「カーテンを下ろすのは運転士の判断」と確認!–運転士「背面監視」問題 団体交渉

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7月14日、動労千葉は「運転保安に関する緊急申し入れ」について、JR千葉支社と団体交渉を行った。一部乗客が乗務員を背面から撮影するなどの問題に対して、左記の3点の対策を確認した。

<3点の対策を確認>

①安全上支障がある場合、指令に連絡した上で、運転士の判断でカーテンを閉めても構わない。

②背面からの撮影を禁止する旨のステッカーを貼る等の対策を検討する。

③インターネット上の不適切な画像や映像に関しては、本社危機管理室が対応しており、今後も削除等を要請していく。

判断するのはあくまで運転士

組合 どういう状況ならカーテンを閉めていいとしているのか。

会社 安全に関わる恐れがある場合だ。こういう乗客がいるからと指令に報告してもらいたい。

組合 指令が判断するということか。

会社 現場で乗務しているのは乗務員であり、乗務員にしか分からないことがある。乗務員の判断になる。

組合 乗務員が「安全に関わる」と判断して閉めた場合、責任は問わないということでいいのか。

会社 事情は聞かせてもらうことになる。乗務員の判断が一般的なところと違えば、そこは話をする。

組合 それは嫌がらせだ。運転士が指令にまで報告してカーテンを閉めるというのはよっぽどのことだ。本当に安全を確保する気があるのか。

「安全のほうが重要」と確認

組合 撮影は「お客様サービス」というが安全とどちらが重要なのか。

会社 安全のほうが重いと考えている。

組合 カーテンを開けるのがサービスというのは間違いだ。安全こそが最大の「サービス」だ。カーテンを開けてミスを起こすほうが問題だ。

会社は責任を放棄するな!

会社 カーテンを閉める前に、停車駅で運転士から乗客に、「業務に差し障るのでやめてください」と話してもらいたい。それでも継続する場合は指令に報告してから閉めるようにしてほしい。

組合 それでは間違いなくトラブルになる。以前の団交では、指令に連絡すれば駅員が対応すると言っていた。

会社 乗務中にずっと対応できないことは承知している。その後は駅員を呼ぶなどすることになる。

組合 若い運転士は我慢してるのもたくさんいる。乗客が多ければ特定の人だけに話しをするのは無理だ。

会社 言い難いことはわかる。

組合 対応をすべて乗務員任せにするのは会社の責任放棄だ

乗務員を締め付けるな!

組合 支社が背面監視している。カーテンを開けているかのチェックを7月末までやると公然といった。

会社 乗務員を守るための取り組みであり、お客様目線で見ようということ。

組合 何が「乗務員を守る」だ。後ろから隠れて監視している。ただの締め付けだ。現場長が「肖像権はない」と発言した。その根拠は?

会社 一概にはいえない。風景や車両などの個人的な撮影もある。

組合 「撮影しているのは風景」だと運転士がどうやって見分けるのか。後ろに立たれるだけでプレッシャーになる。後ろからまったく見えないようにするしかない。

会社 まったく撮るなとはできない。ステッカーを貼る等の対策は、組合からの意見として検討する。

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会社は、「乗務員を守る」「安全が大切」といいながら、一方では締め付けの強化を進めている。
しかし、「乗務員の判断でカーテンを下ろす」ことや、「カーテンを開けることよりも安全が重要」であることを認めさせたことは闘いの前進だ。
乗務員の最大の使命は、安全に列車を運行させることだ。反合・運転保安闘争を強化し、乗務員への締め付けと事故責任の転嫁を打ち破ろう。

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