の大弾圧はこれに恐れをなした反動勢力の目途なき攻撃である。
マスコミなどを通じて、労働組合の階級的使命としての中小企業への連帯を「背任」として、さらに弾圧を強めんとする狙いが伺える。資本主義経済が自らの力で果たせぬ構造的弱者・中小企業の苦境を乗り切るため、多くの同志の存在する業界・企業を激励する労働組合の行為に汚名を浴びせて、中小企業と労働者をひたすら困惑の奈落に突き落とし、弾圧に導かんとするのは、もはや自由と民主主義の冠さえも忘れ去った大資本・権力の醜い野望そのものである。
さらに、今回の大弾圧には、自衛隊のイラク派兵から有事立法制定、教育基本法・憲法改悪につきすすむ小泉政権と財界の本質を鮮明に示している。「戦争のできる国」をつくるために、労働者の団結を破壊し、闘う労働組合を根絶しようというのだ。
我々は正義の名において、かかる不当な弾圧、労働者階級の現在、未来の破綻につながる狙いを座視することはできない。
長年に亘って培った闘う労働組合の固い団結と連帯行動によって、敵の狙いを打破し、長期勾留の同志奪還を実現し、無罪獲得を実現させよう!
2005年3月12日
全国金属機械労働組合港合同・国鉄千葉動力車労働組合の声明PDF5KB
抗議署名賛同の要請(団体署名)PDF10KB
抗議署名賛同の要請(個人署名)PDF10KB
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