仕業・構内業務を外注化したのに、管理者等55人もの要員が増えている実体!

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矛盾に満ちた業務外注化ー強制出向を絶対に粉砕しよう!

昨年10月1日、検修・構内・派出業務の外注化によって大きな矛盾が生じている。それは業務をJR本体から切り離した(委託した)ため、CTSの本社・事業所に新たな管理者を配置することになったからだ。その実体は、プロパー社員の採用を除く全てがJRから出向で送り込まれているのだ。
しかも、業務と要員を丸ごとCTSに移行したJR本体は、業務量が減っているにもかかわらず管理者はそのままの数で残っているのだ。だから本来外注化しなければ必要としない要員がJRからCTSに送り込まれた結果として、純然たる要員増という形であらわれているのだ。
それと合わせてCTS本社の管理部門にも常務取締役1名を、総務部でも2名増の強化が行われている。また、運転車両部でもJR本社から学士が送り込まれ、プロパー社員の教育にあてるという念の入れようだ。

CTS本社・各事業所も含めて大幅な要員増の実体

 要員増の実体は以下の通り。
■昨年10月1か日ら今日まで
【CTS】
本 社 運転車両部+5、総務部+2
プロパー新規採用+19
幕 張 担当所長+1、作業責任者+8、転削要員+1
京 葉 作業責任者+4、仕業+3
津田沼 作業責任者+4、構内運転士+1
木更津 作業責任者+1

■「計画業務外注化」提案では、仕業・構内業務の全てを外注化するというのにJR側で以下の通り増員となる。
【JR】
幕 張 構内助役+3
京 葉 構内助役+1
習志野 構内助役+1

以上のように、合計すれば54人におよぶ。

外注化強行の狙いは、別会社化と転籍だー闘って粉砕を!

外注化された業務の作業を担当する要員は、今回提案された計画業務の要員を合わせても100名余りという状況だが、これに比して管理者を中心とした要員増は異常な数と言わなければならない。
人件費で見積もれば年間数億円にものぼることになる。ここまで経費をかけて外注化を強行する意味は何なのか。徹底してコスト削減を図るJRの意図は明白だ。将来的には検修部門をそっくり外注化(別会社)し、JRの正規職労働者から低賃金の労働者に置き換えてしまえば元は取れると踏んでいるのだ。
外注化は新自由主義の根幹をなす労働者に向けた攻撃だ。こうやって労働者が非正規職・低賃金へと突き落とされたのが現在の4割にも及ぶ非正規職化の実態だ。
10・1計画業務外注化阻止、外注化された業務と要員をJRに取り戻すために全力で闘いぬこう。そのために組織拡大闘争に総決起しよう。

計画業務の「10・1」実施阻止!組織拡大へ総力決起を!

 

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