会社が赤字だろうが黒字だろうが、労働者は生きなければならない。JR貨物年末手当 「1.48箇月」の超低額回答を弾劾する!

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JR貨物年末手当
「1.48箇月」の超低額回答を弾劾する!

JR貨物は11月12日、2015年年末手当に関して、

①基準内賃金×1・48箇月、

②支払日、12月7日

という回答を行った。
生活実態・組合要求とあまりにもかけ離れた超低額回答であり、断じて認めることはできない。16年連続のベアゼロ、それに続く期末手当の超低額回答は、我慢の限度を超えた生活破壊そのものだ。全国の貨物職場から怒りの声を巻き起こそう。
会社が赤字だろうが黒字だろうが、労働者は生きなければならない。日貨労は、鉄道事業部門の黒字化のために「汗を流し・血を流す」という。それは、己の自己保身のために組合員を資本に差し出すための大嘘だ。「貨物改革」のペテンを打ち砕こう!

闘いの原点に!

JR貨物発足当初の長期債務は、944億円。平成27年度中間決算における長期債務は、1688億8100万円。身に覚えのない借金を返すために働いているということだ。
JR北海道では赤字路線を廃止していくという。それとは対照的に、東日本・東海・西日本の3島旅客会社は、決算のたびごとに利益を更新し続けている。
その配当金は1%の資本家階級に還元され、現場では安全が崩壊し、非正規職化が進行している。今から30年前、「国鉄分割・民営化とは何だったのか」ということを根底から問い直さなければならない。
闘いの原点に立ち返ろう。第2の分割・民営化攻撃と闘い抜く、16春闘、次期ダイ改に向けて、今から闘いを開始しよう!

JR貨物期末手当の推移―
この20年間で期末手当が半減している!

『1995年』
夏季2.45+年末2.6  =年間5.05

『2000年』
夏季1.72+年末1.72 =年間3.44
『2001年』
夏季1.5 +年末1.5  =年間3・0

『2010年』
夏季1.58+年末1.62 =年間3.2
『2011年』
夏季1.63+年末1.57 =年間3.2
『2012年』
夏季1.61+年末1.59 =年間3.2
『2013年』
夏季1.1 +年末1.3  =年間2.4
『2014年』
夏季1.25+年末1.32 =年間2.57
『2015年』
夏季1.36+年末1.48 =年間2.84

ひどすぎる「賃金減額」

「日本において中高年層の賃金減額を実施している企業は34.5%に及ぶ(産労総合研究所調査、2009年10月)。現在はもう少し増えているかもしれない。基本給13・6%減、一時金22・8%減額を、55歳で実施している企業が多い。これはあくまでも平均である。
JR東日本では基本給10%以内の減額であるが、JR貨物は55歳で基本給が30%も減額される」
(月刊労働運動6月号から)

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