休勤が年間2520日!!

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休勤が年間2520日!!
各運転職場では要員需給が逼迫!
3月ダイ改後の実態調査に関する団交で明らかに

「 ライフサイクル深度化」 第二次配転を阻止しよう!

 動労千葉は、8月19日以降、今年3月のダイ改後に実施した「行路別実態調査」に基づく各運転職場の問題点等について、千葉支社との団体交渉を行っている。19日及び20日には基本要求の部分に関する団交が行われた。

1人平均4日の休勤

 この間、各運転職場においては、休日勤務を前提として運転士を確保しなければ交番が回らないという状況に陥っている。
 こうした状況に踏まえて動労千葉は、各区の休勤の実績について解明を求め、千葉支社は次のとおり回答を行ってきた。

千葉支社 07年度の休日勤務には、千葉支社の運転士の場合、一人平均4日となっている。運転士数は、全体で630名程度である。各区の休日勤務の実績についてはばらつきもあり、この場では回答できない。
組合 一人平均4日ということは、年間2520日もの休日勤務が行われているということではないか。一日平均で言えば7人分だ。このような実態について千葉支社はどのように考えているのか。
千葉支社 昨年の休日勤務は減ってきている状況だ。休日勤務については、多いとも言えないし、少ないとも言えない。各区の厳しい要員状況は把握している。
組合 会社が、「多いとも、少ないとも言えない」という回答を行うこと自体問題だ。会社として休勤を少なくしようという姿勢が全くないということだ。

「 繁忙期」 の取扱い?

 こうした中で千葉支社は、今年8月の勤務について、「特休又は予備」となっている部分について、これまでは通常「特休」として処理してきた交番順序を、一律「予備」にするという取り扱いを行ってきた。これについては各区から生活設計も含めて問題が発生していることが指摘されてきた。
 今回の取り扱いについて千葉支社は、次のとおりの回答を行ってきた。

千葉支社 この間「夏季輸送」という考え方は止めてきたが、今年は、「繁忙期」の取り扱いとして「特休又は予備」の部分について、本社の判断として全社で「予備」に統一した。  8月は乗客が多く出る時季であり、何があっても対応できるようにしたいとの思いがあった。

「 ライフサイクル」 で出せる余裕はない!

 千葉支社は、今年6月には「ライフサイクルの深度化」の導入に伴い6名(習志野1名、千葉転2名、蘇我1名、京葉1名、鴨川1名)の運転士を輸送職の補充要員として駅への配転を強行した。
 しかし、運転士の要員需給は完全に逼迫し、運転士を他職の補充のために移動する余裕は全くないのだ。千葉支社回答でも明らかなように、昨年度の実績で2520日もの休日勤務を行うことでようやく運転士が確保されているのが現状だ。これは極めて深刻な事態だ。今年度に入ってからも「月30日以上の休勤が発生している」「休勤だらけで退職者の年休も認めようとしない」等の報告が職場から上がっている。
 各区の要員状況は下記の表のとおりだ。7区合計で11名しか運転士の余裕がないのだ。しかしこれは、表面上の数字で、実際には小集団活動や研修、怪我等により要員が裂かれるため、実際はほとんど余裕などない状況だ。

区 所 名
標準数
臨要員
現在員数
習志野運輸区
100
+1
千葉運転区
159
±0
蘇我運輸区
75
+3
〃 京葉派出
41
±0
木更津運輸区
52
+4
鴨川運輸区
43
+1
銚子運転区
86
+2

労働者の誇りを取り戻し、共に闘おう!

  こうした中で千葉支社は今年度中に「ライフサイクル」の第2次配転をを強行しようとしている。まともに要員も確保せず、運転士を「たらい回し」のように一方的に駅に配転する会社の姿勢を絶対に許すことはできない。
 一方、「平成採」の青年労働者を「ライフサイクル」で会社に売り渡し、それによって会社との関係を維持して生き残りを図ろうとするJR東労組こそ諸悪の根源だ。
 こんな腐りきったJR東労組と決別し、労働者としての誇りを取り戻すためにも動労千葉に結集しよう!

第37回動労千葉定期大会の開催について
と き 2008年9月28日(日)~29日(月)  
場 所 千葉市・DC会館 大会議室  
※反合・運転保安確立!組織強化・拡大!「ライフサイクル」第2次配転阻止へ、全力で傍聴に結集しよう!

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