労働学校通信

第W期No.03

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次回講座のお知らせ

   「活力と魅力溢れる日本をめざして」(奥田ビジョン)批判
 講師 中野 洋(労働者学習センター代表、動労千葉前委員長)
 今の資本攻勢を全面的に明らかにして、それと闘う労働運動の路線を提起する
7月17日(土)13時から・DC会館
*講座終了後の懇親会にも参加しましょう!

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労働学校通信 第3号 (2004.06.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

代表あいさつから
今日は私の講義でしたが、沖縄に行くので、島崎先生に今月と来月、現代の帝国主義というテーマで講義をしてもらいます。イラクでアメリカ帝国主義が侵略戦争を1年以上にわたって展開し、それを軸にして帝国主義の矛盾が全面的に爆発している状況の中でこのテーマは非常に今風であります。重要な講義なのでじっくり勉強していただきたい。
バグダット郊外にあるアルグレイブ刑務所で大変な、拷問、陵辱、言葉にできないようなことが行なわれていたことがメディアを通して全世界に発信されました。これは単に、アメリカ人がムスリムの人たちを差別しているということもあるでしょうが、やはり、帝国主義、資本主義が本来持っているものすごい非人間性、残虐性ということがある。資本主義というのは人間を労働力商品と化して、搾取することを通して成り立っている社会なわけですから、必然的にそうなると思います。
どこに価値観を見出すか
 年金法案、掛け金アップと給付減。ぼくはもう年金生活者ですから深刻です。そして、有事7法プラスACSAを中心とした3条約がたいした議論もなく国会を通過しようとしている。今こそ闘う労働者が登場するとき。3・20集会を非常に高く評価しています。この地平を絶対に低めてはならない。政治がどんなに悪くなっても労働者の闘いをつくればいい。国会でどうせ通っちゃうからとあきらめないで、膨大な労働者の決起で粉砕する。ここに最大の価値観を見出すべきです。
本気になって団結を固める
 で、今国会はどうなるかわかりませんが、7月の参院選で自民党が勝ったら、向こう3年間選挙ないですよ。その3年間で何が起こるのか。教育基本法の改悪、そして憲法改悪です。これは間違いない。
そういう状況を考えるとわれわれはのんびりとはしていられない。特に青年労働者は、本気になって団結を固めるということを覚えてほしい、そういう経験をして欲しい。仲間をつくり、みんなで集まって何かをやるということが非常に重要だと思っています。そういう点でも明日の沖縄での集会は重要です。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています

感想文紹介

の生活になじみのある内容で入りやすかった。ぜ食わせられなくなったの項では、資本主義の実態がよく説明されわかりやすかったです。生産過剰→設備過剰による対策→金融緩和による対策→バブルがはじけてどんな対策もうまくいかなかった。そして今度は労働組合を潰して労働者からの収奪があからさまにやられている現在がある、ということがわかりました。これから帝間の戦争しかないのかと思いましたが、世界革命であるとの講師の話でなるほどと思いました。

めて参加した。質問も多く、活発で良かった。(前半)だけでなく(後半)のレジュメも用意してほしかった。全体像をつかみたいし、次回、参加できない者もいると思うので。年表のようなものもついていれば、もっと理解しやすいレジュメになると思う。

近な例が多く、具体的でわかり易かったです。帝国主義のもとで労働者やその他の国の人々が犠牲になっている構造が少し見えてきました。自分の身の回りのことしか考えられていないなあと、自分自身感じました。
 それでは今後どうしていったらよいのか。そのヒントが次回も聞けるとのことですので、楽しみにしています。
歴史から学ぶのと、「今、起こっていること」の本質に気づくために、学校の授業をうけています。まだ初心者(あまり本を読んでいないので……)ですので、今回のようにわかりやすく、質問しやすい授業を今後も期待します。         

問がたくさん出て、よくわかっていなかった基本的なことから含めてわかりやすく説明してもらえ、戦後の経済の大きな流れが分かってよかったです。
 74−75年恐慌では、生産力が過剰になり、インフレの危機になり、そこで日本は財政支出と輸出拡大で生き残ろうとしたが、財政危機と日米の深刻な争闘戦を生み出した。許せないのは、この危機が日本でもアメリカでも労働者にたいする決定的な攻撃、米ではPATOCO?の航空管制官13000人の解雇などのレーガン政策や、中曽根の国鉄分割・民営化だったということ。冒頭に言われたとおり、これが帝国主義、資本主義の姿であり、本質なのだと感じました。
 今はその時代よりもっとひどい。奥田が「生命保険は身分不相応」「消費税増税や医療費負担の軽減言うのは異星人」などと言って売上が落ちているのに利益が上がる(労働者のリストラで)ような状況を生み出している。
 このような資本主義は、もう体制として崩壊している。次回、帝国主義は、ではなぜぶつかり合うのか、というテーマということで、さらにつかんでいきたいと思います。

本家の好き勝手に経済、歴史を動かされ、常に労働者が、そして現在の自分たちも痛みを押しつけられていることに強い怒りを感じます。本当に労働者階級が資本のもつ財産、生産手段を自分たちのものにしなければならないと感じました。
 一方で帝国主義という言い方をしたときに、職場のことを結びつけようとすると、なかなかイメージが湧いてこないところもあり、復習しながら自分の職場はどうかというところを考えたいと思います。

年ぶりで学習会に参加して、若返っているのには驚いています。これまで歩んできた労働運動を再認識すると共に、戦時下の労働運動、マルクス主義を基本に戻って勉強したいと思います。

<喫煙(タバコ)について>
バコ分煙ありがとうございます。この分煙をさらに完全分煙→禁煙とすすめて下さい。〈タバコ一口メモ〉現在世界でタバコが原因で毎年400万人が死に、2030年には1000万人が死ぬと予想されています。タバコは現在予防できる最大の死因です。この状況(何百万も死ぬ)は「タバコ戦争」と呼ばれています。

物内禁煙を早速実行して頂きありがとうございます。前回は労働運動などに意欲的にとりくんでいる人たちの集まりなのに、なんで他人の健康を奪うことに関して鈍感でいられるのだろうと、とても驚きましたが、素早い対応で、さすがと思いました。

<事務局から>
 次回講義は、労働者学習センター・ブックレット「現代の資本主義」をつかいますので、忘れずに。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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