動労総連合第19回定期大会を開催 三大闘争方針を決定

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12月5日・6日、動労総連合は第19回定期大会をDC会館で開催した。
今年の定期大会は、大きな勝利を勝ちとった04春闘とイラク戦争参戦という状況の中で大きな展望を作り出した11月労働者集会等の闘いを総括し、今年度の総連合の三大闘争方針についての一致をかちとった。
第一に、動労総連合の未来をかけて、05年を組織強化・拡大闘争へ全組合員が総決起すること。
第二に、大反動をはねかえして、1047名闘争の勝利の展望をきりひらくこと、反合・運転保安闘争闘争の強化をかちとること。
第三に、05年を大失業と戦争の時代に立ち向かう労働者の国際連帯と労働運動の再生にむけた闘いを本格的に発展させること。
組織強化・拡大へ全組合員の総決起をかちとろう。

全体の討論で闘う方針を確立

定期大会は、国分副委員長の開会あいさつ、司会ではじまり議長に千葉の庄司君を選出し、議事が進められた。
スローガン案提起、中央執行委員長あいさつが行われた後、経過報告の一般経過報告、労働協約・協定締結報告、会計報告、会計監査報告が行われた。
04年度方針案、予算案が本部より提起され、質疑にはいっていった。
また、今大会で副委員長を退任し、顧問に就任する平岡副委員長から
「議員選挙でも草の根の闘いをやり抜き勝利することができた。これから顧問と言うことで行政のなかで、百万人署名の事務局長として、平和を求める闘いをつづけていく。労働運動の中心は、反合闘争を闘えるかどうかだ。総連合の一員として闘っていく」
とあいさつが行われた。
代議員、傍聴を含めて参加者全員から発言が行われ、出された意見に本部から答弁がされた。最後に君塚委員長の団結ガンバローで終了した。

出された主な意見

● 8・6ヒロシマをけん引。吹田機関区でのストは機関区全体のストと受け止められた。
関西支社はストを止めろという文書を出してきた。
● 広島で支社の安全対策室がポイント清掃作業中にビデオで隠し撮りをしていた。駅のサービス診断と合わせて本部情報をだし、申入れをだして抗議している。
● 水戸では11・7集会に平成採の決起を作り出すために上映会をやってきた。関連事業にいるが組織拡大のためになんとしても原職に戻らないとだめだ。
● 04春闘は職場生産点の闘いとして勝田電車区でストを闘った。
● 昇進、昇格の課題がある。2等級、3等級を何とかして突破しないと魅力ある組合にならない。
● 貨物ではこの冬ボーナスが1・81だった。低額回答、賃金格差をなくそう。
● ダイ改で湘南新宿ラインが増えたが東海道線での事故が高崎線にまで影響する。無理な列車設定ではないのか。
● 基地の統廃合が言われていて不安が広がっている。運転保安の闘いが重要。
● 05春闘は、運転保安を前面に線路陥没や信号機故障など危機感を持って闘いを。
● 千葉だけ外注化させない闘いをやってきた。原職復帰で六名が帰ってきた。職場の縮小には組織拡大しかない。
● 永年の問題である原職復帰へ、医適や運適を次回も受けられるように

君塚執行委員長あいさつ

この1年間のイラク戦争の継続は、資本主義の行き詰まりが戦争として現れたものだ。日本は翼賛状況になり、小泉は有事法案の成立から ついにイラク戦争に参戦した。しかし、怒りの声も噴出し、労働者の闘いがまき起こった。3・20の闘いは、動労総連合の提起が全体を獲得して闘われたもの だ。
04春闘のべ50日間の闘いは一定の成果をあげた。1047名闘争では、4・13の集会は、3党争団、争議団がまとまることによって勝利することがで き、労働運動の未来を開く闘いであることがはっきりした。11月労働者集会は、3600名が結集した。ILWU、韓国民主労総からも参加した。この闘いを 発展させなければならない。組織強化・拡大の闘いは、相手の矛盾のなかでその芽が広がっている。闘う中から新組合員を獲得しよう。第2の分割・民営化との 闘い、反合運転保安闘争を闘い1047闘争に勝利しよう。

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