労働学校通信

第�V期No.02

第�V期労働学校基礎編・開校

　４月１９日、第３期労働学校・基礎編が開校しました。開校式あいさつで、労働者学習センター・中野代表から基礎編を学ぶにあたってのポイントが話されました。

第３土曜日は必ずやります

　労働学校は第３期目を迎えました。第１期目が2001年２１世紀に入ってすぐ始めました。アメリカで「９・11ゲリラ」が爆発し、アフガニスタンに戦争を開始するという中で第１期が行われました。第２期はそれに引き続いてイラクに対して侵略戦争が開始された、現在は北朝鮮に向けて何が起こるかわからない動きの中で第３期目が始まりました。
　この労働学校はどんなことがあろうとも第３土曜日は必ずやるということをモットーとしています。どういうことがあろうがぜひ参加していただきたい。

マルクス主義の学習をする

　労働者の側が敵の攻撃をちゃんと見抜いて、立ち向うための戦略・戦術をつくりだすためには、並々ならぬ学習をしなければいけない。そうしないと相手に勝つことはできません。
　労働学校というのは皆さん方に知識を与えるためにやるのではなく、労働者が団結して闘うための武器を提供するために行なわれます。したがいましてこの労働学校はマルクス主義の学習をやります。
　マルクスというのは、労働者階級こそが資本主義を倒して、人々が幸せになる社会をつくる事ができる力をもった唯一の階級であることを、歴史上初めて見つけた人です。

大きなつとめ

第１期・第２期卒業生がいたるところで非常に頑張り始めています。そういう力が今の日本の労働運動を大きく変えると思います。本当に闘う労働運動、労働組合をつくりだしていくことが皆さんの大きなつとめ、仕事です。
闘うために、あいつらを有無をもいわせずにやっ
つけるために俺たちはここに来たんだ、私たちはここにきたんだという立場に立って、１年間終ったら、俺少し変わったよ、私少し変わったよというようにしていきたいということをお願いして、第３期労働学校の開校にあたってのあいさつに代えたいと思います。１年間頑張りましょう

ひとりは万人のために　万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪（受講生の声）

◎感想文紹介

長い時間の講演ありがとうございました。ソ連解体（一国社会主義の崩壊）について、自分たちさえよければよい「動労革マル」のようなもの、と喝破された部分はさすが！と思いました。（やや乱暴ではあると思いますが）
　難しい内容ではありましたが、帝国主義こそ本当に戦争の時代（戦争主義）とも言える社会体制なのだなと思います。
　また冒頭の話の中で、世界の中で米軍の中で「帝国主義」という言葉が当たり前のように使われているという話をされていました。日本の中でこれが「死語」に近いのは、いったいなぜなのでしょうか。
　それから「アメリカ体制が万全であり、強固だから他国へ侵略戦争をする」という誤ったとらえ方をマスコミなどではしがちです。アメリカ帝国主義が崩壊過程に入る、あるいは日帝が崩壊過程に入るとはどういうことなのか。この部分をもう少していねい教えていただければと思います。
　「帝国主義は永遠に続く」という呪縛から私自身を含めて多くの人民を解放していくためには、「危機」の中身をより詳しく教えてください。
　他に質問として、�@最大の産油国サウジアラビア国内は今どうなっているのでしょうか。サウジアラビア人民が見えていません。
　�Aイラク→北部→シリアと戦禍、戦域は拡大していきますが、その後はどうなるかと思いますか？
　「戦争は革命によってしか終らない」という言葉はさすがです。よくわかりました。すっきりしました。
　今後の希望−「革命によって帝国主義を打倒する」←ここまでは人に話しができるのですが、その次のわれわれのめざす社会、プロレタリア独裁による共産主義社会についてうまくイメージできず、人に話しができません。「経哲草稿」では疎外からの解放が言われていますが、共産主義社会のイメージなど、時間がありましたら豊に教えてください。スターリン主義の実態と悪宣伝を粉砕していくために必要です。

今まで日帝とか米帝という言葉がピンと来なかった。でも少し理解できたかも知れない。また、このままでは世界戦争が始まっていくことが考えられる状況なので、有事法制、戦争反対がもっと広がっていかなければならないと思う。
　まだ現代社会の中のマルクス主義とかがよくわからないが、一年間の労働学校で学んでいきたい。
　イラクの後、イランも米帝は攻撃するのだろうか。小泉の支持率がなぜ上がったのか。北朝鮮の武力行使に日本の支持が半数近くあるのはなぜなんだろう。

今日から１年間の労働学校が始まった。この労働学校で学ぶべき課題として、マルクス主義を論理的に学習し、これを職場で生きたものとして実践していくことだと課題をうけた。
　今日の講義では、帝国主義とは今のイラク戦争だということがわかったような気がする。アメリカの没落ということも、よくわかった。帝国主義が戦争を始める過程もある程度理解できたような気がする。
　わかりやすい内容でよかったと思う。次回を楽しみにまた受講させていただきます。

僕は貯金もないし、株なんて買ったことない。ご飯を食べるのにはお金を払う。今日の講義を聞いて、「お金ってなんだろう？」とわからなくなりました。株が上がるってどういうことですが？お金は金だと先生は言ってたけど、金なんか持っていても何の使い道もないと思うんだけど。アメリカも日本も借金があるそうですが、誰から借金をしているのですか？
　ソ連が新社会建設の意欲をつぶしたと書いてありますが、どういうことですか？
　労働者って何ですか？労働者でもなく資本家でもない人は何と呼ぶのですか？第３次世界大戦になるのはやめさせなければならないと思うのですが、どうすればよいのでしょうか？僕は世界中の人達が軍隊も兵器もなくせばよいと思います。

労働者学習センター事務局
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