労働学校通信

第V期No.05

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次回基礎講座のお知らせ

資本主義とはどういう社会か
賃金と搾取の仕組み
講師:鎌倉 孝夫
(埼玉大学名誉教授・東日本国際大学教員)
8月16日(土)13時〜DC会館
*講座修了後の「懇親会」にもぜひ参加しましょう!( 会 費 1 0 0 0 円 )

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労働学校通信 第5号 (2003.08.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

代表あいさつ

 

今日は「社会主義と戦争」というテーマの二回目の講座ということになります。第一次世界大戦の突入過程で、レーニンが明らかにした、「社会主義と戦争」という論文をもとに、「戦争という事態に対して労働者はどういう立場をとるべきか」ということを学習しているわけです。
 21世紀に入ってから世界も日本も、戦争情勢に突入しているということを考えると、今日の講座は非常に重要な意味をもっています。労働者としての基本的・原則的立場をぜひつかんでいただきたいと思います。

団結するための心棒に

 有事立法という戦争をやるための法律が出来ました。世の中はどんどん反動化してゆきます。排外主義のオンパレード、治安弾圧、労働者を分断する攻撃がどんどん強まるでしょう。大失業−リストラ攻撃も強まります。全部の攻撃が激化する。しかし、その攻撃の激化は労働者が団結する条件をどんどんつくってくれているということです。
 そのためにはどこかに団結するための心棒がなければいけない。その心棒に動労千葉はなりたいと思っています。今日受講されている皆さんもそういう存在になっていただきたい。そのことが唯一、戦争を阻止し、世の中を変えていく大きな原動力になると思います。
やれば出来ます。動労千葉も「インターナショナル」と言えるような存在になりました。皆さんもぜひ、国際的な力で今の戦争と反動をうち砕いていく、そういう闘いの一翼を担っていただきたい。

勝負は11月労働者集会

敵は緻密に計画を立てて、そのもとに様々な攻撃を仕掛けてきます。それにたいしてわれわれは何で対抗するのか。敵の最大の狙いは、労働者をバラバラにする、寸断する−団結させないということです。ですから逆に言えば労働者が団結すればいいんですね。ことは簡単なんです。
だけどこの簡単なことがなかなかうまく行かない。労働者の大団結をかちとるために、動労千葉と港合同、関西生コンが呼びかける11月労働者集会を本当に成功させる、それを基盤に反撃を開始する。これが僕は勝負所だと思います。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

感想文紹介

和見主義は単に「何人かの人を裏切る」ことになるからダメだと思っていました。でも違う!もっと悪だとわかりました。何人かの人ではなく、そこに結集する全ての労働者を裏切ります。なおかつ、本当の敵、問題の本質との対決を消すので、戦争をとめられない。だから侵略される国の民衆をも裏切っている。それが日和見主義だとわかりました。だから私達の進むべき道はただ一つ!
 差別・排外主義をつくり出し、戦争なくしては生き残ることが出来ない帝国主義をつぶそう!しかも「それしか私たちの未来がない」ことをみんなに知らせよう!転向は今を食いつないでも、明日の生きる道を断つだけなんだとわかりました。
 労働運動が本気じゃなければ、戦争を止める力を持つことはできない……戦争を本気で止めようと思ったら、労働運動を本気で闘うしかない、というのも、よくわかりました。「戦争イヤだ……でもどうしたら?何で戦争なんかするんだろう?」と苦しんでいる人達に、教えようと思いました。戦争が起きる仕組みがわかれば、向けるべき怒りも、私のこぶしの向う先もわかると思います。
 日本共産党の人が、“帝国主義戦争を内乱へ!”という言葉を嫌っています。私が「もう革命するしか戦争を止められないね」と言ったときに「『帝国主義戦争を内乱へ!』っていう意味?トロツキストなの?暴力はいかなる時でもダメだよ。新たな憎しみを生むだけだよ」と反論してくるのです。私たちが戦争を止めるために、差別と抑圧を終らせるために本気で闘うとき、それを「暴力だ」と言うのは、抑圧・支配する側の論理だと思います。日本共産党の人にわかりやすく伝えたいと思いました。

回の講義で戦争へ向う流れみたいなことがよくわかりました。現在、世界経済が低迷している中で、資本主義(帝国主義)体制が行き詰まり存続するために躍起になっていることがわかりました。日本も法律を改悪したり、情報を操作して、世論をダマして、戦争の準備をしていることもわかりました。
 みんな頭の中では戦争が破壊と悲しみしか生まず、反対はしますが、今回の講義では帝国主義と反戦を闘うには、労働者(労働運動)が団結して資本に勝たなければならないことが、勉強になりましたし、また、自らの行動をふり返り、反省もしなければと思いました。

争の階級的性格=帝国主義戦争であることをはっきりさせることが重要であるというのは、今も昔も本当にその通りだと思います。そのためにマルクス主義、帝国主義論が武器になると思いました。
 労働運動と戦争の問題、資本に対する態度と、戦争に対する態度の一体性について、今回一番はっきりしたことでした。
 世界戦争の時代だからこそ、動労千葉の労働運動=階級的労働運動で闘おう、これを拡大していこう、11月労働者集会の大結集で勝負しよう、というのが非常に鮮明になりました。
 その中で学生が反戦闘争を闘い、労働運動に連帯していくことの重要性も鮮明になりました。
 なぜ「社会主義と戦争」というタイトルになっているのかと考えたのですが、帝国主義戦争への突入はその現実性の問題として、労働者階級の任務としても立場としても、社会主義ということが問題になるから、ということでしょうか。なぜ「社戦」というタイトルになっているのかということについて、話を聞いてみたい気もした。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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