学生運動への弾圧を許すな!1200名が法大を包囲

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6・14~15連続闘争を闘いぬく!
学生運動への弾圧を許すな!
1200名が法大を包囲!

法大包囲デモの先頭に立つ動労千葉の部隊

 「6・14労働者総決起集会」の熱気もさめやらぬ翌15日、市ヶ谷駅近くの東郷公園には、法政大学による学生への弾圧粉砕に向けて1200名の労働者・市民・学生が結集した。
 法政大学では、この3年間で110名の学生が逮捕され、30名が起訴されるという、異様な弾圧が行われている。
 法大当局では、学生の立て看を一方的に撤去し、学内での集会やビラまき等、政治的な表現が一切禁止され、それに抗議して学内での自由、表現や集会の自由という極々当たり前のことを訴えた学生に対して、警察を導入して逮捕させるという言語道断の対応が行われた。今も12名が起訴・拘留され続けている。しかも、この弾圧はエスカレートして、暴処法(暴力行為等処罰に関する法律)が適用される事態にまで至っている。暴処法は、戦前、治安維持法とともに労働運動や小作争議を徹底的に弾圧するために作られた法律で、本来であれば治安維持法とともに廃止されていなければならない悪法だ。

学生も利益追求の手段とする新自由主義攻撃の本質

 大恐慌へと突入し、資本主義体制がガラガラと崩れ去る状況の中で、資本家・権力は、労働者への首切りと賃下げ攻撃を一層強めるとともに、戦争へと突き進もうとしている。そして、こうした情勢の中では、社会の変革を求めて闘う学生や労働者への治安弾圧が激化する。しかも、国鉄分割・民営化以降の新自由主義攻撃の中で、大学当局が学生まで利益追求の手段と市、「営業権」を振りかざし、それに異を唱えたものは容赦なく弾圧するという暴挙に出ている。
 こうした事態は、単に学生運動への弾圧というだけではなく、戦争へと向かう歴史的な転換点ととらえなければならない。
 こうした立場場から動労千葉は、「6・15反弾圧労学総決起集会」を呼びかけ、ともに闘いぬいてきた。
 6・15反弾圧労学総決起集会での田中委員長の発言(要旨)を掲載します。
 法大当局は、学生への不当な弾圧を止めろ! 警視庁は、学生を直ちに釈放しろ! 暴処法での起訴を粉砕し、拘留され続けている12名の学生を取り戻そう!

闘いへの連帯は、労働者の未来にとって極めて重要だ!
田中委員長の呼びかけ人代表あいさつ(要旨)

 大学の中で正しいことを訴えて起ち上がっている学生に対して法大が110名を逮捕させたことに激しい怒りを覚える。正義を生後として貫くことに心から感動するとともに、この闘いに連帯することは労働者の未来にとって極めて重要だ。
 暴処法で学生を起訴した。暴処法は、本来あってはならない悪法だ。治安維持法と一体で労働運動潰しに使われたものが、今も生き延びている。絶対に潰さなければならない。
 国鉄分割・民営化以降の新自由主義が、労働者をどれほどひどい状況にしたのか。その象徴が法大の現実だ。学ぶということは、人間が生きていくための真実を求める上で極めてじゅうようなことだ。
 一方、非正規労働者が世界中で18億人にのぼり、ワーキングプアへの怒りがわき上がるのは当たり前だ。
 この怒りに対して現れるのが国家暴力であり、法政大学の現状だ。
 こうした現実に対して、労働者が、「社会の主人公だ」として起ち上がり、闘いぬくことが絶対に求められている。そして、その先頭に、学生の仲間たちが起って、闘いぬいている。
 今の日本の現状を社会的に明らかにする出発点にするために、ともに闘いぬきましょう!

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