乗務員勤務制度改悪粉砕!8・25動労総連合総決起集会を開催

 8月25日、17時半から、千葉商工会議所の大ホールで「乗務員勤務制度改悪阻止!外注化粉砕!65歳まで働ける労働条件確立をめざす8・25動労総連合総決起集会」が、動労千葉、動労総連合組合員、支援の仲間など200名が結集し戦闘的にかちとられた。

主催者あいさつとして田中委員長は「闘いが大詰めを迎えている。今回の乗務員勤務制度改悪は改悪というより解体だ。それと一体であらゆる業務の別会社化・転籍へと突き進もうとしている。そして労働組合を解体し『労働組合のない会社』『労働組合のない社会』にして、憲法改悪と戦争に突き進もうとしている」と、今回の乗務員制度解体攻撃の本質を明らかにし、「動労総連合は30年間、国鉄分割・民営化攻撃と外注化と闘いぬいてき、改憲も分社化も押し止めてきた。この道を進まなければならない。そして勝てる。それを示したのが現場での闘いだ。CTS幕張事業所での職場代表選挙の勝利だ。労働組合は改憲と戦争は絶対許してはならない。今日の集会を出発点に動労総連合らしく闘いぬこう」と力強く訴えた。

 会社は乗務員勤務制度改悪提案について「手当の支給額は変わらない」としています。
 しかし、会社は「技術的には無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由はない」という考えです。今回の提案は、乗務員手当全廃の「枠組み」を作る重大な攻撃です。
 提案では深夜額A・Bと行先地手当は廃止(一般職の深夜早朝手当を支給)。乗務員特有の手当は時間額・キロ額だけになります。
 深夜額A・Bは、深夜帯の乗務に応じて支給される手当です。行先地手当は、乗務員勤務が労基法の特例的扱いで休憩時間が設定されない特殊な勤務だからこそ、労働時間でない部分も拘束していることに手当てを払う必要があるから設定されたものです。

職場からの闘いで乗務員手当廃止を阻止しよう

 こういった乗務員特有の手当てが廃止される一方、支社課員などの乗務員勤務でない者も定期列車に乗務することが提案されています。「乗務員は特別な職種ではない」「片手間でもできる仕事」という枠組みができれば、「なぜ時間額・キロ額だけ残っているのか」「一般的な職種手当で十分」と特殊勤務手当(乗務員手当)全廃へと進むことは間違いありません。
 会社は08年のライフサイクル制度導入過程から、特殊勤務手当(乗務員手当)廃止の意思を明らかにしてきました。その攻撃を現場からの抵抗で押し止め、これまで歯止めをかけてきたのです。乗務手当全廃、「乗務員」という考え方そのものの解体に行き着く提案がされている今だからこそ、職場から闘うことが必要です。ともに乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう。

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