たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
生活防衛、反弾圧−国鉄闘争勝利、反戦−国際連帯
〇三春闘への総決起の訴え
全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合・港合同
国鉄千葉動力車労働組合
全国のたたかう労働者のみなさん!いま労働者にたいする極限的生活破壊が進行しています。 小泉政権は、「総合デフレ対策」と称して新たに数百万人にも及ぶ大失業攻撃をかけています。失業率が一気に上昇する情勢を迎えています。日本経団連は、「『春闘』から『春討』へ」と「春闘終焉−解体」宣言を発し、〇三春闘で「定昇廃止」−大幅な賃下げを強行しようとしています。
同時に政府は、首切り自由の「解雇ルール」の法制化、有期契約の拡大、裁量労働制の拡大などの労基法の大改悪、そして労働者派遣法改悪を今通常国会で成立させようとしています。首切りと不安定雇用化の攻撃そのものです。加えて、「配偶者特別控除廃止」ー大増税、年金制度の改悪、介護保険料の引き上げ、医療保険法の改悪も画策されています。
そしてNTT十一万人削減、郵政民営化、特殊法人の廃止・民営化、公務員「改革」など官民すべての労働者への全面的な生活破壊が進行しています。また憲法二八条の団結権−労働三権を根本から解体する攻撃と、それと一体の労働運動への治安弾圧が激化しています。
このような政府・資本の働く権利を奪い、賃金を大幅に切り下げ、生活破壊と同時に労働組合の団結権を否定する攻撃に対して、労働者の怒りは全国にうずまいています。組合を結成して闘いたい労働者も無数にいます。いまこそ労働者は、政府・資本にたいして労働者の生存権をかけた闘いに立ち上がるときです。世界の多くの労働者も数十万−数百万の規模で立ち上がっています。連合は事実上の春闘放棄を表明しましたが、大幅賃上げ、倒産・首切り、合理化反対、労基法−労働法制改悪阻止と職場の諸要求をかかげ、怒りの〇三春闘に立ち上がろう。
国鉄一〇四七名解雇撤回闘争は、「四党合意」が最終的に破産し、重大な転換点をむかえています。一〇四七名を先頭に、職場・生産点からJR資本を追い詰め解雇撤回を勝ち取る絶好のチャンスが到来しています。この国鉄闘争の前進に追い詰められた国家権力は、国労本部一部反動分子をそそのかし、国労闘争団、組合員を五・二七国労臨大における説得活動を口実に不当逮捕し、八名を起訴するという団結権侵害と国鉄闘争破壊の暴挙にうって出て来ました。私たち三組合は、この不当弾圧に抗議する「共同声明」を発し、早期釈放と無罪判決を勝ち取るための支援を訴えています。一〇四七名解雇撤回、五・二七臨大闘争弾圧粉砕に総決起しよう。
この大失業−生活破壊、そして国鉄闘争破壊と一体となって小泉政権は、憲法を無視して戦争を遂行するための有事立法三法案を今通常国会で強行しようとしています。またブッシュ政権は、イラク、北朝鮮侵略戦争を開始しようとしています。全世界を巻き込んだ戦争が始まっています。アメリカをはじめ全世界の労働者、そしてイスラム諸国人民は、反戦闘争に立ち上がっています。国際連帯をかかげイラク侵略戦争反対、有事立法阻止の反戦春闘に立ち上がろう。関西地区生コン支部は反戦ストの共同行動を呼びかけています。
労働者の団結した力こそ、生活を守り戦争を阻止し、社会をかえることができます。闘う春闘の再生をめざして、あらゆる職場、地域、産別から創意工夫をこらした闘いにたちあがろうではありませんか。またその闘いをもちより、より大きな力へとスクラムを結ぐ場として地域・産別で春闘行動を組織しよう。ともにたちあがることを訴えます。
二〇〇三年一月
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