DC通信No.47
韓国の労働者の闘い04・8月 国際連帯委員会 |
韓国の労働者の闘い(8月)動労千葉国際連帯委員会●韓国:鉄道庁、安全点検縮小、人員削減推進(毎日労働ニュース8月27日付) 400名解雇の危機…鉄道労組「一方的定員調整反対」 鉄道庁が、来年の鉄道公社への転換を前に、経営合理化を掲げて定員を400名近く調整するとした計画に対し、鉄道労組が「国民の安全にかかわる安全点検を縮小し、一方的に人員を削減するなどあってはならないこと」と強く反発している。 ●韓国:鉄道労組「特別団体協約交渉、9月から」(毎日労働ニュース8月30日付) 公社職員転換者の雇用安定など要求案確定…職級間差別撤廃、解雇者復職も 鉄道労組が、公社職員に転換した者の雇用安定保障、賃金体系変化、解雇者復職などを核心とする、鉄道公社転換に向けた「特別団体協約要求案」を確定した。 ●鉄道解雇者、ソウル駅テントろう城目(毎日労働ニュース8月9日付) 解雇者原職復帰、不足人員補充など要求
2004年鉄道労組特別団体協約闘争勝利と不足人員補充、解雇者原職復帰に向けた鉄道解雇者のソウル駅テントろう城が8月9日で20日目を迎えた。 鉄道解雇者原職復職闘争委員会(鉄解闘、キムグィヒョン代表)は7月19日からソウル駅広場で無期限テントろう城を行ってきた。 鉄解闘は「今回のテントろう城を通して、鉄道庁の4・20合意破棄と不足人員補充、解雇者原職復帰を全面的に押し出す予定」だと説明している。特に鉄解闘は「下半期特別団体協約の締結を前に、増員なしの勤務形態変更、鉄道事業法に基づく分割民営化推進など、鉄道庁の挑発が露骨化しており、鉄道労働者の本格的な闘争を支援する」としている。 現在、鉄道労使は、3組2交替勤務形態への変更(現在24時間2交替)、週5日制実施、年金および退職金問題などを含め、公務員に準じた現在の団体協約を、来年の公社化にともなう新たな団体協約に変更するための今年下半期特別団体協約交渉を前にしている。 このことに関連して、鉄道労組ソウル機関車乗務支部が鉄道庁の常務計画表変更に対し「増員なしの労働強化」だとして8月2日からソウル駅でテントろう城を行うなど、増員と勤務形態の変更をめぐる労使対立はすでに始まっている。 一方、94年の全地協〔全国地下鉄労組協議会〕ストの解雇者から昨年6月ストの解雇者までを含めて90名の鉄道解雇者でつくる鉄解闘は、原職復帰まで無期限ろう城を行う方針。
(写真:ソウル駅広場で座り込みをする鉄解闘のメンバー。横断幕には「原職復帰」、プラカードには「料金値上げ反対」) ●テグ地下鉄、スト長期化で事故あいつぐ(ハンギョレ8月2日20:19付) 2日、車輪から煙、市民不安/7月30日にはホーム停車位置を40センチ超え、ドア開かずテグ地下鉄のストが長期化していることにより、幹部および事務職員が列車の運行と点検を行っており、これによる事故が相次ぎ、市民の不安が高まっている。(後略) |