11月「東京―ソウル国際共同行動」 訪韓闘争報告

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歴史的闘いに応え日本労働運動復権を

11月12日の韓国・民衆総決起は100万人を大きく超える闘争となり、韓国民主労総を先頭とした歴史的な闘いとなった。動労千葉12名を先頭に、220名の動労千葉訪韓団はこの歴史的な闘争の渦中を民主労総ソウル本部の仲間とともに闘いぬいた。

12日、光化門前でデモ隊とエールを交換

◎ 11月12日

11月12日朝、動労千葉訪韓団の結団式が行われた。「歴史的な闘いの息吹に触れ、階級的労働運動を組織する不動の決意を持った220名のオルグ団となって日本に帰ろう」。動労千葉・田中委員長の激に、訪韓団は決意も新たに闘いの場へ移った。
民衆総決起に先立って行われた民主労総の労働者大会では、田中委員長が登壇し、220名を超える動労千葉訪韓団が参加していることが報告された。広場に溢れかえった民主労総の仲間たちは驚きと歓声をもって迎えてくれた。
夕方になり、デモに出発する。人波を縫いながら光化門に向かって進んだ。
これまで「光化門広場には入れない」としてきた警察権力は、巨大な結集を前に方針を転換せざるを得ず、光化門広場はパククネ退陣を求める大集会場となった。
動労千葉訪韓団のもとには周囲を進むデモ隊から次々と、「ありがとう」「パククネ退陣、安倍退陣」と声がかかる。国境を超えて共に反撃に立ち上がった連帯感が溢れていた。

13日、公共運輸労組の闘争現場を訪問

◎ 11月13日

13日、歴史的な闘争の興奮もさめやらぬ中、訪韓団は光化門セウォル号籠城現場や日本大使館少女像といった闘争現場に向かった。
清渓広場では、民主労総・公共運輸労組が籠城闘争を闘っている。「47日間ストをやっているのは、政府が成果年俸制を導入しようとしているから。公共機関は自分たちが儲けるためにあるのではない」と語ったチェジンスク副委員長。日本と同じ攻撃に対し、民主労総は総力で反撃に立ち上がっている。

◎ 11月14日

鉄道労組は、政府や会社の「成果年俸制反対のストは違法」という恫喝をはねのけ、無期限のストに立ち上がった。
スト49日を迎える中、鉄道労組ソウル地方本部の仲間と共に高揚高速車両支部の総決起集会に参加した。 400人を超える支部員が大きな歓声と拍手で迎えてくれた。この現場からの闘いがゼネストと100万人を超える歴史的な行動を生み出したのだ。

14日、鉄道労組の職場集会に参加

午後の理念交流会では、韓、日、米、独の代表者が提起。その後の懇親会を含め、日韓労働者の交流を深めることができた。
行動の全過程を通して、民主労総ソウル本部をはじめとした韓国の仲間たちは本当に暖かくわれわれを迎えてくれた。この思いと全世界労働者の先頭で闘う民主労総の闘いとの連帯を胸に、日本における労働運動復権の闘いにたちあがろう。

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