「動労千葉を支援する会・千葉」結成総会かちとられる

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「動労千葉を支援する会・千葉」結成総会かちとられる
(4/29 DC会館)

参加者からこれからの展望を語る発言が相次いだ結成総会

 4月29日、「動労千葉を支援する会・千葉」がついに結成された。DC会館で開催された総会には、県内の労働者や動労千葉含め70人が参加し、これからの会の展望を語る活発な論議が行われた。
 冒頭、司会の運営委員から「これまでは、千葉に支援する会本部事務局があることもあり、独自に千葉で結成というところまで議論がされてこなかった。しかし、昨年の支援する会定期総会で『すべての地域で支援する会を立ち上げよう』という運動方針が提起され、08年の広島に続いて、新潟、静岡など、各地で会が結成されました。やはり地元千葉でも立ち上げなければという声が高まり、結成準備委員会をもって討議を重ね、今日に至った」経緯が報告された。
 連帯のあいさつが、東京西部の労働者、「裁判員制度はいらない!千葉県実行委員会」、三里塚反対同盟から行われた。
 東京西部の仲間は、「物販で、動労千葉のよびかける全国運動を呼びかけていく。われわれがどう闘うのかということを訴えていく。労働運動としてやりきろう。そして5月に西部支援する会を立ち上げる」ことを表明。
 裁判員制度はいらない!千葉県実行委」の仲間は、「千葉にまだ支援する会がなかったと聞いてビックリ。自分は動労千葉とのつきあいは40年以上になる。昨年、千葉で裁判員制度に反対する実行員会をたちあげた。こうした運動のなかで動労千葉の存在は大きい。運動の支えとなる存在だ」と支援する会の拡大をよびかけた。
 反対同盟からは宮本麻子さんが、「動労千葉とは車の両輪として労農連帯で闘ってきた。現地も緊迫している。支援する会と動労千葉とともに闘っていく」とあいさつ。

新たな国鉄闘争支援の全国運動を

 動労千葉から長田書記長が、昨秋からの検修業務外注化攻撃との闘いを報告し、この間の1047名闘争の「和解」について、分割・民営化に次ぐ労働運動潰しの大転換だと指摘した。「連合的な存在すら許さないような公務員労働運動の解体攻撃として、1047名闘争に敵の側から『決着』をつけようとするものだ。分割・民営化を認めるこんな『和解』を受け入れるならば、労働運動はますます弱体化していく。なんのために23年間闘ってきたのか。また、1047名の当該である動労千葉が完全に排除されており、逆に国鉄闘争を訴える唯一の勢力となろうとしている。今こそこの時代に通用する労働運動をつくっていこう」と、新たな国鉄闘争全国運動を開始することを訴えた。  

徹底して物販闘争にこだわろう

 続いて事務局から「動労千葉がよびかける分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する新たな全国運動を担い、千葉県内のあらゆる労働組合、労働者に拡げよう。動労千葉物販オルグに全力でとり組もう。具体的には、①動労千葉支援・連帯の闘い、②11月集会1万人結集へ、③会員拡大」、「とりわけ今夏の物販闘争が新たな全国運動の成否を決める。徹底して物販にこだわろう」と運動方針が提起され、討論が行われた。
 参加者から職場での闘いや会員拡大の展望、物販闘争に向けてこれまでの経験や決意が次々と述べられた。全国でも会員が最も多い千葉で全国運動の先頭に立っていこうというなかで会が結成されたことは決定的だ。終了後の交流会は、さらに意気上がるものとなった。

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